2018/02/25 12:54

昨日は山道でのインフォメーションテストを行いました。

このテストは数値以上に大切なものだと思っています。要は自分の車から自分に伝わる状況を把握しやすい仕上がりができているか?自分の意思が自分の車の動きに反映できるか?といったことなのです。

自分の車から危ない状況が伝わらなかったら?対処が遅れて事故を起こします。自分の意思の通りに車が動かなかったら?これも事故が起こります。

LSDという部品は運動性能を向上させるだけではなく、運転者に自分の車の動き方がわかりやすくなるという副次的効果も持っています(扱いこなすには多少の勉強と練習は必要ですが)。

今の車は「安全は俺に任せろ」的な安全装備がてんこ盛りです。残念ながらそうなると人と車の結びつき感は希薄になってきます。運転マインドも人任せ&何事も人任せ的なものになってしまいます。

最新設備の安全を謳った車が、気持ち一つで旧い車以上に危険な車になるということは、暴走事故の車をみたらなんとなく理解できますよね。

私の提唱する自動車社会の内容は車本体に関しては、より車と人との対話ができる仕様を提供するということ。そして、運転者の部分では自分を冷静に見つめられる心と車という凶器にもなるモノを動かす基本スキルを教えるシステムが存在する、ということです。

このプロジェクトは、iQという車の集大成の部品「LSD」を小規模事業者の当社が代表的メーカーを動かして試作品生産までこぎつける事ができたという事から、小規模事業者の夢を無くさなければ実現できる、という事と当社が社会に貢献したい、という複合的な目的があります。

是非、実現したいと思っています。支援を頂いた方全員がAir Repairのオーナーであると私は認識しています。どうぞ宜しくお願い致します。