短編映画「母娘-おやこ-」
母はいつも嫌味ばかりで、時々ヒステリックになる。
私はずっと、そんな母が嫌いだったー。
いつからか日本では、孤立の中で子育てをする親が増えている。
母親のヒステリックはSOSのサインかもしれない。
《あらすじ》
えりかの記憶の中の母親は、いつも嫌味な言動ばかり。
母親のことがずっと理解できないまま大人になって…。
出演者
えりか/えりかの母:細谷 枝里佳(Vivienne 所属)
ゆうこ:大島 美波(八角家 所属)
えりか(子ども時代):
るい(ゆうこの娘):
スタッフ
監督/脚本/撮影/編集:西坂 來人
撮影助手:樋田 隆裕
助監督/制作:黒田 佳澄
ヘアメイク:奥村 麻那
音楽:細谷 枝里佳 中間 正太
プロデューサー/企画:細谷 枝里佳
製作
プロジェクト名:Little One Project
自己紹介
初めまして、細谷枝里佳と申します。
長野県生まれ長野県育ち、田舎の自然に囲まれ、とても伸び伸びと育ちました。
小さい頃から人前に立つことが好きで、発表会に出たい!コンクールに出たい!という思いからピアノを習い始めたり。大きいホールに立って人前で歌いたい!という思いから地元地域の合唱団に所属したり。とても好奇心旺盛に育ちました。
人前に立つことへの憧れが強くなる中ミュージカルと出会い、大学時代は4年間音楽大学でミュージカルを学びました。
現在の活動
大学卒業後はミュージカルの舞台やストレート舞台など、舞台出演がメインでしたが、
現在は、芸能事務所ヴィヴィアンに所属をし、webCMやドラマなど、舞台に留まらず幅広い分野で活動をしています。
「笑うポーカーフェイス」というVFXを使った動画作成チームにも所属し、ショートドラマを作成し、SNSへの動画投稿などを行なっております。
企画に至ったきっかけ
私の母は、私が15歳の時に病気で他界しました。
母からは厳しくも愛のある叱りをたくさん受けました。
そのおかげで、自分よりも大人の方たちからはしっかりしているね、と仰っていただけることが多いです。
母から教わってきたこと、たくさん怒られたことで今の自分が在ると言っても過言ではありません。
ただ、今だからそう思えていますが、もしも今も母が生きてくれていたとして、そんな風に思えるのだろうか、と考えた時もありました。
高校生から大学生、社会人へなるための迷いの日々。
反抗期から思春期である私が、そんな母と対面していたら、喧嘩の毎日で、母と仲良く過ごせていなかったのではと思います。
周りの友達も母になり、自分も母になりたいなと思うようになり始めた頃、母親という存在を初めて自分の目線に並べて見られるようになりました。
なんであんなに怒ってるんだろう?
なんで子どもの意見を聞いてあげないんだろう?
違います。
お母さんにはそんな余裕がないからです。
ワンオペの毎日、社会から孤立し自分だけ1人取り残されたような日々、片親、職場でのストレス、家庭内でのストレス。
「毒親」「お母さんヒス構文」というものが流行る現代ですが、お母さんはなりたくてなったのでしょうか?
