2021/10/16 11:00

ご覧いただきありがとうございます!
今回は、風の村のアール・ブリュット活動の3年間の記録についてご紹介します♪

2018年_アール・ブリュット勉強会

2018年11月6日 こまちだたまおさんをお迎えして勉強会を開催するところから始まりました。
勉強会には障がい者事業所、高齢者事業所、保育園など多方面の職員が参加。障がい者の事業所に限らず、取り組みが可能であるとともに、非常に面白い活動になるのではないかと感じることができました。

2019年_「モデル事業」スタート

そして、2019年4月。保育園と2つの障がい児者の事業所で「モデル事業」が始まりました。 当時の記録では、「専門家と一緒に行う活動は、5歳児にとって誇らしいという思いが大きく膨らむ時間であり、それゆえに個々の表現も個性を発揮できたと感じています。(保育園)」「教えていただくほどに深みが分かってきました。(重心通所さくら)」「思っていた以上に良い手ごたえを感じました。これはぜひぜひ次年度以降も継続したいと考えています。(とんぼ舎さくら)」 といった振り返りがありました。

3事業所は、創造の場を積極的に提供し、活動を心待ちにする利用者・子どもの姿も見られていました。これらの事業所では、対象者を広げること、創作の場を作ることがまだ途中であること、幅広い制作経験の提供など、いずれも2年目の継続を希望していたため、2020年度も引き続き実施することになりました。

2020年_コロナ禍での活動

2020年度からは今回の「アール・ブリュット展」にも出展するあかとんぼ飯野も加わり、4事業所でアール・ブリュット活動をしています。2020年はコロナの影響もありましたが、こまちださんのご指導・ご協力を賜り、事業所によって、例えば緊急事態宣言でお休みになった回を別の月に実施したり、「通常を守る」ということに留意して、体調管理に気を付けながら実施したり…といった形で活動をしました。

保育園では保護者の方と一緒にアートの体験をしていただける「親子教室」の実施、とんぼ舎ではタイルモザイクで看板の制作、野菜配達用のエコバッグの装飾…といった、新しい取り組みにもチャレンジしました。また、重心さくらやとんぼ舎では昨年度は参加していなかった方が参加し、楽しんでいた場面があったそうです。ある職員の記録には「アートは自由にというところから日頃の支援の中でも利用者さんに対してのびのびと支援をしなければいけないな…と感じることもできました」という振り返りもありました。

とんぼ舎で作った野菜配達用のエコバッグ(2020年)

2021年_「発表の場」

そして、2021年、かねてからの願いであった「発表の場を作る」ために、アール・ブリュット展を行うことになりました。準備も進んでおり、最近はいよいよ作品の額装がはじまりました。
クラウドファンディングでいただいたみなさまからの応援のお気持ちとご寄付を使用して、展覧会が良いものになりますよう、尽力してまいります。

アール・ブリュット展は11月23日(火・祝)~28日(日)、佐倉市立美術館3階市民ギャラリーで行います。入場無料となっております。
あいにく会期中は隣接駐車場が工事のためご利用になることができませんので、少し離れた無料駐車場をご利用いただくか、お近くの有料駐車場をご利用いただくか、駅から10分ほど歩いていただくか…になりますが、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!

佐倉市立美術館アクセス

さて、クラウドファンディングも残り6日。
目標額にはまだまだ遠いですが、精一杯活動していきたいと思います。ご支援のほどよろしくお願いいたします。