2022/08/10 00:08

こんにちは、杉山まさるです。


6月20日から52日間全力で駆け抜けてきたクラウドファンディングも、本日8月10日(水)で終了です。

あと残り24時間となりました。


今と未来の子どもたちのために、そして巣立った同窓生たちが嬉しい時や悩んだ時にいつでも帰ってこられるために、東京サドベリースクールを続けたいと、この度クラウドファンディングに挑戦させていただきました。


これまで本プロジェクトをご支援・応援してくださった皆さま、クラウドファンディングのページをいつも見てくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございます!


そしてスクールの継続実現のために、アイデアから実際の運営まで一緒に実行してきた生徒・スタッフにお礼を伝えたいと思います。本当に、ありがとう!

CFメンバーで毎日の確認やデータ入力、今後について打ち合わせを重ねてきました。

東京サドベリースクールのみならず、近年様々な教育や学校が取りざたされるようになってきました。14年前に東京サドベリースクールを開校したころは、「え?!さ?さどべりーすくーる?佐渡の方にある学校ですか??」と本気で聞かれたものです。


しかし時代は変わり「あ、サドベリースクールですね。知り合いが通っていました」というお声も聞かれるようになってきました。先日の説明会もそのような方が参加してくださいました。



しかし、広まるにつれ、誤解も生まれています。

東京サドベリースクールは、不登校の子のためのフリースクールではありませんし、公教育の代わりに通うオルタナティブスクールでもありません。


それは、今在籍している学校に通っていても、通っていなくても「東京サドベリースクールで自分を育てたい!」という子に門戸を広げているからです。どこかの学校に通っていないから不登校などと、子どもにレッテルを貼ることは本来社会には必要ないと考えています。

そして、子どもには様々な教育を選ぶ権利があり、ある1つの教育の代わり(オルタナティブ)に他の教育を選ぶものではないと考えているためです。なぜなら子どもには自分に合った、自分の望む教育や学校にチャレンジする権利があるからです。

みんなのことは、みんなで協力し合う経験を積み重ねています。

興味のあることはやってみるという経験。それも大事な学びの1つ。


しかしそのような教育の選択肢として公教育と並ぶことを目標にすること、しかも既存の教育を少しアレンジしたのではなく、全く違う教育のサドベリースクールを東京で始めることは、とても大きな挑戦でした。そして今も常に挑戦しています。


私たちは、それまで一般的な公教育の学校というものに通ったことはあれど、サドベリー教育の学校を運営したことはなかったからです。

しかし、まさに「日本で一番子どもが多い東京にもサドベリースクールの選択肢をつくりたい!」という志と熱意だけで、まずはプレオープンから始めたのが14年前の2008年の夏でした。


当時は本当に何もありませんでした。まさにゼロ。入学申込書すらなかったのです。しかし一軒家の3部屋を貸してくださる方がいて、様々な資料をつくり、スタッフ体制を整え、生徒の募集をし、14年かけて少しずつ形を整えていきました。今もそれは変わらず、昨年秋には奨学金制度を生徒とつくりました。


奨学金作成メンバーだった生徒とスタッフ。この日は登山。

このように学校をつくり、続けることは簡単ではありません。時に困惑し、落胆し、絶望することもあります。生徒や保護者の方とコミュニケーションがうまくいかないこともありました。しかしそれでも続けてこられたのは、たくさんの方が陰ひなたに応援してくださっているから。そしてもちろん、生徒との楽しい時間や喜び、感動があったからです。


プレーパーク大好き生徒が外出を企画。自分で考え、行動するから本物の経験になり自信になる。

東京にサドベリーがある利点は日本唯一や世界的なものにアクセスしやすくじっくり味わえるところ。この日は外出チーム企画でたっぷり参議院傍聴。

保護者や役員も参加するミーティングの資料をつくる生徒。タイピングや文章力、大人の前でも説明できるようになってきて伸びがすごい。


自分を良く見つめていたある生徒は、自分にも他者にも理解を示していくようになり、入学前のちょっととげとげした部分がすっかりなくなって、ありのままの自分を受け入れ、周りの生徒の人気者にさえなりました。


自分の正義を押し付けてしまいがちだった生徒は、自分以外にもそれぞれの信念があること、それらをいかにお互い納得できるようにしていくのかを学びました。


好きなことが見つかって、その道に特化した学校に進学した生徒がいました。今ではその仕事に就いていて、わざわざ「サドベリーに通ってよかった!」と連絡をくれました。


16歳の生徒が悩んで放課後に残って相談を受けていた時は、走って彼女の好きなケーキを買ってきて一緒に食べましたし、同窓生が遊びに来てくれて帰りに一緒に定食屋に行ってチキンカツ定食を食べたのも楽しかった。


また小説を書くのが好きな生徒が、小説を仕事にすることに興味を持ち、吉本ばななさんにお話しを聞いてみたいと勇気を出して相談に来ました。そして彼女が自分で行動できるようサポートし、吉本さんと1対1で自分が書いた小説を読んでもらったり、小説家の仕事について聞いたりできました。吉本さんが帰られた後、「緊張した~」と笑顔で振り勝った生徒の顔を見て本当に良かったと思ったものです。私も嬉しくてその日の夜は家でビールを飲みました。


