2018/04/28 10:08

今回は、八王子市片倉町にある「夕やけ子ども食堂」です!

昨年11月にスタートして早17回目の開催を迎えました。子どもだけではなく、一人暮らしの中高年の方々、お年寄りも大歓迎のだれでも食堂です。スタート当初は認知度も低く、参加者10人未満の開催が続きましたが、口コミで徐々に広がり、また陽気もよくなってきたこともあり、前回、前々回と約40名の皆さんが利用してくださるようになりました。

 

私たちはフィリピンの貧しい子供たちを現地で支援している団体ですが、日本の児童養護施設の方とお近づきになり、いろいろとお話を伺っていくうちに日本にも貧困で満足に食事ができない子供たちがいることを知りました。私たちの暮らしているここ日本で、そのような子供たちがいるのなら何とか力になりたいと思い、すぐに開催する運びとなりました。また、子供たちだけではなく、中高年の単身の方、またいつも一人で食事をされている方も孤食という観点からだれでも受け入れることを食堂のコンセプトとして運営させていただいています。また、私たちの大先輩であるお年寄りの方にもどんど残しいただきたいと思っております。

 

 

私は飲食店を以前経営していたこともあり、おいしくて栄養があるものを食べていただきたいとの強い思いがあります。食によって皆さんを一時でも幸せな気持ちにさせることができたらどんなに素晴らしいでしょうか?食とはおなかがいっぱいになるのではなく、何年もその味を忘れることがないということが大切ではないでしょうか?それほど食とは重要なものだと考えています。家では全く野菜を食べない子が私が作った野菜いっぱいのスープをお替りしてくれます。一人二人だけではなくそのように野菜をたくさん食べてくれる子供たちがうちの食堂にはたくさんいます。子どもたちが今日は何かなと?と楽しみにしてくれています。子どもたちだけではなく、お母さんたちもメニューを楽しみに毎週来てくれます。食べ終わって今日もおいしい料理ありがとうございました。今日も幸せな気分になれました。また、お願いしますと言われ、実施者に対しこれほどうれしい言葉はありません。ですから美味しくて印象に残る料理を提供し続けることが重要と考えます。どんなに仕込みが大変でも食べ終わった後の子どもたちやお母さんたちの顔を見たら大変さなんて吹っ飛んでしまいます。よく来場者の方々からこの食堂は雰囲気がいいですね、温かいですねと言われますが、その言葉におごることなく来場者の皆さんが幸せな気持ちを感じてくれる、そんな食堂を続けることが今、一番強く思っていることです。

 

これから暖かくなってきますので、やはり食中毒が心配なのと、小さいお子さんたちが興奮して会場内を走り回った時の怪我が心配です。

 

子ども食堂に特化した保険をぜひ設計していただきたいと思います。