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韓国発・レズビアンの『産婦人科#MeToo』を求めやすい価格で翻訳出版したい!

産婦人科でいやな思いをしたことは…? 女性の意思を無視する産婦人科、レズビアンをいないことにする産婦人科での経験を、韓国の若年レズビアンたちが語ります!イ・ウネ著『産婦人科#MeToo』をシスターフッドの出版社・アジュマブックスで翻訳出版し、求めやすい価格で日本の女性たちにMeTooの輪を広めたい!

現在の支援総額

319,500

39%

目標金額は800,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/04/14に募集を開始し、 57人の支援により 319,500円の資金を集め、 2023/05/10に募集を終了しました

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現在の支援総額

319,500

39%達成

終了

目標金額800,000

支援者数57

このプロジェクトは、2023/04/14に募集を開始し、 57人の支援により 319,500円の資金を集め、 2023/05/10に募集を終了しました

産婦人科でいやな思いをしたことは…? 女性の意思を無視する産婦人科、レズビアンをいないことにする産婦人科での経験を、韓国の若年レズビアンたちが語ります!イ・ウネ著『産婦人科#MeToo』をシスターフッドの出版社・アジュマブックスで翻訳出版し、求めやすい価格で日本の女性たちにMeTooの輪を広めたい!

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女性たちよ!レズビアンたちよ!長生きしよう!長く生きて、私たちの存在を示そう!(本書より)

韓国発・レズビアンによる産婦人科#MeToo本を翻訳出版し、求めやすい価格で日本に広めたい!

2022年に韓国で出版されたイ・ウネ著『레즈비언의 산부인과』(レズビアンの産婦人科)は、産婦人科について20代レズビアン/バイセクシュアル女性たちにインタビューして書かれた本です。


産婦人科で「性経験はありますか」って聞かれたとき、レズビアンはどう答えるべき…?


「あの椅子」については言いたいことがたくさんある!


「処女膜が破れても病院を訴えません」??


そもそも、「産婦人科」って名称からしてどうなの?


本書の元になったのは著者イ・ウネさんが韓国芸術総合学校在学中に制作したドキュメンタリー「破っちゃっていい?」。コラージュを用いたアニメーションで、レズビアンが産婦人科を受診する際の居心地の悪さや疑問を表現しています。


===動画内容===

私は今年健康診断の対象になった。子宮頸がん検査のオプションもあった

[産婦人科]看護師にどうしましたか?と聞かれ 健康診断に来ましたと答えた すると看護師は言った

「性関係の経験はありますか?」 私は大混乱に陥った 言いたい言葉が喉まで出てきた

「レズビアンセックスも含むんでしょうか?」 結局、「ない」と答えた

すると看護師は言った「なら検査を受けなくてもいいですが、受けるならご両親の同意のもと処女膜念書を書いてください」

以上の映像は著者イ・ウネさんが韓国芸術総合学校で作成した短編「破っちゃっていい?」のイントロです

レズビアンたちによる、産婦人科に関する不快で愉快なおしゃべり

異性愛者でもレズビアンでも、女たちにとって不快なばかりの産婦人科の経験を共有したかったんです… 

これからも昼夜を問わず女たちの話だけをしていきま~す ―著者イ・ウネ

==========


イ・ウネさんも20代の当事者です。本書の出版によって大々的なカミングアウトをすることになりました。しかも大学を卒業したばかりで進路も未定。恐れや不安もあったけれど、使命感で乗り越えたと言います。インタビューを通じて見えてきた当事者たちの生きづらさ、男性中心社会の理不尽さが想像以上で、「私がやらなくちゃな」と思わされたと。さらには「レズビアンから見た産婦人科」をテーマにした本が、これまで出ていなかったという事実もイ・ウネさんの背中を押しました。


私の問診票を見たスタッフが、慌てて私を呼ぶんだよ。「性関係は『あり』で、避妊は『していない』となってますけど? それでも妊娠の可能性は『なし』なんですか!?」


「性経験はありますか」じゃなくて、いっそ「あなたの性器に異物が入ったことはありますか」って聞けばいいのに。で「何が入りましたか? タンポン/女性の指」(笑)


