自己紹介
うかぶLLC代表の蛇谷りえです。私は大阪で生まれ育ち、2011年から鳥取県へ移住し、「合同会社うかぶLLC」を設立しました。2012年には鳥取県・湯梨浜町でゲストハウス、カフェ、シェアハウス、ギャラリーが複合した「たみ」、2016年には鳥取市でパブスペース、ゲストハウスが複合した「Y Pub&Hostel」を開業しました。
ほかにも、鳥取の生活から生まれる文化的活動にも関心があり、アートや文化に関連する企画制作やコーディネートを行っています。
地域と旅人をつなぐゲストハウスを開く
拠点にしている湯梨浜町は、鳥取砂丘から汽車で50分ほど離れたところにある、東郷池と温泉がある町です。昔は東郷温泉として栄えていたため、温泉旅館や商店が今も営んでいます。
地域の人のつながりが色濃く、町のお祭りや催しも多いため、ここでゲストハウスを開くことで、この町に旅人が訪れ、生活・文化に触れてもらいたいと思いました。
ゲストハウスが地域との出会いの場になった
「たみ」は二階建ての元国鉄寮を改装した建物で、JR松崎駅から歩いて5分の立地にあります。開業時から写真撮影を禁止し、取材を断っています。理由は、実際に足を運んで自分の身体で感じたことを大事に、そのまま持ち帰ってほしいからです。
近隣に砂丘などの観光地はなく、繁華街もありません。旅人はたみで過ごす時間が長くなり、カフェで地域の人とおしゃべりしたり、共同キッチンでシェアハウスの住人と仲良くなってイベントに遊びに行ったり、リビングで夜な夜な人生相談やゲームをして、スタッフもゲストも一期一会の出会いを楽しんでいました。
「たみ」が地域の出会いの場になることを経験し、鳥取市にオープンしたのが2号店の「Y Pub&Hostel(以下、Y)」です。Yは、1Fは飲食スペース、2F・3Fが宿泊スペースになっています。「たみ」と同様に、地域の人々や旅人の交流を作るために、地域に開いたイベントを数多く開催しています。私たちが企画する講座やワークショップ・展示などのほかに、地域の人々が持ち込む企画も多くあります。
スタッフにオススメされた場所に行ったり、住人とスナックに行くなど予想外の旅をした旅人たちが楽しそうな顔をして帰ってきて、何があったのかお話を聞くことが、お店に立つ喜びでした。
「たみ」と「Y」は、それぞれの町を旅人の出会いの場になり、旅人の中には鳥取を気に入り何度も鳥取を訪れ、移住する人もいました。
photo by Kazutoshi Fujita
ゲストハウスから「出会い」がなくなった
コロナ以前は、国内ゲストハウスブームのおかげもあり、多くの旅人が旅先での交流を楽しみにゲストハウスに訪れていました。
しかし、コロナを経て、インターネットがさらに充実し、自宅から旅先の情報を得る手段が増え、地域と旅人をつなぐ機能はインターネットに取って変わられました。
一方で、インバウンド需要に合わせて宿泊費が高騰したため、比較的リーズナブルな価格のゲストハウスに初めて訪れる旅行者は増えています。これは、新しい旅行者に町の魅力を伝える絶好の機会とも思えますが、現地でローカルな情報を案内しようとしても、旅行者はすでにネットを介して綿密な旅行計画を立てており、旅行者に地域を十分に引き合わせきれないという現状があります。
また、地域の様子にも大きな変化が見られます。
コロナ禍の家から出れない、人と接触できない世界になったことで生活が一から見直され、外出することの価値観が一新されました。ゲストハウスのカフェでの地域の人の利用が減り、旅人との偶発的な出会いも失われつつあります。
そこで諦めないのがうかぶLLC!
この困難にめげず解決策を考えました。
私たちが目指すのは、ゲストハウスを介した地域との出会いの回復!まだ鳥取に訪れた事がない人たちに「行ってみたい」と興味を持ってもらい、訪れてくれた人たちに、これまで培ってきたネットワークを駆使して鳥取の魅力を存分に体験してもらうことです。
そのために、これまで現地で完結していた旅の提案や案内を、ネットを含めたさまざまなメディアから発信していくことを考えています。これから紹介する三つの観光プログラムで、鳥取への関心を引き出すところから、暮らしをつなぐ旅体験までうかぶ流でアテンドします。
1、鳥取の魅力を記録するフリーペーパーの発行
今この瞬間の鳥取の魅力を発信し、「鳥取に行ってみたいな」と思う人たちを増やします。
この数年間で私たちは、地域も人もどんどん変わっていくことを実感しました。このフリーペーパーでは、町の変化を記録していくとともに、鳥取の魅力を発信していきます。
2、うかぶならではのローカルツーリズムを開発
これまで現地で伝えていたスタッフや地元の人のおすすめを、事前にキャッチできるようにコンテンツを考えました。これにより、鳥取に暮らす人と出会える鳥取旅行の計画がたてられます!
