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真の国語力をはぐくみ、大切なことを伝える本を広めたい!

国語の勉強で大切なことは、答えを見つけることではなく、文章を正しく読みとり、自分に引きつけて考えた上で、それを自分の言葉で表現することです。読む文章によって、多くのこと、また深いものを得ることも多いです。今年戦後78年。小・中・高校生の読解力を高めながら、大切なことを知ってもらう本をつくりました。

現在の支援総額

37,500

10%

目標金額は350,000円

支援者数

6

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/08/03に募集を開始し、 6人の支援により 37,500円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

37,500

10%達成

終了

目標金額350,000

支援者数6

このプロジェクトは、2023/08/03に募集を開始し、 6人の支援により 37,500円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

国語の勉強で大切なことは、答えを見つけることではなく、文章を正しく読みとり、自分に引きつけて考えた上で、それを自分の言葉で表現することです。読む文章によって、多くのこと、また深いものを得ることも多いです。今年戦後78年。小・中・高校生の読解力を高めながら、大切なことを知ってもらう本をつくりました。

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はじめに・ご挨拶

 今年6月14日まで、この「CAMPFIRE」のプロジェクト「文学のど真ん中から、論理を含んだ強い国語の本を作りたい!」でお世話になりました、言問学舎の小田原漂情と申します。

2003年6月から当地、文京区西片・本郷で(本郷は当初の3年8ヶ月)、国語に大きな特色のある言問学舎を経営し、子どもたちに「真の国語」を教えてまいりました。教育に関わる仕事を始めたのは25歳の時、学習参考書の出版社に転職してからで、爾来35年間、教育業界ひとすじの人生です。大学入試センター試験の導入、ゆとり教育の実施から学力重視への回帰、そして大学入学共通テストへの転換など、この間の教育制度や実情の変化をつぶさに見て来ております。

言問学舎としては2019年3月から『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』を刊行するなど、塾経営をしながらではありますが、国語教育と文学に関係する書籍の出版を行なっています。小・中学生を主対象とする『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』シリーズに加え、先般の『スーパー読解「舞姫」』、『文語文法の総仕上げ』が高校生の国語の勉強のための刊行物です。

一方、若い時から短歌、三十代半ばからは小説、当初から一貫して紀行文などを書いて来て、言問学舎を創業するすこし前の2000年までに歌集、小説などを8点刊行しておりました。今回の『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学5年生以上対象3』が、わたくしが書いて出版する20冊目の本となります(前記の編著2点および電子書籍版を含みます)。


このプロジェクトで実現したいこと

『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』は、子どもたちの「真の国語力」をはぐくむため、2019年3月から言問学舎がシリーズとして出版している国語教材です。当初から高学年用(小学5年生以上対象)、中・低学年用各3巻の合計6巻を刊行する計画としており、本書はその高学年用最終巻である、第3巻となります。刊行順としては中・低学年用第3巻の制作を残しておりますが、内容的な完結篇となる本書において、「真の国語力をはぐくむ」こととともに、これからの時代を生きる子どもたちに大切なことを知って欲しいという願いをこめて、この時期の刊行を企てました。


「真の国語」は、作られた「正解」を見つけるために文章を読むのではなく(その時、大半の読者は「答えさがし」をしながら文中から「情報」を拾い集める読み方になると思われます。傍線部に付属する問題を途中で見るなど、もってのほかです。先に問題を見るのも同様です)、目の前にある文章に何が書かれているのか、著者(筆者)が何をあらわし、伝えようとしているのかに虚心坦懐に真向かい、文章が自分に与えてくれるものを正しくつかみとることからはじまります。

そうしてつかみとった文章の「本質」を、自分の身に引きつけ、自分の考えを組み立てて行く、これが第二段階です。ただ、自分の身に引きつけると言っても、多くの子どもたちは「どこから、どうやって」考えはじめればよいのか、わからない場合が多いです。ここが大きなポイントで、本書・本シリーズでは、読者に的確な手がかりを差し出す「読解シート」を、一つの文章の直後に構成してあります(それをパワーアップしたのが『スーパー読解「舞姫」』のスーパー読解シートです)。

