2014/02/12 09:59
今回は、Khoid Khankh valleyで行ったカメラ設置について報告します。
この谷では、これまでの中で最も傾斜のある場所にカメラを設置しました。

Baga Bogd山は頂上でおよそ標高3,600メートル(富士山とほぼ同じ高さ)になりますが、
今回は3,300メートルまで登ってカメラを設置しました。
まずは道中で見つけたものを紹介します。

ここは標高が高いため、乾燥していても、ちらほら雪が積もっていました。
また、川も見事に凍っていました。


そんな中、ユキヒョウのものらしき足跡を発見!


しかし、悲しい発見もありました。
そこから20分ほど歩いたところに、石がたくさん組まれている場所が…。

これは、密猟者が岩陰に隠れて動物を捕えるために作ったものです。
どのような動物を捕えていたのかは分かりませんが、
この場所で密猟があったことは確かな事実だと思います。
キャンプをした後もありました。

そこからさらに1時間ほど歩いたところに、ヤクの死骸がありました。
おそらくですが、ユキヒョウが食べた跡と思われます。

まだ全部は食べきっておらず、残っている部分は腐ることなく凍っていました。

石と雪が入り混じる雪道を歩き続けること2時間、
写真のようにところどころ太陽が当たる場所は、
雪が少なく、たくさんの大きな岩場が露出していました。
こういった、大きな岩場をユキヒョウたちは巣穴にします。


下の写真のように、ゴツゴツした岩場がたくさんあるのが分かりますか?
これだけあれば、どこかにユキヒョウがいてもおかしくなさそうなのですが、
私たちの目では彼らを見つけることは困難極まりないです。


よーく見れば、本当はこっちを見ているユキヒョウがいるのかもしれません。
もしも写真の中で発見された方がいましたら、ぜひご一報をお願いします^^

つづく。