2022/12/25 06:00
Merry Christmas!

いよいよ、本日が最終日となりました。

皆様のあたたかい応援のおかげさまで、

3,032,000円/支援者130人まで到達することができました!

本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

ネクストゴール333、しっかり目指していきますので、さらなる応援をよろしくお願いいたします。

キッチンスペース・休憩スペースの確保で、さらなるファームの充実を目指します!

本日は、ラスト小話パート2「自律神経と運動」のお話です。

私たちの体には「体内時計」が備わっていますが、この体内時計は、自律神経のリズムと密接につながっています。正常な自律神経のリズムは、昼間は、交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位に切り替わります。これが体内時計とつながって、昼には活発に動くためにアクセル、夜はしっかりと休むためにブレーキ、という流れにコントロールされています。

人間の体内時計の周期は1日約25時間で、地球の自転の周期である1日24時間とわずかにズレがあるそうです。通常は、そのズレを修正しながら体のサイクルは調整されていますが、不規則な生活が続くと、体内時計のズレがさらに大きくなって、悪循環に陥ってしまいます。自律神経を整えるには、規則正しい生活のリズムに戻すこと。朝にはしっかりと目を覚まし、深夜にはぐっすり眠ること。これが基本です。

疲れが溜まってくると、ゆっくりと寝ていたいと思うのですが、休みだからとダラダラ過ごし、日中に寝てばかりいると、かえって疲労が残り、回復が遅くなるのだそうです。大事な事は、いつもと同じ生活リズムを保つこと。それが疲労回復への近道です。なるべく週末も同じ生活のリズムで過ごすことが大切です。心身をリフレッシュすることで、自律神経のバランスが整い、疲労回復が早くなります。

医学的に、日常的に日光を浴びている人は、そうでない人を比べると、うつ病の発症率が低いことが発表されています。どうして、日光を浴びる時間が少ないとうつになるのかと言うと、セロトニンと呼ばれる脳内の神経伝達物質が関係しているようです。セロトニンには、精神を安定させたり、脳を活性化させたりする働きがあり、この物質が不足してくるとストレスがたまりやすくなり、イライラして、攻撃的になったり、不眠やうつ、パニック障害などの精神状態になりやすくなると言われています。セロトニンを活発にするには、日光を浴びることが大切です。1日30分ほど日光を浴びることで、セロトニンによるストレスの軽減やうつの予防に効果があると言われています。

春になったら、ぜひ、リハビリファームで週末を過ごしてみてください。日光浴をしながら、子供は虫取りや探検、大人は植物に触れ感じながらリラックスな時間がすごせます。ベンチでは、お茶タイムやおしゃべりタイムを楽しんでください。 



また、運動習慣がある人も、うつ病の発症リスクは低く、定期的に体を動かすことが、うつ症状にも一定の効果をもたらすと言われています。本格的な運動でなくても、簡単な軽い運動で十分、うつ病のリスクは軽減するそうです。体と心に負担にならない軽い運動習慣は、うつ病の発症のリスクを軽減します。

大事な事は、呼吸法です。自律神経には、大きく影響を及ぼします。ストレスを感じると交感神経が高まり、無意臓に呼吸が浅くなってしまいますが、ゆっくりと深く呼吸をすると副交感神経の働きが高まり、血管が広がって血圧が下がり、心身がリラックスした状態になります。

自律神経が整う呼吸法は、3〜4秒かけて鼻から息を吸い込み、6〜8秒かけて口から吐き出します。これを1日1回3分間行うと自律神経の調子が徐々に整ってきます。不安やイライラを感じた時にも、この呼吸法が効果的です。

リハビリファームは、心(こころ)も身体(からだ)も元気になれる場所を目指しています。 

春からは、運動法や呼吸法などもワークショップに取り入れていきたいです。

この「リハビリファーム」は、3月に行った「病院に畑をつくるということ」を考えるためのHiroさんこと飯尾さんの講演会と深堀りワークショップに始まり、2ヶ月後の5月にはオープンできましたが、まだ始まったばかり。まだまだ課題がたくさんあります。

フランスの哲学者アランの「幸福論」という本の中に、私たちの活動を後押ししてくれるような言葉がたくさん記されていました。

「憐れみについて」という章には、病院に、重病人を見舞ったときに、親切心や同情から心配する口調や表情を示すのは、「そのたびに(病人に)悲しみを少しずつそそぎかける」ことになると。それは悲しみを伝染させていることだというのです。

大切なのは、むしろ病室に元気さを持ち込むことだとアランは言っています。

「生命の力こそ、彼に与えねばならないのだ」「病人は自分のせいで人のよろこびが消されはしないのを見れば、その時彼は立ち直り、元気になるのだ」と。

アランは「伝染」ということに重きを置いており、喜びも悲しみも上機嫌も不機嫌も伝染すると言っています。

笑顔を絶やさない人の周りには、自然と人が集まってきます。上機嫌も伝染するのです。

「人間が人間に与えられている最大の贈り物は、上機嫌」と言っています。赤ちゃんが微笑むと、周りの大人たちが笑顔になります。笑顔や上機嫌が連鎖反応のように広がれば、巡り巡って、自分に還ってきます。

また、与えられるのを待っているのではなく、自分から積極的に行動すること、それが幸福への道だと語っています。意志の力で希望を持ち、それを実現するために行動する。そのなかに幸福があるというのです。

そして、病院発みんなの畑として、「リハビリファーム」を作り、それを活用していくためには、もちろん私1人でできることではありませんでした。たくさんの方のサポートや応援があったからこそです。さまざまな方がその得意を生かして関わってくださっています。コーディネイターの滝田さん、Hiroさんとみんパタスタッフの皆様、北陸ポートの立野さん、お手伝いくださるスタッフの皆様、ワークショップに参加して楽しんで下さる皆様、リハビリファームを楽しんでくださっている患者様、近くからも遠くから応援してくださる皆様。。。たくさん皆様に支えられています。本当にありがとうございます!心から感謝しています。

「病院」という枠を超えて、子供から高齢者まで、地域住民・患者さん・職員、障がいがあるなしに関わらず楽しめる、みんなの畑を作りたい、みんなが居心地良く過ごせて繋がれる場所を作りたい。

その夢に向かって、しっかりと進んでいきたいと思います。

これからもたくさんの人の笑顔あふれるファームにしていきたいです。

そして、このクラウドファンディングは、本日がラストDAYとなりました。このクラウドファンディングを通じて、高岡市に限らず、全国の多くの皆様に私たちの取り組みを知っていただき、愛の応援をいただけていること、このような素晴らしい機会を与えていただいたこと、本当に心から感謝しています。ありがとうございます。
皆さんからのたくさんの愛の応援を最大限に生かして、これからもさらに「リハビリファーム」を充実させていきたいと思います。

御縁のある全ての皆様に感謝致します。ありがとうございます。

明日の活動報告では、今回のクラファンの結果の報告をさせていただく予定です。毎日の活動報告にもお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。(過去の活動報告は、クラファンのページの活動報告のタブを押していただくと、読むことができます)
今後ともどうぞよろしくお願い致します。


では、素敵なクリスマスをお過ごしください!