2019/06/30 08:00

屋敷紘子の29の質問!

下村勇二監督編のブログ記事はこちら↓↓

https://wiiber.com/2019/06/27/yashiki29-2/







Q3:通常の映画宣伝とは?WiiBERに於ける新しい宣伝の形とは?

下村「通常映画は、総予算の中に“宣伝費”ってものが含まれている。低予算映画になればなるほど、その宣伝費は削られてしまうんだよね。結果、宣伝費によって“宣伝の限度”が決まってしまう。大作だと(勿論宣伝費も億単位!)テレビ局が入ったりして、テレビで宣伝が打てるし、有名なタレントや役者が出演している場合なんかは、彼等の所属事務所のバックアップもあったり、様々な方法・媒体で映画の宣伝する事が出来るんだよね。我々がやってる作品は低予算作品が多い。自分達がやりたい事をやるために、その体制を選んでるんだけど(※)、そうなると予算が無い=(イコール)宣伝費も無い。だからこそ、自分達で予算をかけずに色々発信出来たら良いなと思ってるんだよね」



Q4:『RE:BORN』に於ける宣伝についてはどう考える?

下村「『RE:BORN』に関しては、勿論SNSの影響もあると思うんだけど、どちらかと言うと舞台挨拶やイベントだよね。“作り手が直接届けたい”っていう想いがあったので、自分は監督だけど、行ける時は毎回劇場に顔を出して、終わってから観てくれた皆さんに挨拶したり、コミュニケーション取ったりしてね。後はイベント!」

坂口「やったよね~ウェイブのイベント!」

下村「イベントをやる事によって来てくれた人も居たし、一度イベントを見てくれた人が“もう一回映画見たい”と思ってくれて、また来てくれたりね。『RE:BORN』の劇中に出て来る“ウェイブ”っていう新たな身体操作を一般の人に伝えるのが、本当に大変だった。ただのアクション映画ではないから。だから、SNSだけだとどうしても届かないから、舞台挨拶やイベントをやって、映画だけ観ても分からないものを直接目の前で見て貰って、更に理解を深めて貰った。結果、“何回でも観たい!”っていうリピーターが増えた稀なケースだと思うんだよね」