2023/02/27 09:00

【フレッシュフードプランにご支援いただいたみなさま】

3月から順次発送、とお伝えしていたフレッシュフードですが、
工場や倉庫など、各チームの皆様にご協力いただき、2月中に発送開始出来ることとなりました。

こだわりを詰め込んだフレッシュフードは、クラウドファンディングでご支援いただいたみなさまが、先行して初めての発送となります!

「ねこたちが気に入ってくれるだろうか・・・」と一抹の不安もありますが、1年以上の準備期間を経て作り上げたごはんは、ねこの健康を一番に考えて作り上げた自信作です。皆さんの愛するねこたちの元へ、誇りを持ってお届けしたいと思います。

今日に至るまで、多くのねこを愛する方のご協力、そして長く困難な道のりがありましたが、こうして応援いただいた皆様の温かい声に支えられ、ここまで来ることができました。

いつも応援いただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。
皆さんにお届けするごはんが、一体どうやって作られたのか、その開発ストーリーの一部をご紹介します。(とても長いので、「もうええわ」という方は途中でそっと閉じていただいて大丈夫です)


【レシピ開発の道のり】

ねこにとって本当に良いごはんは、レシピから始まります。
どんなに食材や調理方法が優れていても、設計図に穴があれば、栄養バランスは崩れてしまいます。ユニアムは、レシピ開発の協力者を探すところから始まりました。

こだわったのは、
・栄養学の知見はもちろん、ねこの食性や身体特性に深い知識と理解があること
・新しい食のカタチである「ねこ専門フレッシュフード」のレシピ開発経験があること

日本ではまだまだ新しく感じるフレッシュフードも、ペット大国アメリカでは17年も前から存在するペットフードです。
ユニアムは、「ねこ専門フレッシュフード」の開発経験があり、生物医学にも造詣が深い、米国栄養学博士にレシピ監修を依頼しました。

レシピは、「一度作って、はい終わり」ではなく、出来上がってきたものに改良を施していきます。
例えば、AAFCOの総合栄養食基準を満たす場合、
・オールステージ対象なのか / 成猫だけを対象にするのか
・サプリを入れるか / 全て自然の食材のみで作るか
・動物性タンパク源 / 脂質源は何にするか
・ねこが好むテクスチャーにするため、水分比率はどのくらいにするのか
(水分で希釈するとねこは嫌うため、この水分比率の調整にはかなりの時間を費やしました)
・栄養バランスを整えるためのサプリはどれを使うのか
など、想定よりも多くの時間をかけ、丁寧に議論を積み重ねていきました。


【製造の道のり】

既に長くなってきてしまいましたが、まだまだ続く開発ストーリー。
もう少しお付き合いください。

スーザン自信作のレシピができたあとは、実際にそれを製造する工程に入ります。
キッチンにもこだわり、ニンゲンの食事を提供するほど衛生基準の厳しいキッチンで、ユニアムは製造されています。

いきなり大量製造するのではなく、まずは5食分ずつ製造。
小さい分量で試作を繰り返しては、ねこに試食してもらい反応を見る。
反応に応じてレシピを改良し、また試作を繰り返しては・・・、という作業を約半年ほど、20回以上に渡り繰り返しました。

ユニアムは、最大限サプリを使わず食材から栄養素を摂れるようなレシピになっており(一部サプリも使っていますが)、栄養素の宝庫と言われる牛レバーや牛ハツの調達先を探すのに苦労したりもしました。
調達先を探すのが難しい場合は食材は使わずサプリで補う、という考え方もありますが、なるべく食材から自然な形で栄養が摂れるようにこだわっています。

何度くらいの温度帯で作るか、塩分濃度はどれくらいなのか、逐一チェックしながら試作を進めていきました。(ユニアムは0.4%の塩分濃度。通常のおやつは2%を超えるものもあります)


ねこは本当に(!)好き嫌いが多く、人工的な味付けをせずにねこの舌を満足させるのは至難の業。あまりにも食べない時期が続いた頃、(こんなにいい食材を使っているのになぜ・・・)と心折れそうになり白髪が生えまくるハプニングもありましたが、ねこの健康を願い、「ねことその飼い主を幸せにしたい!」その一心で、ごはんの開発には一番の労力をかけ、日々ひたすらに作り続けました。

初めてねこたちが食べ始めた時、あまりの嬉しさに食事中のねこを見ながら涙したのを覚えています。ねこは戸惑っていました。


【クリエイティブへのこだわり】
ごはんがよければそれでいいのか。ユニアムは、ごはんを作るだけのメーカーではありません。医療エビデンスに基づきながらも、クリエイティブにこだわったサービス作りをしています。

websiteのデザインや診断サービスはもちろん、お届け時のパッケージや、同梱のユニアムブックにも想像を絶する時間をかけました。(というかこだわりが強すぎて、時間がかかってしまいました)
ただUIやデザインが可愛いというだけではなく、「ねこを愛する方々に、楽しみながらねこのことをもっと知ってもらうにはどうしたら良いか」という視点で作り込んでいます。
ねこの健康は、飼い主にかかっています。ねこをもっとよく知れば、自然とねこは幸せに暮らせるはずです。

同梱物には並々ならぬ想いがあるのですが、お手元に届く実物を実際に手に取ってみていただけますと幸いです。そしてぜひ感想を、SNSでお聞かせください。


【終わりに】
長くなりましたが、ここに至るまでにご協力いただいた全てのねこちゃんと、ねこラバーの皆様、専門家としてたくさんのアドバイスをいただいた皆様、uniamを作り上げるチームのみんな、そしてご支援いただいた全ての方に御礼申し上げます。

ねこが、大好きな飼い主と、末長く健やかな毎日を過ごせますように。


uniam代表 杉本