2018/03/14 10:16

こんにちは、にじいろおうちえん園長の不破です。

今日は保育士(職員)を募集する際に準備することについてお伝えします。

 

①保育園の強みは何か、コンセプトを明確にする。

1にも2にもこれが大事です。保育士は今どこも人手不足なので引く手あまたの争奪戦です。その中から自分たちの園を選んでもらうにはどうしたら良いのか。

何より大切なのは、自分たちの団体や保育園を全く知らない人が選びやすいような理由が必要です。

そう、公立の保育園や設備の整った認可園ではなく、認可外でかつあまり知られていない、保育事業を初めてやる自分たちの保育園を選ぶ理由がないと誰も応募してくれません。

なので、とにかく他の保育園と全く違うものは何か。それを言語化することに時間をかけました。

 

私たちが考えた「にじいろおうちえん」の強みは

1.小学生〜20歳まで発達障害やひとり親家庭、不登校の子どもたちやその家族の支援をしてきたこと
2.誰でも立ち寄れる地域のコミュニティスペースを持っていること
3.地域の相談機関や発達支援課などの行政とつながっていること

などは、保育園を運営している社会福祉法人や会社などと比べても異なるポイントだと考えました。

 

また、保育園のウリとしては

1.これまでの事業の経験からひとり一人に丁寧に向き合える保育
2.家族支援の実績がある
3.小規模で新しいメンバーと立ち上げを経験できる
4.駅から近く便利なこと、行事などで残業もない

など小規模でこどもと向き合える環境があることや立ち上げということを強調しました。

このように他の保育園と差別化できる点を考えた上で、それが本当に対象としたい人に響くのかの確認作業を行います。

 

②ペルソナとカスタマージャーニーマップをつくる

続いてやることが、自分たちが伝えたい情報ではなく「にじいろおうちえん」で働きたいと思っている人が欲しい情報は何なのか、そしてそれはどうすれば届くのか、それを考えます。

具体的には、募集する際にどんな人に働いてほしいか、その人がどういった道のりをたどって自分たちの保育園に出会い、働くことを決めるか明確にします。

(専門的な用語では働いて欲しい人をペルソナ、その働いて欲しい人が自分たちの保育園に出会い、働くまでの道のりのことをカスタマージャーニーマップと言います。)

実際につくったものをお見せします。

↓まずこちらが私たちが考えたにじいろおうちえんで働きたい!と思う人です。(=ペルソナ)

名前は高嶋雅子さんといって、65歳、ベテラン保育士さん。まわりからは「いつまでもパワフルだね」と言われています。インターネットは自分でしませんが、詳しく知りたいことがあるときは息子にネットで調べてもらいます。人にお願いされたら断れない性分で、生涯現役で子どもと関わる仕事がしたいと考えています。

 

 ↓こちらはこの高嶋雅子さんがどのような道のりをたどってにじいろおうちえんと出会い、働くことを決意するのかです。(=カスタマージャーニーマップ)

横軸に「知る」「調べる」「会う、見る」「関わる」「働くことに決める」というステップが書いてあり、縦軸には各ステップごとの「行動」「心情」「課題」「行動や心情、課題に対する対策」が書いてあります。

例えば、「会う・見る」というステップでは、この高嶋さんは「頼られたら断れない性分」なので、対策として面接に来てもらうのではなく、保育園立ち上げるためにアドバイスが欲しい!というお願いをしてまず保育園に来てもらう、ということが書いてあります。

 

これらを作ることで、「働いて欲しい人がどんな人か」「働く上で何を大事にしているか」「何をしたら働いて欲しい人に出会えるか」がわかるのです。

 

③ペルソナと思われる人にインタビューをする

しかし、これだけでは自分たちの想像でしかありません。実際に働いて欲しい人にインタビューをして、ズレがないかを確認します。

実際にあったズレを紹介すると、5,60代のベテラン保育士女性をひとつのターゲットとして考えていました。

①でお伝えしたように私たちの保育園の特徴は、0歳から20歳まで切れ目のない支援ができ、家族同士のつながりを生み出す工夫があることです。

その特徴を求人票や求人広告で強調して取り上げていました。

しかし、5,60代のベテラン保育士女性が仕事を探す際にまっさきに見ることは勤務時間と自宅からの近さでした。その条件が自分に合ってからどんな保育園かを確認します。

また「ちいき新聞」や「市の広報」と言った地域に密着の紙媒体をよく見ることがわかりました。

そこで、市川市の広報は求人広告を扱っていないのですが、「ちいき新聞」に勤務条件を丁寧に記載した求人広告を出すことにしました。

↓実際に出した求人広告

 

このように、単に自分たち目線で求人を出すのではなく、働いて欲しい人の声を聞き、それを反映させて行動することが大事です。

そもそも働いて欲しい人がどんな人かわからない!という場合には、協力してくれる保育園だったり、お子さんが保育園に通っていればその保育園の保育士さんの中から見つけるのがいちばん早いです。

 

\引き続きの応援よろしくお願いいたします/

 

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