2021/10/26 21:17

プロジェクトリーダーの古屋です。

こちらの活動報告を毎日書かせて頂くのも、だんだんと日課になってまいりました。何時もは中々情報発信できないようなことも、こちらに書かせて頂ければと思います。

さて、本ページ内でもご紹介させて頂いております、マスタリングエンジニアとして参加させて頂いた2018ワールドカップの公式曲ですが、僕の人生を大きく変えてくれた一曲でもありました。それまでヒップホップの曲など扱ったことはなく、実はこの公式曲が初めての経験という、中々度胸のいる仕事でもありました。国際エンドーサーを務めさせて頂いている、SPL社のサーシャからの紹介だったのですが、一定の話が進んだのちに、コンペになるということでした。なんとなんとロンドンのアビーロードスタジオと、ニューヨークのスターリング、そして僕が三つ巴で競争し、最も良い作品に対してオフィシャルで仕事を出すというものです。

結果は僕がエンジニアとして指名頂いたのでコンペを落とせたのですが、この時は楽曲との相性が良かったのかと思います。勿論こういうコンペは負けることもありますので、時の運のようなものもあるかもしれません。そんな状況でしたが、それからというもの世界中からヒップホップやラップの楽曲が僕の下に届くようになり、今では得意分野になってしまいました(笑)。果敢に挑戦して行くというのは、思いもよらない結果や人生を与えてくれるものなのかもしれません。