「検査を受けたい場合は『処女膜が破れても病院を訴えない』という念書を、親御さんの同意のもとで書いてください」。そう言われた友人は成人だった。


産婦人科のレビュー見ても出産に関するものばかりで、「膣炎の治療をしたんだが」とか「性病検査をしたんだが」みたいなのが見つからないんだよ。


私、「産婦人」じゃないんだけどな。

(本書より)


女性たちの間で冗談交じりに語られる「産婦人科あるある」も、じっくり掘り下げていくほどに問題の深刻さが見えてきます。


互いに気心の知れた著者とインタビュイーたちの軽快でざっくばらんな対話は読んでいて心地よく、ところどころに挟まれる男性中心社会への鋭い批判は多くの女性たちの共感を呼ぶはずです。

現在韓国の若い世代で増えている、結婚・出産を選択しない異性愛者女性についても触れられています。彼女たちにとってもやはり、「産婦人科」は行きづらいところです。

レズビアン女性もそうでない女性も、韓国の女性も日本の女性も、また産婦人科に通い続けている女性も一度も行くことができずにいる女性も、本書にMeToo(私と同じだ!)を見出すのではないでしょうか。

アジュマブックスはこの本を翻訳出版することにしましたが、3000部印刷で単価を1800円つけなければ難しい状況です。韓国発・レズビアンによる産婦人科#MeTooを日本にも広めていくため、若い世代が求めやすいよう、単価を1200円におさえることを目指します!


もくじ

プロローグ 苦手なのは私だけ?「産婦人科」?

はじめに 性関係?経験?ありますか?

登場人物紹介 女性を愛する女性

第1部 訪問と検査

差別しない「いい病院」を探しています

性関係の経験がありますか?

ストップウォッチと歩数計のセックス

「屈辱椅子」ではなく「診療椅子」

第2部 女性の体

処女膜念書

本物の女性

自分の体を知らない女たち

NO産婦人科、YES女性医学科

行き場のない女性たち

おわりに どこからどこへ行くのかわからない彼女たち

サイズ・ページ数:105㎜×173㎜・156ページ


資金の使い道

デザイン・DTP 150,000円
装丁・イラスト 150,000円
印刷 500,000円
合計800,000円
※翻訳費全額と製作費の一部 (編集・校正)は韓国文学翻訳院(LTIKorea)からの助成を受けました。 


アジュマブックスについて

アジュマブックスはシスターフッドの出版社です。 
アジュマは韓国語で中高年女性を示す美しい響きの言葉。たくさんのアジュマ(未来のアジュマも含めて!)の声を届けたいという思いではじめました。
本書のような韓国語翻訳書はこれまでに、イ・ギョンシン『咲ききれなかった花 ハルモニたちの終わらない美術の時間』(梁澄子訳)、チョン・ミギョン『ハヨンガ ハーイ、おこづかいデートしない?』、キム・インミョン他『根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち』、チョ・ナムジュ他『いいから、あなたの話をしなよ 女として生きていくことの26の物語』、キム・ジナ著『薔薇はいいから議席をくれよ』(以上4作・大島史子訳)、ポムナル著『道一つ越えたら崖っぷち 性売買という搾取と暴力から生きのびた性売買経験当事者の手記』(古橋綾訳)があります。


著者

イ・ウネ

レズビアンフェミニスト。2021年、韓国芸術総合学校放送映像科第17回卒業式兼定期上映会で上映されたドキュメンタリー『破っちゃっていい?』を制作した。そのドキュメンタリーと同じく「産婦人科」をテーマに、レズビアンたちにインタビューした原稿がこの本になった。女性を愛する女性であることを隠さなくてもいい世の中に生きたい。ー韓国放送芸術総合学校 放送映像科卒業ー短編ドキュメンタリー「不思議なレズのお葬式」監督、2022年ソウル国際女性映画祭(SIWFF=シウフ)でシウフ賞受賞(公開予定)


