2022/04/21 19:00

沼津ひものブランディング推進委員会石垣優子(加倉水産)です。


干物の街で《沼津ひものファン感謝デイ》開催!世界に誇る旨味食材の文化を繋げよう!

たくさんのご支援ありがとうございます。

本日は我々干物製造業が一丸となって取り組んでいる今回の事業への想いを知っていただきたくご紹介させていただきます。

長くなりますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです!



拝啓
沼津ひものファンの皆さま
 
私たち沼津のひもの屋は、古くから伝わる干物づくりの技術を発展させ、約50年ほど前から産業として開きの技術・塩汁での味付け・乾燥方法・急速冷凍、全ての製造工程を研鑚してきました。そして、美味しい干物をつくることに情熱をもち取り組んだ結果、沼津が日本一の干物の産地となりました。

刺身でも食べられるほど鮮度の良い素材を厳選し、丁寧に干物に仕上げ、最高の旨味を味わえる逸品をつくっていることに誇りをもっています。

しかし、奈良時代から続く日本の干物文化は、保存食という干物のイメージを固定させ、経済が発展するほどに、干物の価値を下げてしまいました。私たちもそれに合わせ、利益を削り安価で製造販売することに重きを置き、本来の誇りを見失ってしまっていたようです。
それが業界の衰退につながってしまいました。
消費者の皆さまに手の届きやすい価格で干物を食卓にお届けする事ももちろん大切なことですが、美味しい食をつくる誇りを見失ってはいけません。

刺身で食べられるほど鮮度の良い素材を使っているのに、干物に加工すると価値が下がる。何故でしょうか?
刺身こそ魚をもっとも美味しく食べる方法なのか… 私たちは、そうは思いません。

鮮度の良い魚を熟成させ、干物にする事で旨味(イノシン酸)が増大し、もっとも魚の旨味を味わえる食べ方こそ干物であると思っています。

現在は過去の保存食の機能はなく、魚の旨味を高め美味しく食べることを神髄にした逸品に進化しています。

ご飯の甘みと干物の塩味と旨味が相まってより美味しく味わえる食べ方
日本酒、ビール、ワイン、ウイスキーなどお酒との相乗効果でより旨味を味わえる食べ方
食が多様化してきた現代だからこそ、もう一度本来の干物の美味しさを見直すことが出来ると信じています。

そして、これから私たちは干物の新たな可能性を引き出し、今まで以上に干物を身近に感じてもらえるよう皆様の生活に寄り添い、楽しんで食べてもらえる形にも挑戦していきます。

今回のプロジェクトは、皆さまに本気の「沼津ひもの」のつくり手の想いを知って頂きたいと、沼津のひもの屋が世代を超えて立ち上がった初めての取り組みです。



「ひものの街、沼津」
私たちつくり手は、そう言って頂いてとても誇らしくうれしい時代を過ごしてきました。
時代が変わろうとしている今、ファンの皆さま、ファンだった皆さまに改めて感謝をし、これからファンになって頂く皆さまにも「ひものの街、沼津」と言って頂けるよう、干物の流通拠点・沼津魚市場で今できる事を始めます。

先代が築き上げた「沼津ひもの」の神髄を現代の私たちがしっかり引き継ぎ、さらには日本のみならず世界に向けて「沼津ひもの」を広めていきたいと思います。ニューヨークのマンハッタンでひもの定食が食べられていることを夢見て
   
 敬具


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このプロジェクトにご賛同いただき、拡散もしていただけると嬉しいです!

https://camp-fire.jp/projects/view/573046

支えてくださった皆様に感謝いたします。

皆様からの支援をひとつひとつ真摯に受け止め

「沼津ひもの」にとって新たな一歩となるようしっかりと頑張って参ります。

引き続きよろしくお願いいたします!