みんなで駄菓子屋に行くのも楽しいもの。楽しい時間は幸せな子ども時代の大きな柱になり、人生の土台の一部になります。


時には親御さんからもお礼のお手紙やメールなどをいただきます。

「表情が生き生きしていて嬉しいです」

「子どもがすっかり自信を取り戻しました」

またある親御さんは、お子さんがサドベリーを巣立つときに、

「私たちは子どもに変わってほしくなくてここに来ました。子どものいい所や個性などを大切にして大人になってほしかったからです。そして6年間通ってそれができました」

とおっしゃってくださいました。


他にも数えきれないほどたくさんの思い出があります。そしてそんな思い出をこれからもたくさんつくっていきたい。

同窓生の生徒に今のスクールの現状を話したとき、

「万が一サドベリーがなくなってしまったらそれはとても悲しいけど、まっさがいてくれればそれは私にとってのサドベリーだよ」

と何人もの同窓生から言ってもらいました。嬉しいのと同時に、

「そう思ってもらえるにはこれからもスクールがなくてはいけない。今いる生徒と、まだ出会っていないこれからの生徒のために」

と決意を新たにしました。

※生徒から杉山は、まっさと愛称で呼ばれています

歌が大好きで歌手になった同窓生のコンサートと、手伝いに来ていた同窓生たちと。

生徒とスタッフの距離が近いのもサドベリーの特徴。
少し休憩していたら、いたずらされていたスタッフ。

東京サドベリースクールは、今年度で開校から14年目、来年の2023年度で開校15年目と節目の年となります。


私たち大人は、いつまでも子どもと一緒にはいられません。0歳の子どもも、20年すれば大人になります。


子どもが大人になった時、自分の人生を自分で歩んでいけるようになっているには、子どもの時から『自分の人生を自分でつくりながら、他者と生きること』をたくさん経験する必要があります。


自分のことは自分で行い、みんなのことはみんなで行う。

この当たり前ですが、本当の深い意味ではなかなかできないことを、きちんと教育として生徒が毎日、何年でもできるようにしているのが東京サドベリースクールです。


クラウドファンディングは本日で終わります。最後のお願いです。

ぜひ、来年度も、その先も、子どもたちが自由と民主主義をたくさん経験し、自分の人生を自分らしく他者と歩んでいけるように、今後も応援いただければと思います。


<応援のお願い>

5,000円、一口からご支援いただけます!ご協力をお願いします!


10,000円で、ありがとうメールと2021年度イヤーブックをお送りします。
スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

また、ありがとうメール以外のリターン不要という方向けの、【応援コース】もあります。


25,000円で、ありがとうメールと2021年度イヤーブックをお送りします。
スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

また、ありがとうメール以外のリターン不要という方向けの、【大応援コース】もあります。


50,000円で、ありがとうメールと、生徒スタッフ自筆のありがとうカード、2021年度イヤーブックをお送りします。スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

また、ありがとうメール以外のリターン不要という方向けの、【全力応援コース】もあります。


100,000円で、オンライン見学会にご招待、スクールウェブサイトにお名前掲載、ありがとうメールと、生徒スタッフ自筆のありがとうカード、2021年度イヤーブックをお送りします。スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

また、ありがとうメール以外のリターン不要という方向けの、【本気応援コース】もあります。


250,000円で、オンライン見学会か現地見学会にご招待、スクールウェブサイトにお名前掲載、ありがとうメールと、生徒スタッフ自筆のありがとうカード、2021年度イヤーブックをお送りします。スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

また、ありがとうメール、スクールウェブサイトにお名前掲載以外のリターン不要という方向けの、【パワー全開応援コース】もあります。


500,000円で、オンライン見学会か現地見学会にご招待、スクールウェブサイトにお名前掲載、ありがとうメールと、生徒スタッフ自筆のありがとうカード、スクール制作のアート作品、2021年度イヤーブックをお送りします。スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

また、ありがとうメール、スクールウェブサイトにお名前掲載以外のリターン不要という方向けの、【120パーセント応援コース】もあります。


1000,000円で、オンライン見学会か現地見学会にご招待、スクールウェブサイトにお名前掲載、ありがとうメールと、生徒スタッフ自筆のありがとうカード、スクール制作のアート作品、2021年度イヤーブックをお送りします。スクールの1年間の活動の様子などを掲載しています。A4サイズ、18ページの予定です。

イヤーブックイメージ

まだ、このプロジェクトを知らない方がたくさんいらっしゃいます。明日までということを忘れている方もいらっしゃるかも!

SNSでシェアをしていただいたり、関心がありそうな方にメッセージやメールでお伝えいただくなどのシェア応援も大きな励みになります。


子どもたちのために、お気持ちお寄せいただきますよう心よりお願い申し上げます。


杉山まさる



★クラウドファンディング本日終了!最後までチャレンジ中!★

終了時刻【8月10日(水)23:59】まで残り24時間
目標金額:5,000,000円
達成金額:2,950,600円
ご支援者数:149名
達成まであと:2,049,400円
https://camp-fire.jp/projects/view/591307


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たくさんの方にサドベリーを知って頂きたく、プロジェクトの拡散をいただけると嬉しいです!

SNS等でプロジェクトを拡散していただくことは、子どもの個性を大切にし子どもに教育の選択肢があることを広める一助になります。よろしくお願いいたします。

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