翻訳者

大島史子


韓国/朝鮮語翻訳者、イラストレーター、漫画家。アジュマブックスが出版した4冊の翻訳書に携わっている。また「ラブピースクラブ」コラムサイトで女権主義漫画『主人なんていませんッ!』を連載中。




応援メッセージ

沢部一実(さわべ・ひとみ) さん(パフスクール共同代表、ノンフィクション作家、本書「解説」執筆)

長い長い年月、同性愛者は「性のタブー」の闇の中に閉じ込められ、口をふさがれていた。だが、声を上げ、可視化しなければ、存在は無きものとされる。そこで勇気のある者が、声を上げ、外に出ていった。だが、光があまりに強くて、目がつぶれたり、光の国の住人に石を投げつけられたり。それでも諦めずに出て行った者たちの後ろ姿を追いかけて、今、一人の若者が闇の中から現れた。ハリのある声で「イ・ウネだ」と名乗りを上げ、一冊の本を手に掲げている。見よ、彼女の遠くを見つめる目を! すべてを射抜く瞳を! 彼女は差別の闇から抜け出す知恵を教えてくれる。もう「性のタブー」の闇なんて、怖がらなくていいのだ。さあ、後に続け! みなでじっくり心に焼きつけよう、移り行く自分自身とこの世界を!  


JayooByul (ジャユビョル)さん(ラブピースクラブ連載「幸せな毒娘」著者)

「本当のセックスとは何か?」
これはレズビアンだけではなく多くの女性が心の中に潜めている疑問だと思います。私も20代半ばになるまでは全く同じ疑問を抱いていました。そしてその疑問を解消させてくれたのは、学校の先生でも、親でも、周りの友達でもなく、バイト先で初めて出会ったオーストラリアの男性でした。
「服を脱がなくても、相手にしてあげるだけでも、オーラルだけだとしてもセックスはセックス。それを分けるのはおかしい。」
その言葉にハッと目が覚めたような感じがしたのです。確かに、男性のペニスを入れたかどうかで経験の有無を判断するのはおかしいですよね。お陰で多くの女性たちは自然と「自分の体の悩みを相談する権利」と「適切な診察を受ける権利」を奪われてきました。また、韓国を含めた多くの国では未だに「純潔(初経験)を失った女性は汚らわしい」と言う認識が蔓延しているお陰で、若い女性の中では婦人科に行くことを躊躇する人も多いでしょう。この本はそう言った女性たちが向き合う現実を赤裸々に見せてくれます。
いつかアジアも「性経験はありますか?」と聞かれた際に「セックスは彼女と指二本と玩具で楽しんでいますが、最近やたらとおりものが増えました!」と堂々と答え、適格なアドバイスが得られる環境になってほしいです。全ての女性のために。
そんな思いを込めながら、作者様と翻訳者様に感謝の旨をお伝えいたします。 

リターンについて

『産婦人科#MeToo』を一冊に、特製ポストカード一枚をつけてお送りします!

実施スケジュール

4月15日 クラウンドファンディングスタート

5月10日 クラウンドファンディング終了

6月7日 発行。返礼品発送


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • 韓国発『産婦人科#MeToo』を求めやすい価格で翻訳出版するクラウドファンディングが無事終了しました。ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございました!目標額には届かなかったものの、熱い思いのこもったご支援の数々のおかげで、目標としていた1200円(税抜き)で発売することになりました!発売日は6月5日(月)です!支援者の皆さまにはリターンとしてポストカードとともに発送いたします。また、発売後にはスペシャルブックトークイベントを企画しています。詳細が決まり次第告知をいたしますので、アジュマブックスのサイトやツイッター・フェイスブックをぜひフォロー/チェックお願いいたします!現在ツイッターで#産婦人科MeTooで、産婦人科であったいやなこと、疑問やモヤモヤをシェアするこころみをしています。こちらにもどうぞ参加してください!それでは、発売日までどうぞ楽しみにお待ちくださいませ!ありがとうございました! もっと見る

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