2022/03/10 09:10

今回の商品のネーミング「CHILLな夜に癒しを得る」を、なんか長い名前だなと思った方は多いのではないかと思います。

ただ、このネーミングには、ちょっとしたこだわりがあるので、今回はネーミングの裏話をお届けします。

■韻を踏もう!
今回の商品「CHILLな夜に癒しを得る」は、若者の間で流行っている「chill」という、リラックスした雰囲気がコンセプトになっています。

そのコンセプト誕生のきっかけとなったのが、学生が聞いている音楽でした。
普段どんな音楽を聴いているの?
という会話から「chill」という言葉がでてきました。

「chill」の語源となっているのが、Hip-Hop系の音楽で使われていた「chill out」という言葉です。クラブで踊り疲れた体をクールダウンするように、ゆっくりしたビートの音楽で体を休めることから、「chill系」という音楽表現が使われるようになりました。



40~50代の世代は、Hip-Hopといえばゴリゴリの攻撃的なラップのイメージを持つかと思いますが、今の若者のHip-Hopは非常におしゃれでスマートです。ラップの内容も日常を表現するようなものも多く、若者に人気のSNS Tik Tokなどでも、ごく普通の若者が普通に使っている音楽になっています。

ラップと言えば「韻を踏む」というイメージがありますから、「商品名でも韻を踏みたいね」という話になり、韻を踏むネーミングという発想になったのです。

■chillの「ル」で韻を踏む
コンセプトが「chill(チル)」なので、やはり商品名にも「chill」を使おうということから、韻を踏むのは「チル」の「ル」だね。ということを発端に、コンセプトに合う「ル」で終わる言葉を探し始めます。

そこで出てきたのが「夜」です。リラックスしてまったりするのも夜、お酒を飲むのも夜なので、「夜」を使おう!という話になり、最初に「chillい夜」というキーワードが生まれます。

ただ、これだけだと「韻を踏む」という印象が薄い。ちょっと短いのでは?
ということから、もう少し言葉をつなごうという話になります。

「chillい夜」にどうなるの?
どうせ言葉をつなぐらなら、商品イメージを盛り込んでみようとなります。

コンセプトを決める際に、「chill」のイメージとして語られていたのが「癒し」でした。
この「癒し」を使って韻を踏もう、という発想から「癒しを得る」がつながったのです。

音で表現すると「チナヨニイヤシヲエ」と、3回韻を踏んでいるんです。

■「chillい」が読みにくいぞ・・・
さて、そのようにして決まったネーミング、最初は「chillい夜に癒しを得る」でした。
ただ、「chillい」って、文字にすると読みにくいぞ・・・という問題が浮上します。

「チルい」とカタカナで表記することも考えました。しかし音楽の「chill」は、やはりアルファベット表記のイメージが強く、カタカナにするのは違和感がありました。

そこから「chiilい」ではなく「chillな」に変化したのです。
若者表現では「チルい」と表現されるのですが、そんな表記上の理由から、今回の商品名は「chillな」という表現になっているのです。

そして最終的にラベルデザインを仕上げる際に、吐息をイメージした背景に商品名を乗せてみると、「小文字より大文字のほうが、視認性が高い」ということから、最終的に「CHILLな夜に癒しを得る」という名前に決定したのでした。

ということで、今回はネーミングの裏話をお伝えしました。

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