2018/08/25 11:57

関東での3日連続取材・撮影ツアー、無事終えました〜〜〜!

雨に降られることなく、農作業撮影もバッチリ!!
それぞれのXの写真もかっこよく撮れました。
撮影は、「選挙フェス」の写真で惚れ込んだ伊藤愛輔さん!
腕もすごいけど、めっちゃいい方でした〜。
絶対カッコイイ本になる!!

トークセッションなんですけど、
いやー、濃かったですよぉ。
もう〜、ホントに素敵すぎました!
うー、 めちゃくちゃ感動したよ〜〜〜。
あぁ〜、何を言っても軽いなぁ。
本当はズッシリと重たくて、でも、明るくて、楽しくて、なんて言ったらいいんだろう。
とりあえず、トークセッションで各3名合計9名から発せられた言葉の一部を読んでみてください。

8月21日(火) 鴨川自然王国にて

「最近の私のテーマはサバイバル。ここはシェルターになりえるよねって話してたんです。生きていくのに必要なのは水と食べ物、エネルギーでしょ。お米も野菜も作っているし、湧き水があるし、薪になる木もあるから暖房も困らない。薬草の知識も得ていけば、医療だってね。ここなら、何が起きても大丈夫! 王国をやっていく意味はそこにあるって思うんです」(半農半歌手・Yaeさん)

「お助け隊を始めたのは2008年。当時は定職もつかず、ブラブラしている人間が鴨川に多かったんだよね。そんな半農半ブラブラ仲間と里山里海研究会っていう集まりを毎月やっていたんだけど、単身・高齢世帯が増えているなかで便利屋みたいなことをしようということになり。『お助け隊』という言葉が空から降ってきたんだよ」(半農半お助け隊・今西徳之さん)

「ぼくは小学校2年でショッキングなことがあり、以来ずっと自分の居場所を求めてきた。アジア、ヨーロッパを旅したときに出会った農夫が廃材で家を手造りしていて、自然農をしているベジタリアン。自由に暮らしているのを見て、『これだ! これが未来だ!!』って思ったんだ。鴨川の里山に建つ空き家に暮らすようになって、ぼくは土の上で癒された。いま、その頃のぼくのように苦しい人がたくさんいる」(半農半NPO法人理事長・林良樹さん)

8月22日(水) いすみ市の慈慈の邸にて

「長くのびた雑草だらけの畑に、あずきや大豆の種をまいて、そのあと草刈りして、上からかぶせておくんです。こうすれば、鳥に食べられない。あとは何もしなくても、大きくなる。収穫はちょっと大変だけど。里芋は掘るときに1個残しておけば、次にまた増えるから、わざわざ植えなくてもいい。やきそば屋は店での営業をやめ、週末だけイベント出店する形に変えたし、作物は手間をかけなくてもできるものだけ作っているから、時間があるんですよ」(葛岡誠さん)

「経済優先で私たちが作ってきたもののケツをふいていかなきゃならないよね。今を大事にすることからやるしかない。今の連続が未来を作っていくのだから。ブラウンズフィールドは、米は100%自給。麦も大豆も作って、それを原料にしてみそも醤油も作る。梅干し、梅酢、柿酢も自給。『俺ら、最先端!』とか言っていると、若い子たちが振り向くようになって、集まってくるようになってきた。最近は、社会経験がきちんとあって、スキルがある上でのオーガニックや半農半Xって子たちが多いんですよ。底上げされている気がします」(半農半マクロビ料理研究家・中島デコさん) 

「25年間、半農半教師をやってきたけれど、教師の仕事はとても忙しくて、毎年米作りをやめようと思ってたかな(笑) 教師をやめようと思ったこともあるけれど、子どもと食べものの距離感が大きくなったことに気づいて……。修学旅行の前の調査で、食べられないものを伝える子が増えてきた。かつては40人のクラスで1人くらいだったのが、今は5人から10人出る。明らかにアレルギーの絶対数が増えています。これは教師をやめないで、そのことはきっちり言わないといけないと思いました」(元半農半教師・手塚幸夫さん)

8月23日(木) 香取市の寺田本家「カフェうふふ」にて

「人類はどこへ言ってしまうのか、不安に思う。自然界にないものを作り続けてきて、こうなってしまった。7世代先まで考えて行動するという先住民の知恵を大切する生き方をしなければと思います。マイケルジャクソンは歌のなかで大自然に敬意をはらっています。マイケルのメッセージを受け継いで伝えていきたい。パフォーマンスを通して、よりよい世界にしていきたい。世の中をよくしていくという意味で、農と食だと思ったんです。それで、1年間農園で修行して、農園を始めました」(半農半マイケル・マイケルやもさん)

「百貨店に勤めていたときは前年比に追われ、日々競争のなか、『電車に飛び込みたい』とまで思いつめ、逃げるようにして会社をやめた。塩見さんの本を読み、講演を聞いて、オーガニックバーでお客さんに、『半農半Xっていう生き方がいい』と伝えていたけれど、『俺、やってないじゃん』と気づき、10年前から田んぼを始めたんだよね。お客さんを連れていくから3年目には20〜30組が来るようになり、地元の要請もあってNPOに。いまでは、毎年80組が田んぼをやりに来ます」(半農半NPO法人理事・髙坂勝さん)

「夏は米作り。冬はお酒造り。両方があるから続けられる。この一年のサイクルがあるから、両方ともすごく充実している。農作業は難しいことを考えないで、同じことを繰り返しやることが多い。目の前のことに向き合う時間。マインドフルネスのようだ。そうやって魂をやしなうことも、農作業の一つのやりがいじゃないかと思います。いま、田植えや稲刈りには100人くらいが来る。草刈りは10人とか、少ないと5〜6人。草刈りは1列往復で1時間かかるんですよ」(半農半酒蔵当主・寺田優さん)

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本で読んでほしいという部分は避けているので、本当に伝えたいところを載せられないのが、歯がゆいんですが、トークセッションの途中、マジ泣きしてしまった場面もあるんですよ。
この仕事を続けてきて、本当によかった、と何度も何度も思いました。
それくらい、9人と塩見さんから伝えられたことは、大きかったんです!

秋には四国と熊野で、それぞれ3人ずつのお話をうかがいます。
楽しみすぎます〜〜!