加えて本書(「小学5年生以上3」)では、これからの時代を生きる子どもたちに大切なことを知り、考えてもらうことを志し、1945年8月6日に広島に落とされた原爆、同8月9日に長崎に落とされた原爆と、言問学舎からほど近い「わだつみのこえ記念館」に伝えられる戦没学徒のことを書きました。物語ではなく、説明文的随筆で、『はだしのゲン』や『長崎の鐘』、『この子を残して』、『きけわだつみのこえ』などからわたくし自身が学んだことを中心に、今の子どもたちにもわかりやすく、そのようすを伝えています。

さらに今回の大きな特色は、永井隆博士の『長崎の鐘』にちなんでつくられた1949(昭和24)年の流行歌「長崎の鐘」(サトウハチロー作詞、古関裕而作曲、藤山一郎唄)および「新しき」(永井隆作詞、藤山一郎作曲、藤山一郎唄)をわたくし小田原漂情自身がスタジオで歌わせていただき、DVDに収録してあることです。動画はこのプロジェクトの募集期間中、YouTubeに投稿したもの(日本コロムビア様許諾)をご覧いただくことができますが、許諾の期限が9月19日までであり、YouTube上では以後見られなくなります。本書付属のDVDは、その永久保存版となるものです。

もちろんこの「長崎の鐘」、「新しき」を歌わせていただき、収録、公開するのは、本書において広島、長崎の原爆のことを子どもたちに伝える文章を書き、刊行する立場として、より深く、より真剣に、原爆あるいは戦争で理不尽な酷い死を強制された方々へ、追悼の意を捧げるためです。

あわせて今年8月21日、藤山一郎先生が亡くなられて満三十年となります。藤山一郎先生に、わたくしは一人のファンとしてだけでなく、国語と文学にたずさわる立場として、「言葉を正確に用いる」というもっとも大切なことを、教えていただきました。言問学舎で「真の国語」を教える際、その藤山先生のお教えが随所に満ちていることを実感します。多大なる恩恵を享受してきた、そのご恩に少しでもお報いすることができれば、という願いから、実際に歌わせていただき、縁のある子どもたちにも「長崎の鐘」、「新しき」を知って欲しいと、各方面の許諾もいただいた上で収録、公開をさせていただいた次第です。
※藤山一郎先生のことを、わたくしは大学入学直後ぐらいから深く尊敬申し上げております。「私淑している」という位置づけであります。


プロジェクトをやろうと思った理由

前回も述べましたが、現在、2020年代の世の中は、AI全盛の時代です。チャットGPTを利用した「きちんとした文章を書くお手伝いをします」などの営業メールが、言問学舎にも届くほどです。しかしながら『スーパー読解「舞姫」』でお示しした通り、文章表現の妙味、言葉の持つ力と美しさ、それらを駆使し、人の心の深いところまでを読みとる国語の奥深さは、AIには決して扱うことのできないはずのものです。とりわけ学びの途上にある子どもたちのための、音読を入り口として国語の味わいを知り、読解シートを使って考えを整理した上で、自分の言葉でその考えを表現する「真の国語」を(指導要領に書かれている「思考力」「判断力」「表現力」をそのまま体現するものです)、これまで以上に多くの方に知っていただき、お子さんたちの国語学習に役立てていただきたいということが、第一の理由です。

また、ロシアによる侵攻からはじまったウクライナでの戦争など、大きな危機に直面している世界ですが、一方で日本の国の過去の戦争、そのときどのような悲劇があったのかということは、年月の経過とともにどんどん忘れられているようです。「語り部」と呼ばれる方たちがお年を召して亡くなられていく中で、若い世代の人が「語り部」の仕事を継承しようとする動きも、折々報じられています。

