2022/07/26 13:00

昨日お届けしたマラライのストーリー。
彼女と同じように、高等教育を受け、使命感を持って働く女性の元指導教員も本プロジェクトのチームメンバーになっています。
元指導教員の元に寄せられる女性たちの苦境。彼女らの命と尊厳を守るために、大学での受け入れが進められています。

『高等教育を受けた女性たちの尊厳を守るために』

平井 卓哉氏(宮崎大学農学部)

私は今までに5名のアフガニスタン人を直接指導してきました。
元留学生の一人は、アフガニスタンの大学で女性教員として活躍していましたが、タリバン政権後、女性の就労は認められず、職場だけでなく、夢や希望も失ってしまいました。ご主人も失職し、まだ幼いお子さんに十分な食事を買ってあげられなくなりました。
アフガニスタンの状況は極めて悪く、高学歴の女性が殺害される事件が起こっており、身の危険を感じた元留学生から日本への退避支援の連絡が私の元に届きました。
現在までに彼女を含めて2名の元留学生が来日し、今後、日本での生活、日本語、日本での就職などをサポートする予定で、彼らにはこれまでのキャリアを活かして活躍してほしいと心より願っております。もう1名退避希望者がいるのですが、予算の関係で待ってもらっています。
何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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本クラウドファンディングへの挑戦では、このような社会課題がまさに私たちの目の前でおきているということを広く伝えていくことも、大切な目的の一つとしています。
皆さまのご友人やお知り合いへ、SNS等での拡散にご協力をお願い致します!