ふくしまを思う男たちで「100年続くエンターテインメントをつくる」ことを公言し、2013年から活動してきた『ロメオパラディッソ』です！ 2017年12月2日(土)３日(日)の２日間、福島県教育会館にて【ロメオパラディッソ4th『WARAJI BOYS〜オレたちの一番熱い夏〜』】を開催します！

僕らにやらせてください、福島で。

2017/10/02 23:56

こんにちは、キャストリーダーのアニマルこと菊田亜仁丸と申します！

ロメオパラディッソは震災後の福島を元気にしたく立ち上がった団体です。

皆さんもご存知の通り福島は震災、原発事故以降、暗い悲しいニュースが沢山ありました。

放射線問題、原発廃炉、風評被害、避難者いじめ等の問題。

当然ながら、みんなそんなこと言われる為に福島に産まれ育ち、この街で生きてきたわけじゃありません。ただ一生懸命に、みんなと同じように生きてきただけです。

何も悪いことなんかしていないのに、『福島』というだけで、隠したい気持ちや、後ろめたい気持ち、他の県の人からどんなこと思われているんだろう…という想いを抱えながら生きています。

つい最近も東北六県から福島を外された東北五県で物産展が開催されたいたという
ニュースを耳にしました。

もちろん、そんな風評お構い無しに福島を応援してくださる方も沢山いますが、それを上回るほどの福島の原発、放射能に関する悲しいニュースを見たとき、福島と一緒に生きてきた罪もない人々が心を痛めることが沢山あります。

震災から6年、福島に住む我々からすれば原発・放射能問題は現在進行中の話です。日々当たり前のように原発での作業状況、各地の放射線量がローカルニュースで流れています。ですが、県外の方からするともう過ぎた出来事に見えてしまうと思います。

当然私たちも他の地域で起きた災害の復興状況を全て知っている訳では無いので、福島の事を忘れられても仕方のない事だと思います。

だからこそ、『地元の人間』が諦めてはいけません。

声を上げ続ける事、アクションを起こし続ける事、この街のことを叫び続ける事を。

県外に出れば、福島＝原発のネガティブイメージが強く、極端な話、福島はもう終わった。と思われていることもあるようです。

そんな中、動画サイトで有名な曲に合わせ福島の人が楽しそうに踊っている動画見て世界中の人が驚いたと聞きました。

最悪な出来事を経験した我々には、楽しそうに歌い踊るだけでも世界を驚かす力があったということになります。これは福島に住む我々にしかできないことです。

他の地域の皆様も、『自分たちの故郷は最高だ』と思えることが沢山あると思います。福島ももちろんそうです。

世界一の安全基準をクリアした美味しい果物も、地元の人が愛する美しい景色も、綺麗な花の咲く場所も、空気が美味しいことも、人が優しいことも。

この街で産まれ育ち生きて来た我々は福島という街をとても誇りに想っています。

この揺るぎない郷土愛や、故郷を背負うということを、子ども達にも伝える義務があると思っています。

そして福島で、福島を背負って生きていく人たちに、少しでも明るい気持ちになってもらいたい、一瞬でも楽しい気分になってもらいたい。そして、応援してくれた全ての人に感謝の気持ちと、『今の福島』を表現したい、と思い活動をしています。

福島＝原発事故の街。というネガティブなだけのイメージを払拭するために、福島で頑張る全ての人たちが報われる事を祈り、どんなことを言われようと、どんなに忙しくても辛くても、苦しくても、仕事しながらでも、学校に行きながらでも、前に進むことが怖くなってきても、我々は福島で、福島の人の為に、この活動を諦めるわけにはいきません。