ふくしまを思う男たちで「100年続くエンターテインメントをつくる」ことを公言し、2013年から活動してきた『ロメオパラディッソ』です！ 2017年12月2日(土)３日(日)の２日間、福島県教育会館にて【ロメオパラディッソ4th『WARAJI BOYS〜オレたちの一番熱い夏〜』】を開催します！

ロメオに俺が居る理由

2017/10/18 00:33

ロメオのムービー担当、アツシです。

俺はキャスト内で唯一、福島出身でも在住でもありません。福島に親族や知人、友人が居たわけでもありません。
ぶっちゃけ、あの東日本大震災、原発のニュースを聞くまで、どこにあるかもよくわかっていなかったくらいです。
「じゃあ、何でロメオに？」
当然、聞かれます。

ーー簡単にではありますが、お話させて下さい。本当はもっと色々伝えたいことはあるのですが、長く、上手くまとめられないので、一先ず。

きっかけは、職場の同期であり、ロメオのキャストでもある、とある男でした。

はじめは単純に、この男から「観に来てくれ」と誘われ、1stを観に行き「ツッコミどころはいっぱいあるけど、なんかスゲェーな」と興味が湧き。
この男を通じて一部のキャストと話すタイミングがあり、「いい奴らだし、面白い」と少しロメオの魅力が分かり。
次第に、この男からロメオの良い所、正直、ダメな部分も聞きながら「だったら、もっとこうしたら？」と、ふたりで話し合うようになり。
「せっかく個々はスゲェー奴らなのに、もったいない」
「どうしたら、もっと活かせるんだろう」
「どうしたら、もっと福島を盛り上げられる？」と、
第三者目線のはずが、いつの間にか、何故か当事者目線になっていく自分が居て。

3rdから一年間（実際は何もしていなかったわけではありませんが）動きがなかったロメオに対し、その男に俺は「100年続くエンターテイメント集団じゃなかったのか？ 1人でも名乗りつづけてさえいれば、存在自体は100年続くかもしれないけど」「 “福島を盛り上げる”んじゃなかったのか？このままじゃ“福島で盛り上がった”だけだよ」と偉そうに言い放ちました。
動いてほしいが故に。

やがて、その男が東京支部を立ち上げた時「動画を作りたい。一緒にやらない？」と
声をかけられ、参加を決意………

したものの、動画を作っていくうち、「どうせならステージに上がりたい」という想いが先行して強くなってしまっていた俺は、一年前の『わらじまつり』の夜、当時のリーダーに「自分の事しか考えていない。福島に対する気持ちが無い」「ロメオに要らない」とブッた切られました。

悔しかった。
けど嬉しかった。
見えなくなっていたロメオの根っこの部分を改めて聞けたから。

だからこそ、それでも俺は俺にできることで力になれるなら、と参加申込書を提出し、色々あって、あの夜から一年後、今年の『わらじまつり』ではステージに上がらせてもらっただけでなく、『わらじ競争』でもいっしょに走らせてもらい、そして今、その『わらじ競争』をテーマにした4th公演に向けて、キャストとして、動いています。

（南相馬の37Cafeさんにて絵本の読み聞かせイベントにも参加）