2018/03/27 22:29

今チャイナイーストン航空の飛行機の中で文章を書いています。

個人的な感想でちょっと長くなりますが、興味のある方は読んでくださいね。

昨日、キャンプファイヤーの目標額へ60%届きました。

実はこれは私の中学校時代の友人がドローイングを買ってくれたことで達成できました。

彼は前にも私のドローイングを買ってくださっています。

以前は大手製薬会社のデザイナーをしていて、誰でも「これ見たことがある」という薬のパッケージもデザインしています。

現在は独立してご自分の会社をされています。

 徳永泰敏さん

ティーラウンジの記事

とても暖かい人柄の徳永くん (と今でも呼ばせてもらっています)、人と人とのつながりを大切に、これからも良い仕事を多くして行かれることと思います。

知人の中には『クラウドなんとか、とかフェースブックからのメールがきて迷惑だ』と怒ってしまう人もいて、私も謝って回ったりして本当に勉強しました。まだクラウドファンドとか、CAMPFIRE自体の知名度もなく、(加えてFacebokの不祥事で) 個人情報を知らない会社に入力することが、どれだけ私の大切な友人たちにストレスと不安を与えたかと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それでも、中には徳永くんをはじめ、知人の中にははじめに景気をつけようと、会員になってサポートしてくれた人もいます。これから少しずつ広がりが出て来ると良いなと思います。

私もCAMPFIREは知らない会社でした。大きな助成金に落選し、福井の1300年記念和紙展に参加することが決まっているのに伝統工芸士さんにお支払いする十分なお金がないと今年になってからわかって、どうしようか悩んでいる時、実行委員会の人からふたつのクラウドファンドの会社の名前を聞来ました。参加する伝統工芸士さんの中にもクラウドファンドを通して助成を受けていることも知りました。

自分でも調べてみて、1社にプロポーザルを書いたのですが、かなり遅れて反応があり、しかも事前の要求ハードルが高くて、色々考えた挙句に断念しました。2社目のCAMPFIREはすぐに反応があったので、これはコンピューターによる自動返信なのかな、と思っていたのですが、担当をしていただいたスタッフの方が2名とも、個人的な質問や技術的なことに、丁寧に答えてくださって人間が行なっているという実感をもち、何もしらなかった私たちは一般公開までこぎつけることができました。

色々な寄付、助成の案内が毎日のように来ます。私も最近フィラデルフィアの知人の作家お家が火事で全焼して何もかも(作品も)、そしてシェルターから引き取った子猫たちさえも失ってしまったことをGo Fund Meというサイトで知って、ほんの気持ちでしたが寄付をさせていただきました。これは命や生活に直接関わるものです。

普段の生活している人にとって、たとえそれが日本の伝統技術を盛り上げるためのイベントであっても、美術の、個人の作家が注文する和紙の購入代金のサポートのなんて不可能ではないか、と実は私も初めは考えていました。

でも今は、大きな助成金をもらって一社のロゴだけつけて制作するより、あるいは自分で稼いで全てを賄おうとするよりも、ステキなメッセージをたくさんもらって、支援してくれた金額以上のエネルギーももらい、こういう広め方もあるんだなと学びました。特に非営利の活動をするにあたって私自身のモチベーションにもなっています。

活動を拡散してくださる方が出てきて、私の知らない方もサポートしてくださっています。

また、知人の中には (特に若い方は)支援したいけれど、生活が大変でごめんなさいというメールもいただいています。私の方が本当に図々しいお願いをしているので何倍も申し訳ないのです! 思ってもらえるだけですごくありがたいことなので、そんなメールをもらった時には「気持ちを必ず形にしてきます」と力が湧いて来ます。

ちなみに、CAMPFIREの合言葉は「小さな火を灯し続ける」ということで、誰でも声をあげられる世の中を作ることを目指しているそうです。これは今の世の中に必要な在り方ではないでしょうか?

私が個人で出来ることは本当に限られていますけれども、この活動を通して、和紙の記念祭を盛り上げていく層の一部として頑張ってみたいと思っています。

目標額に達成してしなくても、必ず作品は完成させます。

サポートしてくださってありがとうございます !