2018/03/17 19:45

先月より挑戦を開始しましたクラウドファンディングですが終了期日を前にして、目標金額を無事に達成しました。ここまで暖かなご支援をいただきました方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。とはいえ、プロジェクトはここで終了ではなく、ここからが本番となります。子供も大人も、ハンデのあるひともないひとも、お年寄りも赤ちゃんも、地域の人たちが共に学びあい、支えあい、伝承するための「地域の学び舎」を地道にコツコツとつくって参りたいと思います。

このたびのクラウドファンディングの挑戦は川の上地区が多くの方々とのかかわりをいただいたことを振り返る素晴らしいきっかけともなりました。その一つ、昨年からはじまりました米国ポートランドと石巻の交流事業『Learn From Each Otherプロジェクト』をご調整いただいたポートランド州立大学の伊藤宏之先生から暖かなコメントをいただきましたのでご紹介させていただけますと幸いです。

【川の上百俵館の活動は海外からの人たちにも伝わりました】
2017年6月、我々米国オレゴン州・ポートランド州立大学(PSU)は石巻に視察に訪れ、川の上百俵館を拠点に活動しました。


石巻市河北支所において市役所とまちづくり協議会の方から話を伺いました。

この授業は、東日本大震災の教訓を学び、将来オレゴンで起こりうる大震災に対する防災知識と意識を高め、さらに、ポートランドからユニークな街づくりの現状やノウハウなどを被災地の方々と共有することを目的とする、『Learn From Each Otherプロジェクト』の一環として行われているものです。


地域住民とポートランドからの参加者の交流会。


雄大な田んぼを眺めることができる鎮守の森にてお弁当。

PSUの学生など9名が訪れ、震災時の石巻の様子や復興での苦労話、将来の街づくりに関する色々な話をお聞きすることができました。参加者は実際に被災地を訪れることで震災被害の甚大さや街を復興する大変さを肌で感じたとともに、川の上百俵館の皆様を通して石巻の皆様の優しさ、温かさを言葉や文化を超えて感じられることができました。今年も6月にまた百俵館を訪れることになっています。
ポートランド州立大学教授 伊藤宏之