・鳥取四季折々の旅プランの発信
海や山に恵まれている鳥取は、食べ物・レジャーと、年中通して四季折々の楽しみ方があります。「鳥取といえば砂丘と蟹でしょ?」という方へ、ぜひ鳥取で過ごしてきた「たみ」「Y」スタッフのイチ押し旅プランを体験して欲しいです。作成したプランは、HP・SNSで発信していきます。
・暮らしの体験プログラムの構築
「たみ」「Y」がある町には、暮らしに根付いた行事が残っています。それらに参加できるよう体験プログラムを作ります。主に農業体験、酒蔵体験、お神輿体験、自然を満喫するドラゴンカヌー体験なども考え中です!完成した体験プログラムは、HP・SNSで発信していきます。
3、出会いの場を活性化!たみ・Yのカフェをリニューアル
「たみ」「Y」のカフェスペースには、宿泊しなくても誰でも気軽に訪れ、飲食を通して、交流を楽しんで欲しいという思いがあります。ニーズを見つめ直し、新たにカフェをリニューアルすることで、今の町の人たちと改めて関係性を作り直します。カフェスペースが、偶発的な人との出会いや旅が生まれる場になることを目指します。
お金の使い道
・フリーペーパーにかかる費用(計4回/年)
発送費、制作費、取材依頼謝金
・ローカルツーリズムにかかる費用
制作費(編集・写真撮影等)、広報費、フィールドワーク調査費
・カフェリニューアルにかかる費用
設備工事費、備品消耗品費、広報費
photo by Kazutoshi Fujita
スケジュール
2025年3月 おすすめ旅プラン(春)コースの公開*以降3ヶ月ごとに公開
2025年4月末 リターン発送開始
2025年7月 フリーペーパーの発行*以降3ヶ月ごとに公開
2026年1月 たみ・Yカフェリニューアル着工
2026年4月 たみ・Yカフェリニューアル
リターンについて
今回のローカルツーリズムとは別に、リターン限定のツーリズムプランをご用意しました。これを機会に、たみやYのスタッフと交流しながら鳥取を堪能しに来てください。また、鳥取や東郷池をモチーフにしたグッズもありますので、そちらもぜひお楽しみください。
最後に
「旅」は、普段の見慣れた環境から離れた場所に身を置くことで、私がわたしでいられることを確認できる大事な人間の行動です。
目的のある旅もあれば、目的のない旅もあります。旅にはまだまだ可能性があります。
私たちが提案する「暮らしとつながる旅」をすることで、知らない地域に足を運び、予期せぬ人との出会いや風景を楽しみながら、冒険のような濃密な時間を過ごしてもらいたいです。そして鳥取での体験を誰かに伝えることで、人がメディアとなり、新たなうねりが地域に生まれることを期待します。
クラファンをとおして、この問題を共有し、みなさんに関わってもらうことで、一緒に新しい出会いのカタチを作りたいです。うかぶLLCへのご支援ご協力のほどよろしくお願いします。
たみ ゲストハウス&カフェ http://www.tamitottori.com/
〒689-0712 鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1
宿泊料金 男女別ドミトリー 4,000円/1泊 個室 5,000円〜/1泊
営業時間 チェックイン 17:00〜 チェックアウト 10:00まで
木 18:00〜21:00
金 8:00〜10:00/18:00〜21:00
土日 8:00〜21:00
Y Pub&Hostel http://y-tottori.com/
〒680-0822 鳥取県鳥取市今町2丁目201 トウフビル1F・2F
宿泊料金 4,400円 (男女混合ドミトリー/女性専用ドミトリー)/1泊
個室 5,000円〜/1泊
営業時間 チェックイン 17:00〜 チェックアウト 10:00まで
木 17:00〜21:00
金土日 7:00〜21:00
月 7:00〜10:00
Produced by うかぶLLC http://ukabullc.com/
最新の活動報告
もっと見る<拡散・ご支援お願いします!>残り1週間となりました。
2024/12/08 17:14こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
コメント
もっと見る