わたくし自身は戦後の生まれですが、自身が太平洋戦争のことを学び始めた昭和40年代は、世の中を動かしている大人の方たちが戦争をじかに経験した年代の方たちでしたから、当時子どもであったわたくしが知りうる媒体の根底には、過去の苦しみと過ちを繰り返さないようにしようという思いが一貫して流れていたように思われます。これからのきびしい時代を生きていく子どもたちにそうした過去のことを正しく知ってもらうために、先述した通り、広島と長崎の原爆、戦没学徒のことを伝える文章を書き、掲載した次第です。子どもたちに、「過去に学ぶことのできる人」になってほしい。その思いが、プロジェクトをやろうと思った第二の、そして大きな理由であります。


これまでの活動

ご挨拶のところにも記した『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』は、これまでに高学年用(小学5年生以上対象)、中・低学年用(小学2年生~4年生対応)各2巻の計4巻を刊行しております。また高校生に文語文法(古文の文法)をわかりやすく教える『文語文法の総仕上げ』を2019年10月に出版しており、「大変わかりやすい」と好評をいただいております。

塾として「真の国語」を掲げる前のキャッチコピーは、「楽しくて深い国語の世界へ、ようこそ」でした。もちろん「国語の本質を教えます」の意は、創業当初から語りつづけています。かいつまんで言うと「真の国語」とは、試験問題のように作られた問題の答えをさがすことでなく、文章が言わんとしているところを正しく読みとり、そこに自分の感じたことをすりあわせ、自分の考えとして組み立てて、最後は自分の文章として表現する、その力をはぐくむことです。そのための国語教材を言問学舎として開発し、出版してまいりました。


『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学5年~中学2年対応1』

2019(平成31)年3月発行


『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学2年~4年対応1』

 2019(令和元)年6月発行


『文語文法の総仕上げ』小田原漂情編著

 2019(令和元)年10月発行 


『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学2年~4年対応2』

2020(令和2)年8月発行


『たまきはる海のいのちを‐三陸の鉄路よ永遠に』小田原漂情著

2021(令和3)年3月発行


歌集『猛禽譚』石井綾乃著

2022(令和4)年4月発行


『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学5年生以上対応2』

2022(令和5)年7月発行


スーパー読解『舞姫』

2023(令和5)年5月発行



資金の使い道

本の中にも、広島および長崎で撮影した各地の写真を掲載しておりますが、広島平和記念資料館、長崎原爆資料館をはじめとして両市に取材に出かけるところから本づくりが始まりました。また各方面に許諾を取り、必要な場合には許諾にかかわる使用料なども納付しております。さらに書くべきことをしっかり書き、カラー写真ページも4ページ取るなどして、既刊本よりもページ数が多くなるなど、製作費が従来よりも多くかかっていますので、その製作費の一部と、より広く本書を知っていただくための継続的な活動に、ご支援いただいた資金を使わせていただきます。締め切り時点で集まった金額のうち、手数料を差し引いた分を、その目的に充てさせていただくものです。


リターンについて

 今年2023年は、言問学舎が創業満二十年を迎えた年でもあります。リターンの基本セットは、言問学舎創業二十周年記念特製コースター、特製ボールベーンです。前回好評をいただきましたので、今回はすべてのリターンにセットしております。

 そのほかのパターンは『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』高学年用(小学5年生以上対象)を中心とした国語教材のセット、もしくはこれも前回好評の「言問学舎特別利用券」のセットです。小田原漂情の小説・歌集等の対応も可能ですので、ご希望の場合は「備考」にメッセージを記してご相談下さい。




実施スケジュール

2022年3月10日~12日 広島、長崎取材

2022年5月~2023年4月 本文原稿執筆

2023年4月~2023年6月 読解シート作成、文例集め(言問学舎の国語の授業)

