2018/03/03 16:52

2/28〜3/2の3日間にわたり、コピスみよしにて行いましたレコーディングが、無事に全行程終了しました!

毎日報告をあげようと思ってましたが、全然そんな体力残ってませんでした(笑)なので長くなりますが記録として残しておこうと思います。

初日

まずは録音環境の調整をしつつ、B管でプチハールの「ソナタ」を。コピスみよしは前回オブローのレコーディングでも使わせていただいたので、懐かしいなーと思いながら気持ちよく吹かせていただきました。

続いてバスクラで「イナの歌」。最初座って吹こうと思ってたんですが、立奏の方が音が良かったのと、表現がしやすいので立ったまま吹くことにしました。

初日最後には小栗さんの「悲歌」を収録。独奏作品なので広いホールに一人きりという超贅沢空間で、作曲者の小栗さん監修の元、じっくり録らせていただきました。途中楽器トラブルに見舞われてちょっと焦りましたが、無事に終了!

 

2日目

この日は午前中から伊賀さんの「3種のクラリネットのためのトリプティーク」。1楽章エスクラ、2楽章バスクラ、3楽章バスクラ→B管→エスクラということで、頭をキッチリ切り替えながら収録。現場でどんどん楽譜が改変されていく、エキサイティングな雰囲気の中、素晴らしいテイクが録れました♪トークバックで伊賀さんの声が聞こえてくるのも、普段のスタジオ的な空気になってとてもやりやすかったです。が、ものすごい集中しまくったのでディレクションを担当してくださったCAFUAの福田さん含め、みんな疲労困憊に(笑)

夕方からガレゴの「スペイン民謡変奏曲」を録りましたが、この曲はエスクラもピアノも大変なことになっているので、精神的にも体力的にも限界に挑戦!という感じでした。結局中間部まで録って、後半は3日目に持ち越し。

 

最終日

朝からガレゴの続き。2人とも前日のダメージを引きずっていたので、僕の行きつけの接骨院に朝一で駆け込んでから、超ハイテンションで吹き切りました!

その後6000円以上のコースを選択してくださった方への特典CDRの録音へ。僕の自作曲、「霧雨の午後」をエスクラで録りました。自身のユニット、トリムルティのために2010年に書いたゆったりとした3拍子の曲なんですが、ピアノが大して弾けない僕の書いた極々シンプルなピアノ譜を大野真由子が見事な美音で弾いてくれています。

昼食を挟んで三浦さん同席の元、「Devastated Notes」を収録。曲目紹介の時は仮題でしたが、本題が決まりました。直訳すると「荒廃した音符」という意味になりますが、荒れすさんだ音色というところが表現するのに紙一重で、ややもすると汚いだけの音になってしまうので苦労しましたが、僕と三浦さんの共通項であるヘヴィメタ(笑)を介しての意思統一もあり、吼えまくったテイクが録れました。

そして最後にもう一曲自作曲を。自分の結婚式の際に愛妻へのプレゼントとして書いた「Eternity」をB管で録りました。ちなみに初演も今回同様大野真由子のピアノでした。今回の録音に携わってくださった全ての皆さんと、応援してくださった全ての皆さんに感謝の気持ちを込めて吹きました。録り終わった後の、今回完璧なバックアップで気持ち良く演奏できる環境を整えてくださったCAFUAの後藤さんの表情が忘れられません。心に届く演奏が出来たんだなと実感しました。

 

録り終えて

録音が全て終わった後、川越に仲間が集合してくれて、慰労会を開催してくれました。ホントに嬉しかったです。

今回、愛妻に背中を押されてソロのCDを作ることを決意してから、選曲、クラウドファンディング、日々の仕事の合間を縫っての練習、リハーサルと半年ぐらい駆け抜けた感がありますが、やってみて本当に良かったと思います。「これが渡邊一毅だ!」というCDが出来上がってくることでしょう。

本当に全ての皆様に感謝しかありません。ありがとうございました。

中でも多大な負担をかけた上、サポートしてくれた愛妻に最大級の感謝を。

CDの完成が、皆様にお届け出来る日が待ち遠しいです!