きっとお母さんにも「叫びたい何か」「逃げ出したい何か」があります。
それでも、向き合い続けなければいけない親子という繋がり。
少しでもお母さん、お父さん、親子の拠り所となるようなものを作りたい。
そして、そんな母親の戦いがあるということに気づいてもらいたいと思い、今回の企画を始めました。
キャスト・スタッフ
細谷枝里佳
プロフィール
1996年長野県出身。
2007年から2013年まで小澤征爾総監督のサイトウ・キネン・フェスティバル松本(現OMF)で児童合唱団の一員としてオペラに出演。
2015年から俳優業を開始。
2018年昭和音楽大学ミュージカルコース卒業。
自分の幼少期の経験や、家族をテーマにした作品を作りたいと思い、このプロジェクトを作成。
現在は芸能事務所ヴィヴィアンに所属し、webCM、ドラマ、舞台等に出演中。
「笑うポーカーフェイス」というVFXを使った動画作成チームに所属して、ショートドラマの作成、SNSへの動画投稿なども行っている。
大島美波
プロフィール
1997年11月9日、長野県出身。
八角家所属。
2008年から2016年にかけて信州にて開催される小澤征爾総監督のサイトウ・キネン・フェスティバル松本(現OMF)で児童合唱団の一員としてオペラに出演する。
2018年桐朋学園芸術短期大学ストレートプレイコース卒業後は舞台にて会話劇を中心に活動中。
主な出演作として、新人会「女の家族」('21)サルメカンパニー「永遠チェリーボーイ」('21) 八角家「石鹸心中」('23)などがある。
監督 西坂來人
プロフィール
日活芸術学院 演出コースを卒業。在学中に監督した「あの頃のように」が西東京映画祭で優秀賞を受賞。
卒業後は、特撮映画やTV番組の美術助手を経て、フリーの映像作家/絵本作家として活動。
2018年に監督した短編コメディ映画「The Benza」は国内外で30を超える映画祭で受賞し、日本国内でも劇場公開される。長編シリーズであるTVドラマ作品「The Benza 」シリーズ1&2、そのスピンオフ作品の「Benza English」がAmazonプライムビデオにて全世界で配信され50万人以上の視聴者を持つ。
初の長編映画となる「Aichaku(愛着)」ではLGBTQの当事者と共に作品を制作し、2025年に公開予定である。
幼少期に児童養護施設での生活を経験した当事者として、同じ施設で育った若者達が自立の過程で大変な苦労をしていることに強い問題意識を抱き、社会的養護の問題をテーマにした映画の制作や、当事者の若者とともに社会的養護の課題を多くの人に共有するYouTubeチャンネルを開設し情報発信を行なっている。(THREE FLAGS -希望の狼煙-)
プロジェクト立ち上げの背景
監督の西坂來人です。まずはこの記事を興味を持って読んで頂けたことに心より感謝いたします。
僕がこの企画に出会ったのは、友人の映画をお手伝いした後の打ち上げの席でした。
映画の出演者であった細谷さんが、たまたま近くの席だった僕にこの企画を語ってくれたことが始まりでした。
僕は子どもの頃の一時期を“児童養護施設”で育った経験があり、現在は作家活動と並行して児童虐待を防ぐための支援活動や親を頼れない若者の支援、社会課題を啓発する活動などをしています。
その中で感じていることは、親自身が孤立している環境の中で虐待が起こってしまうということ。
子育てをする親の環境を日本全体で改善しなければ、児童虐待がなくなることはないと思う一方で、孤立の中で子育てに奮闘している親は年々増得続けているように思えてなりません。
細谷さんのお母さんとのお話や企画のテーマを聞いた時に、これは現代の日本社会に問うべき価値ある大切なテーマであると確信しました。
このプロジェクトで実現したいこと
お母さんのイライラやヒステリック裏には、抱えきれないモヤモヤやどうしようもない孤立があったのではと、思いを馳せてもらいたいと思いました。それはお母さんのSOSのサインなのだから。
スケジュール
11月 撮影
11月末 仮編集、ラッシュ
12月 音編集、仕上げ
12月末〜1月 完成
1月〜2月 リターン送付
1月〜2月末月 関係者向け試写会
3月以降 国内外の映画祭への出品
9月以降 Amazonプライムビデオにて配信
リターンについて
1万円のご支援のコースを、
・枝里佳バージョン
・美波バージョン
・監督バージョン
の三本立てにしました。