2023年5月30日 「長崎の鐘」、「新しき」歌唱動画収録

203年6月~7月 各方面へ許諾申請

2023年7月26日 本書出来、納品

2023年7月28日 取次(地方・小出版流通センター)搬入


最後に

「文学のど真ん中から、論理を含んだ強い国語の本を作りたい!」(『スーパー読解「舞姫」』刊行プロジェクト)の際は多くの方々にご支援を賜り、まことにありがとうございました。ひきつづきのプロジェクトで大変恐縮に存じますが、ものを書き、子どもを教える立場として、今年刊行の2冊については、どうしても今、やらなければならないという強い決意に基づいて実行致しました。おかげさまで、本そのものはまもなくできあがり、納品される予定です。

言問学舎はそもそも学習塾であり、2冊の本を続けてつくりながら夏期講習の準備をし、そのまま夏休み=夏期講習に突入しました。そのためこのプロジェクトの立ち上げも少々遅くなってしまいましたが、これからの時代の子どもたちのために、なすべきことをなしとげたつもりです。他面、経費を要することも多く、また先述したように本書、本シリーズをより多くの方々に知っていただけるよう、さらに前進を続けてまいります。ご支援をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • 本プロジェクトの公開以来ご好評をいただいてまいりました、YouTubeでの小田原漂情歌唱動画「長崎の鐘」「新しき」につきまして、当初からの計画通り(お知らせ通り)昨日、2023年9月19日をもって公開を停止致しました。許諾料を必要とするため期間限定の公開としていたものです。いつか改めて許諾を得て、再公開させていただくことがあるかも知れません。その節はよろしくお願い申し上げます。また、『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力』は、来春、シリーズ刊行順の完結編となる「小学2年生~4年生対応3」を刊行する計画です。あわせてよろしくお願い申し上げます。動画のご視聴ならびに本プロジェクトへのご支援、まことにありがとうございました。 もっと見る

  •  今日8月21日は、本プロジェクトの動画で紹介させていただいている「長崎の鐘」をお歌いになり、「新しき」についてはご自身で作曲もなさった藤山一郎先生のご命日です。毎年、言問学舎塾長ブログで追悼の思いを述べさせていただいておりますが、今年はお亡くなりになって30年となったこと、また私自身畏れ多いと思いながら「長崎の鐘」「新しき」を歌わせていただいた、その原点の思いをお伝えしたいと考えたことから、30年前の私的な行動と思いを、書かせていただきました。一部をご紹介し、URLを紹介させていただきます。 ご自宅に伺った頃は、夕闇が迫りつつあった。予想されたことだが、弔問客は多く、玄関から順に先生のお柩(ひつぎ)と祭壇に導かれるようになっていた。ご自宅の中へお邪魔した時から、CDかレコードで流されている先生の歌声が聞こえていたが、感極まってお柩の前まですすみ、お顔を拝した時には「懐かしのボレロ」がかかっていた。その時の先生の歌声は、30年経った今日も、あざやかに思い出される。 当時所属していた歌誌「歌人舎」平成5年11月号に追悼文を書かせていただいたのだが、そのうちの2か所を引用させていただきたい(引用は再掲した歌文集『わが夢わが歌』より)。 <先生の至言に、歌は正三角形でなければならないというお言葉がある。作曲、作詞、表現(歌い手)の三者が均等の力を持って対峙する、その緊張の上にのみすぐれた歌が成り立つのだというものである。同じく古関裕而、サトウハチロー、藤山一郎の見事な正三角の調和によりもたらされたのが、『長崎の鐘』(昭24)であろう。(後略)><(前略)たくさんの歌が脳裏をめぐってやまなかったが、新幹線が東京を離れるころ、ひとつの言葉がようやく私の心をまとめあげた。「長い間、ほんとうに、ありがとうございました」と。われわれが嘆き悲しむことを、決して先生はお望みにならないだろう。すべては私のこれからの、生きてある生き方においてお応えしてゆくほかはない。それだけが、今の私の唯一無二の心境なのである。> あれから30年。はなはだ畏れ多いことではあるが、先日私はその「長崎の鐘」と、永井隆博士の短歌に藤山先生ご自身が曲をつけられた「新しき」とを歌わせていただき、新刊の音読DVDに収録した上YouTubeでも公開させていただいた(2023年9月19日まで。JASRAC、日本コロムビア許諾済)。「長崎の鐘」「新しき」小田原漂情歌唱 はトップ画像をクリックするとご覧いただけます。 あわせて新刊に長崎および広島の原爆のこと、戦没学徒のことを書いたのは、これからの時代を生きる子どもたちに大切なことを知って欲しいと願う教育者としての思いに加え、この時の私自身の「生きてある生き方においてお応えして」ゆきたい、と願った誓いを実現するためでもある。もちろんそれは今回限りのことでなく、今後も生涯通して子どもたちに大切なことを伝え、教えつづけてゆくことを改めてお誓いし、お亡くなりになって30年となる今日のこの文の結びとさせていただきたい。 全文はこちらからお読みいただくことができます。https://mbp-japan.com/tokyo/kotogaku/column/5142918/マイベストプロ東京・言問学舎「改めての誓い」 本プロジェクトもあと10日間となります。よろしくお願い申し上げます。有限会社言問学舎小田原漂情 もっと見る

