2022/02/01 21:02

突然の火災から今日で1年です。去年の今頃の時間は、、、と思い出すのも辛い思いでいっぱいになります。

手探りの中、失望や希望を繰り返しながら、なんとかやってまいりました。

人の温かさに触れ、元気づけられ、繋がりに感謝しかない1年でした。

本日、1年前、消防に通報した時間にブログに住職からのご挨拶を掲載させていただきました。同文になりますが、こちらでご支援いただきました皆様にもお礼申し上げます。

【ご挨拶】

令和3年2月1日午後7時30分頃に瑞雲院庫裡の屋根裏より出火した火災から早いもので1年が経ちました。多くの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。

今朝もいつもと同じように朝のお勤めをいたしました。丸一年の節目ですので、この一年のお礼とこれからも無事に工事が進み、何事もなく再建できますようにとの願いを込めて、お勤めをいたしました。

あの日の火災の事を時間が経つにつれよく考えるようになりました。

先代、先々代の苦労を知り、人の温もりに感謝し、檀家さんとの繋がりのありがたさを身に沁みて感じる一年でした。

あの日、2月1日は、120年ぶりの2月2日節分の前日でした。節分の準備を整え、翌日の節分会を迎えるばかりにしておりました。

毎年、節分の日の午後5時から節分会の行事をしておりましたので、もし火災が1日ズレていたら、多くの檀信徒様とお参りの最中、屋根裏からの出火に気付かず燃え広がっていたらと想像するだけで身の震える思いです。

火災直後から、檀信徒の方々、近隣の方々、お寺関係の方々、友人、親戚等、多くの方に毎日のようにで片付けをお手伝いただき、本当に助けられました。

また、柳ヶ瀬幻まつり、奉納瓦、クラウドファンディングにも挑戦し、多くの方に応援、ご支援をいただき、大きな勇気をいただきました。

火災という大きな不幸に見舞われましたが、その経験から得たものも多くありました。

瑞雲院とご縁のある方々、私たち家族とご縁のある方々、この度の火事をきっかけに新たにご縁のできた方々に支えられ、手探りながら、この一年を乗り越えられたことに感謝いたします。

お寺の行事につきましても、例年より十分に執り行うことができませんでしたが、檀信徒の皆さまのご協力により、これまで以上に実りある一年であったと実感しております。

今後、まだまだ再建には時間がかかりますが、手探りの中、迷いながら皆さまと力を合わせて再建に向け精進してまいります。

これからもご迷惑、ご不便をおかけするとは思いますが、精一杯努めてまいりますので、ご理解、ご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。

           恒明 九拝