2018/03/08 16:42

こんにちは、にじいろおうちえん園長の不破です。

今日は設計会社・施工会社を決定する前にするべきことについてお伝えします。

※保育園立ち上げ日記バックナンバー
①保育園を作ることをさらに後押しさせた若手女子職員の結婚
https://goo.gl/bRQtsB
②物件探しのポイント4つ
https://goo.gl/wCeC1X
③その物件本当に使える?内覧に行く前に必ず確認すること
https://goo.gl/FUPPf1
④内覧時にチェックすること3つ。ポイントは安全性の確保と理解共有
https://goo.gl/ZisWC1
⑤物件を最終決定・契約する前にするべきこと3つ
https://goo.gl/J1JA3b

 

①設計会社・施工会社がすぐ打ち合わせできる距離か、担当者とはコミュニケーションが取りやすいか。

設計会社や施工会社とのコミュニケーションのしやすさは非常に大事です!これはもう声を大にして言います!

大事なので2回言います!コミュニケーションのしやすさが何より大事です。

「コミュニケーションのしやすさ」を具体的に言うと、「こちらが実現したい場所のイメージを理解してくれるかどうか」です。

まずは、理解してもらえるようイメージは具体的に伝えましょう。

何枚か写真を送った上で
「異年齢のこどもが本棚を中心に集まる場所」
「保護者がほっとできる場所」「無垢の床が欲しい」

「できれば畳の小上がりが欲しい」
と伝えました。

 

こちらだけではなく、先方がどういうスタンスでコミュニケーションをとってくれるのかも重要です。

「保育園をどんな場所にしたいのか」「保育園の工事もなるべく自分達が参加できることは参加したい」という希望を伝えたときに、まずはこちらの希望をよく聞いてくれること。

そして「この予算だと難しいですよ」とサクっと断るのではなく、「予算内で実現するにはどうしたら良いか、何を削っても安全性や品質はさほど変わらないか」を前向きに考えてくれる方にお願いしましょう。

この違いはとても大事だと思っています。

 

最終的に、にじいろおうちえんは、設計は都内の保育園を専門に設計している会社で、施工は市川を中心に展開している会社にお願いしました。

施工はこの会社にして、本当に良かったと思います。

本社がたまたまにじいろおうちえんの目の前だったため、打ち合わせがすぐできることで、とても細かいことまで対面ですり合わせできました。

そのため完成した内装はイメージ通りのものでした!

また、これまで地元NPOが主催する「ミニいちかわ」などにもブース出展していることもあり、NPOの活動や子どもを取り巻く環境に対しての理解もあり、本当にこの会社にして良かったと感じています。

 

②保育室のレイアウトを保育園の運営している人に見てもらう

保育室のレイアウトに関し、複数の人に意見をもらうのがいいと思います。

立ち上げる保育園で働く園長や主任・保育士さんが決まっているならば、設計をする時点で、その人たちに意見を聞きましょう。

決まっていない場合は、自分が理想とする保育園の運営をしている方やその現場の園長や主任クラスの現場経験の長い方にレイアウトに関して意見をもらった方が良いでしょう。

特に見てもらったほうがよいポイントは「園児の年齢ごとの1日の流れに沿った導線が作られているか」ということ。

具体的には着替え・排泄・食事・睡眠の導線がスムーズに行くかをチェックしてもらいましょう。詳細なチェックポイントは、番外編として別途お伝えします。

 

③保育室のレイアウトを調理設備専門の会社の人に見てもらう。

調理室で園児・職員合わせて50名以上の調理をする場合は、家庭用設備だとかなり大変です。

大量調理に必要な調理器具として「スチコン」というものがありますが、これを導入する場合は配管設備を整える必要があります。

また、業務用の冷蔵庫や食器の殺菌をする食器保管庫などを入れる場合は、電気の容量がそれなりに必要です。

 

そのため、必ず設計会社を決めた段階で、厨房設備の会社に連絡をして調理室の設計に関しては、厨房設備の担当者に依頼しましょう。

製品をリースや購入で契約する場合、設計料は別途かからないことが多いでしょう。

にじいろおうちえんでは園児数28名、職員は最大10名分、合計40食弱の給食を作るのですが、IHコンロと食洗機・スチームオーブンは全て家庭用です。

しかし、冷凍冷蔵庫、食器保管庫、炊飯器だけは業務用にしました。

 

このように家庭用と業務用を調理室のスペースや電気容量に合わせて工夫することも可能です。

私たちは設計の段階でそこまで想定していなかったため、工事の最後の段階で電気容量を増やしたり、一部調理室の家具をキャンセルしたりといったことが発生しました。

やはりこういったことは、同規模の保育園を0から立ち上げた人に聞かないと分からないものだなと感じました。

 

上記の点を踏まえて、内装工事の発注・契約お勧めします。

 

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