  •  今日8月15日は終戦(敗戦 )の日です。言問学舎ホームページの塾長ブログに所感を書きましたので、一部を転載させていただきます。常体の(です・ますでない)文章である点、何卒ご容赦下さい。 例年通り、11時50分から全国戦没者追悼式の中継を見て、正午に黙禱した上で、今日は春先から溜め込んでいた仕事を整理するために出社した。 過去の戦争について子どもたちに教えることを、教育者の大きなつとめとして、私は言問学舎を創業した二十年前から欠かさずにつづけて来た。今年はそれを塾内でも拡大し、少部数ではあるがより広く対象を広げうる新刊の刊行によって、少しずつ「ひろく一般の」子どもたちにも展開していきたいと願っている。 歴史には多くの面があり、それを教えるのはむずかしい。8月15日の全国戦没者追悼式でも、首相がアジア諸国への「反省」を意味する言葉を盛り込まなくなって久しい。もちろん今日の陛下のお言葉では、「過去を顧み、深い反省の上に立って」の一節を拝聴したが、近い将来、「顧み」て「深い反省」を向けるべき「過去」について、詳しく解説することが必要になるのではあるまいか(「反省」の意味がわからない人が多くなると想像されるため。あるいは今でも、必要なのかもしれない)。 子どもたちの心は、総じてまっすぐで、敏感である。日本の国の過去の戦争のことについても、「知らない」、「よく知らない」ために考える機会がないのであって、知る機会を差し出してあげれば、きちんと考え、思いを書きあらわししてくれるのである。 今般の新刊『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学5年生以上対象3』収載の「忘れまい、八月六日の広島の朝を」、「『長崎を最後の被爆地に』」の二篇を、小6~高2の国語の授業で用い、感想文を書いてもらった。 ・・・以下、引用部分は昨日の報告と重複しますので割愛します。 今日で戦後満78年ということだから、私もその四分の三以上を生きて来たことになる。私自身の両親、その世代の人たちを含め、たくさんの方々から直接、間接に、戦前、戦中、戦後のことを教わって来た。以前にも書いたことだが、年齢的に、現在の日本の中で、教え、伝える側の立場にあるのは間違いないと思う(もちろん当時を直接知る方々から、さらに多くのことを教えていただきながら、のことではあるが)。 その意味で、新刊『国語のアクティブラーニング 音読で育てる読解力 小学5年生以上対象3』とクラウドファンディングについてもより多くの方々に知っていただき、ご支援を賜ることができるよう、お願いするものである。 戦後満78年の終戦(敗戦)の日に。令和5(2023)年8月15日小田原漂情 ブログは以上の内容です。 文中に記したことが、本プロジェクトの志すところです。何卒よろしくお願い申し上げます。 もっと見る

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