2018/02/21 09:37

秋山 自薦プレゼンターとしてリクルート メディカル キャリアアワードを受賞したお三方にお話をお伺いしますが、みなさんがそれぞれのテーマで、自らの言葉でメッセージを伝えていたのが印象に残っています。登壇や受賞をきっかけに何か変化はありましたか。

長谷川 とても大きな変化がありました。鍼灸は医療分野でもマイナーと捉えられがちですが、MEDの場に出ることによって「自分たちでも医療関係者にメッセージを発信できる」ことと、「何かをできることを若い人たちに示す」ことができたのではと思います。受賞をきっかけに動画を見たひとたちから連絡や問い合わせが多数あり、いろいろな人たちとのつながりができました。講演や施設への鍼灸導入のコンサル依頼など、とても忙しくなり、休む暇もなくなってしまいました(笑)。

大高 今日は娘と一緒に出席させていただいています(笑)。長谷川さんと同じように登壇と受賞をきっかけに多くの方から連絡やメッセージをいただくようになりました。Yahoo!のニュースにもわたしたちの活動が紹介されました。思い切って登壇し一歩踏み出したことでわたしたちの考えや思いが伝わり、活動の実際を多くの方に知っていただけたことが一番大きな変化ではないかと思っています。

糟谷 お二人が話していた「つながり」が大きいと思います。これまでは接点がなかった方と知り合いになれたり、動画を見たという方から連絡があり、そこから新たな世界が広がっていったりする経験も数多くありました。MED地方版の仙台やぐんまでの登壇もそのひとつです。おかげさまで蝶ネクタイと短パンのスタイルもかなり定着したのではないかと思っています(笑)。

秋山 思い切って自薦プレゼンターとして登壇することで新たな世界が広がり、そこでの出会いから予想もつかない人脈が生まれることで、活動の大きな追い風になることをみなさんは体験しているわけですね。そうしたご自身の経験から、これから自薦プレゼンターを目指すひとにメッセージをいただけますか。

長谷川 自分たちが取り組んでいることを外の世界の人たちに分かりやすく伝えることはとても大切だと思います。鍼灸の世界には外に出たがらない人も多いのですが、わたしが自薦プレゼンターとして登壇して、リクルート メディカル キャリアアワードを受賞することで切り開いてきた道筋は、多くの鍼灸を目指す仲間が見ていると思います。いまはわたしの後を引き継ぐ若い人たちに勇気を振り絞って出てきて欲しいと願っています。

大高 職場であったり、社会であったり、何か伝えたいことがあるのであれば、自信がなくても「出てしまえば良い」と思います。わたしはMEDの動画を見ていて「こんなにたくさんのひとたちが話しているのならば、わたしも話してみよう」という気持になりました。もちろんすごい人たちもたくさんいるし、自分がこんなところに出て行ってもいいのか、何か言われるのではないかという不安もありました。でも、みなさんが自分の思いを自分のことばで伝えているのを見たときに、もう出てしまえと覚悟は決まっていました。実際、応募してしまえばあとはやるしかありません(笑)。

糟谷 わたしもMEDに出ることで自分の人生が変わるきっかけとり、その後の自分自身が大きく変わったと思っています。言わなければ伝わらないことはあります。何かを考えたり、メッセージがあったりするひとは、それを伝えることから始めてみてはどうでしょうか。MEDの場に出ることで仲間が増え、理解者があらわれます。ぜひ、MEDの場で思いを発信してください。

秋山 みなさん、ありがとうございます。今年も多くの方からの熱い応募を待っています!