そろぞれの、お礼動画とサイン入り写真のセットです。
また、これらをひとまとめにし、2万円で設定しました。
お名前が出るのには抵抗感があるけれど、映画の動画データが欲しいという方のために、5千円、7千円のコースもご用意しています。
最後に
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
初めての自主映画制作、クラウドファウンディングでどうなるのかと手探りではありますが、良い作品を作り、ぜひ1人でも多くの人に「親子(母娘)」についてもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。
そのためにも全力で頑張ります。
応援をどうぞよろしくお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見る○支えてくださる皆様に感謝の気持ちを込めて
2024/12/31 09:00監督の來人です。本作は2年ほど前から準備を重ねてきました。2024年の11月に2日間に渡る撮影を終え、いよいよ完成が近づいています。約10分という短い作品ににも関わらず、たくさんの人に支えられ、多くの期待とご支援、応援の言葉をいただきました。クラウドファンディングも予想を上回る金額をご支援していただく結果となり、感謝の思いでいっぱいです。“孤立した親”をテーマに短編映画を作るということが、世の中にとっていかに重要なテーマかを改めて実感した制作期間でした。“映画づくりは一人ではできない”そんな言葉を改めて実感しています。支えていただいた方々と、みんなで作った僕たちの映画を、社会に生きる、多くの観客達へ届けていきたいと思います。心からの感謝を込めて。西坂來人 もっと見る
応援してくださる皆さまへ
2024/12/31 09:00こんにちは、細谷枝里佳です。本日で、約1ヶ月半に及ぶクラウドファンディングの期間が終了します。作品を作るために動き出した、2年前。來人さんとたくさん打ち合わせをしながら進めてきました。撮影では出演者の方々、スタッフの皆さんに支えられ、無事に撮り終えることができました。そして、クラウドファンディングを通して、こんなにもたくさんの方たちに応援をしていただけるとは思ってもおらず皆さまに支えられ、作品の完成が近づいているんだなと思うとホッとする安心感と、作品がたくさんの方へ届くであろうワクワクとで、気持ちがいっぱいです。作品が完成しても、観てくれる人が居なければ意味がありません。ぜひ一人でも多く、たくさんの人に作品を観て、知ってもらえるよう、今後も「母娘-おやこ-」の発信活動頑張っていきます!皆さん温かい応援本当にありがとうございました。細谷枝里佳 もっと見る
この作品で変えたい未来
2024/12/29 09:00こんにちは、細谷枝里佳です。私はこの作品を通して「必死に子育てをしているお母さん、お父さんに少しでも手を差し伸べることができたらな」と思い、制作を始めました。他人の家族、親子、というものには何とも硬いバリケードがあるような気がしませんか?人様の家族や親子事情にはあまり触れ過ぎない方が良いかな〜みたいな…。でも、それが「孤立する子育て」を産んでしまっている気がするんです。だからって、いきなり踏み込んで手助けをするなんて、怖いですよね。でも、もし、自分の周りに仲の良い親子が居たら少しだけでも気にかけてあげてほしいんです。「大きなお世話」ってその時は言われちゃうかもしれないけど、それが未来では良い方向に繋がってくる気がするんです。先輩ママさん、パパさんはお節介にならない程度に(笑)、新米ママさん、パパさんたちを手伝ってあげてください。もちろん、周りに親しい親子が居ない人たちにも出来ることはあります!電車でグズってる赤ちゃんが居たら、口をわぁーってやったり、ニーッてやったりして少しあやしてあげたり、階段の上り下りや、電車の乗り降り、ベビーカーを一緒に支えてあげたり。それだけで、お母さんたち、とても嬉しいと思うんです。この作中でえりかが勇気を振り絞ってやったみたいに…そうやっていくことで、その連鎖で「孤立する子育て」は減っていくと思います。自分がやってもらったら嬉しいこと、は、絶対人にとっても嬉しいはずです。その輪が広がっていく未来を想像しながら、この作品を作りました。どうか、その思いが皆様に届きますように! もっと見る
コメント
もっと見る