2022/07/02 11:55

応援してくださる皆さま、ありがとうございます!

コミュニケーションの向上を通じて、最終的には日本企業の世界進出を応援したい…と言うのが私の思いであることはお伝えしているかと思います。
ですが、それは殆どの日本人には関係ないこと…と思ってはいませんか?

イギリスから特殊スキルを習得するために様々な難関を経て来日した若い女性が居ました。
その方は3年間かけて、日本人でもなかなか得ることのない、日本古来の職人スキルを習得するために来ていたのですが…。
残念ながら1ヶ月で帰国してしまうことになりました。

ご本人は『言葉の壁』のせいで、周囲は「単純に彼女がわがままだから」このような結果になったと思っていますが、違います。

問題は完全に『文化の壁』であり、そのような壁は全て『コミュニケーション』で解決できたのです。

独立心の強い欧米人特有の言動を見て、伝統的な日本文化を守ることを使命とする日本人男性たちは彼女を「わがまま」と呼びました。
逆に、常に助け合い、勝手な行動をしない日本人男性たちを見て、イギリス人である彼女は「どうしてそのような言動を強要されるのか」と悩みました。

「ああ言えばこう言う」彼女を、日本人男性たちは「自分勝手だな」と感じ、
自分の主観を包み隠さず吐露する度に「勝手な憶測でものを言って私たちを侮辱しないでください」と叱られる彼女は疲弊していました。

言葉はもちろん、文化・在り方・感じ方の根本が違う者同士は『コミュニケーション』なしでは理解はおろか共存すら出来ないのです。

日本がグローバル化から遅れて行かないようにすると同時に、海外人材との共存も非常に重要です。
特に日本文化や伝統に惹かれて、少子化する日本人に代わって習得しようとする熱心な外国人も増えている中で、『コミュニケーション』が必須であることはご理解いただけるでしょうか。