2018/06/10 15:10

どんな文章ならば、知らない人の文章でも読みたいと思うだろうかと考えたとき、誰か宛の手紙ならば覗き見したくなるのではないかと試みる。
今回、iakuを招聘してくれたラボチの小室明子さんに手紙を書いてみる。

 

小室明子さま

先日はわざわざ東京公演に来てくださり、ありがとうございました。たぶん初めて映像ではない「粛々と運針」を見てくれたと思います。過去のiakuとはだいぶ構成が違うので、新鮮に見てもらえたのではないでしょうか。
小室さんには、2015年4月にラボチプロデュース「人の気も知らないで」でかなりお世話になりました。公演で札幌に伺うのはあのとき以来になります。「人の気も知らないで」に出演してくれた、達子さん、サホさん、ちーやんは今回観に来てくれますかねー。
「人の気も知らないで」のときは天神山アートスタジオに滞在していましたが、今回もまた天神山で宿泊できるということで、こちらも楽しみです。山を降りると回転寿司のトリトンがあるし、純連というラーメン屋さんもあるし。南平岸駅前にあった洋食屋さんコションは閉店してしまったらしいですね。もう一回行きたかったなあ。
食べ物もそうなんですが、札幌の演劇シーンに首を突っ込ませてもらうことがもっとも楽しみです。introや弦巻楽団やyhsなど、交流のある劇団の皆さんと会えたら嬉しいな、と思います。でも皆さん精力的に活動してるし忙しいですかね。
「粛々と運針」は実験的に作った割に、iakuの、というか、僕、横山の新境地を切り開いてくれて、新しい代表作が出来たような気がしています。これまでの代表作と言える「エダニク」や「人の気も知らないで」では、ワンシチュエーション、リニアな時間経過の中で進行するドラマを描いてきたのを、エイヤと飛び越えてみたのです。僕の作品を観たことがある札幌のお客さんたちに「粛々と運針」がどう受け止められるのか、とても楽しみです。東京では2017年の初演も、2018年の再演も全ステージ完売になったので、そういう評判が札幌まで届いてお客さんたくさん入ったらいいんですけどね…。札幌公演まで時間は短いですが、地道にがんばりましょう。というわけで、6月下旬、本州は梅雨真っ只中ですが、無事に飛行機が離発着することを祈っていてください。それでは。

横山拓也

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