2018/10/18 18:29

CAMPFIREでのクラウドファンディングをスタートして1週間が経過しました。
なんと、既に目標金額50万の69%・約34万円が集まってくれています。
支援・シェアをして下さる皆さまのお陰です。本当にありがとう御座います!!

 

ここでは何故UK製造でのレコードで作品をリリースしたいか。
本文に書ききれなかったレコードについての思いを書こうと思います。

 

レコードと触れ合うきっかけとなったのは
高校生の頃に偶然買って持っていたDEEP PURPLEの"MADE IN JAPAN"
当時はCDが全盛期で、数々の名盤が安く買えることから
ディスクユニオンなどの中古屋さんで頻繁にレコードを買っていました。
何かの拍子に改めてレコードで聴いたとき…
CDで何度も聴いていたアルバムだったのに、臨場感がまるで違う。
言うならば『知らない音が聞こえてくる』といったような感動に包まれました。

 

そしてロンドンへ行くのも、
今では本場のUK製レコードを買うためというのが大きな理由の1つとなっています。
特に60〜70年代のアーティスト作品の英国で製作された「UKファーストプレス」
と呼ばれるものに夢中です。
簡単にいえば彼らの作品の中で最初に製造されたもの。いわゆる『初版』です。
奇しくもレコードの再認識となったDEEP PURPLEの"MADE IN JAPAN"もファーストプレスで
この出会いは非常にラッキーでした。

 

レコードの最大の特徴の1つは「家や特定の場所でしか聴けない」ことです。
音楽鑑賞という言葉があるように、僕は音楽を聴くというのは
「作品と向き合う」ものだと思っています。
じっくりと音楽を聴く瞬間は、他に代え難い最高なひとときです。

 

僕はレコードが好きだし、何処で作られたか等の盤には拘りがありますが
実はオーディオシステムそのものは特別高価なものなどなく、
いうならばオークションで安価に集めたもののレベルの音響で音楽を聴いています。
ですが、レコードに針を落として再生をし始めた瞬間。
空間が変わるというか、部屋がクラブにも・ライヴハウスにも・イギリスにもなります。
想像力の冒険・タイムスリップができるのがレコードの魅力だと思っています。

 

レコードを聴くにはレコードプレイヤーが必要ですが
昨今のレコードブーム(イギリス・アメリカではレコードの販売数が毎年増加しています)
のお陰でプレイヤーも手軽な価格で入手でき、気軽にレコードライフを始められる時代です。
(この辺りは支援者特典にある【レコードのススメ】に書いていく予定です!)

 


(▲MAN - Be good to yourself at least once a day UKオリジナル盤)
レコードはジャケットも大きく、
アーティストが生み出した芸術を最も感じられるものだと思っています。
例えばこれこそ最たるもの。
イギリスはウェールズ出身の"MAN" 5枚目の作品。
絵柄も(また収録内容も)とてもポップで、
このアルバムを聴くときはいつもこの地図を眺めながらひと時を過ごします。

 


レコードはプレスする国により音が変化すると言われています。
人の手が介入するアナログな製作過程で、国の性格や仕事への精度が大きく影響するのです。
現在ヨーロッパ(EU)プレスの主力はチェコと言われており、
その大きな理由の1つはコストが安いという点です。
実際に今現在で世の中に出回っている殆どのレコードが”MADE IN EU”と記載されており、
UK産は殆ど見たことがありません。

 

UKでのレコード作製は物価も違うため費用が高いのは勿論、
送料も莫大に嵩むため販売額も上げざるを得ません。
ですがそのクオリティは現在も非常に高いと言われております。

 

LED ZEPPELINに憧れてUKの地へ降りてから4年…
ブリティッシュロックを生み出した土地で自らの作品の音を封じ込めたい。
憧れのUKプレスでアルバムを製作し、
これをきっかけにたくさんの人にレコードを楽しむ体験をして欲しいと思っています!
もはや変態レベルですが、UKプレスのレコードは匂いも含めて別格です。

 

昨今Apple MusicやSpotifyなどストリーミングサービスの充実により、
ありとあらゆる音楽がいつでもどこでも聴けるようになりました。
凄く便利な時代です。
そのぶん1つ1つが大切にされないこともまた事実。
いま一度、じっくり1枚のアートと向き合ってみませんか。
あなたにとって最高の1枚が見つかる…このプロジェクトを通じて
レコードの面白さが世の中にもっと広まればと思っています。

 

既にご支援して頂いた方も、
よろしければ是非このプロジェクトをお友達に紹介して下さると嬉しいです。
支援できないという方も、よければシェアして頂いて
僕の活動が世の中に広まってくれるだけで嬉しいです。
必ず素晴らしい作品を作り上げます。
引き続き、プロジェクトの応援をどうぞよろしくお願いいたします!!