【原宿はらっぱファーム】都心の1500㎡でオーガニックなみんなの畑を作ろう!

【原宿はらっぱファーム】渋谷区原宿エリア。店舗や住宅がぎっしりと立ち並んだ一角にずっと空き地だった国有地があります。広さはテニスコート約7面分の1500㎡。なんとここが1年間限定の畑になります! 土(堆肥)を作り、野菜を育て、その菜園を維持管理するための人件費や設備・資材調達の資金を集めます

現在の支援総額

1,778,500

53%

目標金額は3,330,000円

支援者数

208

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/03/03に募集を開始し、 208人の支援により 1,778,500円の資金を集め、 2025/04/03に募集を終了しました

【原宿はらっぱファーム】都心の1500㎡でオーガニックなみんなの畑を作ろう!

現在の支援総額

1,778,500

53%達成

終了

目標金額3,330,000

支援者数208

このプロジェクトは、2025/03/03に募集を開始し、 208人の支援により 1,778,500円の資金を集め、 2025/04/03に募集を終了しました

【原宿はらっぱファーム】渋谷区原宿エリア。店舗や住宅がぎっしりと立ち並んだ一角にずっと空き地だった国有地があります。広さはテニスコート約7面分の1500㎡。なんとここが1年間限定の畑になります! 土(堆肥)を作り、野菜を育て、その菜園を維持管理するための人件費や設備・資材調達の資金を集めます

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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最終日になりました!
まだまだ目標には程遠いですが、あきらめずに
元気に4/3 23:59まで 参りますよ〜♪
国有地で畑ができるまでのストーリー
↓みてね!
■原宿にテニスコート7面分の空き地があった!

都市農地と防災のための菜園協議会の美喜子です。

菜園&コンポスト仲間やお隣の美容室 twiggyさんとここで畑ができることを大喜びした日


表参道を拠点にコンポストアドバイザーなどして学校や保育園や地域コミュニティの皆さんに、生ごみや雑草などを堆肥化する方法を伝えています。
「人も自然の一部だということを体感でき、堆肥を作り野菜を育てる場を創りたい、東京の真ん中で風の谷のナウシカみたいな自然の法則に沿った暮らしを共にしていきたい」と、土地もお金も人脈もないところ、コロナ禍の2020年に敢えて原宿周辺に引っ越しました。そこで見つけたのが1500㎡の空き地です。


1,500㎡の空き地が本当に畑になる!

原宿駅竹下口から約1km
明治神宮前駅や表参道駅からは約800m
最も近いのは外苑前駅で約650m
(原宿一丁目町会内)


そんな場所に1,500㎡の空き地があります。びっくりですね!
国有地。国が管理している土地です。

都心の真ん中で生ごみを堆肥化して野菜を育てたりしていますが
土地がめちゃめちゃ貴重な地域ですので、屋上での栽培が中心です。

そんな中の1,500㎡の空き地。
この場所を畑にしたい と通るたびにつぶやいていました。

独り言を言っているだけでは実現しないと、
2023年11月一般財団法人 都市農地活用支援センターさんに相談をしたところから現実的な動きが始まりました。

数々の文書を作り、
財務省、国交省、農水省、渋谷区、町会の皆様に働きかけ交渉を続けました。


実は、原宿の高齢者支援施設(旧原宿中学校)の屋上でも菜園がありました。
2005年から20年間続いた菜園教室が、今年の2月で終了してしまいました。

ここには私も含め、協議会メンバーで参加をさせていただいていました。

2020年から思っていた「国有地を畑にしたい」という想いを

この菜園に関わっている方や地域の方々に伝え始めました。賛同してくださる方と【都市農地と防災のための菜園協議会】を立ち上げ区とのやり取りが始まりました。

2月6日 空き地を畑としても使える協定書を締結しました!

渋谷区長始め、区役所の方にもお世話になりました(現在進行形)。

多くの方々のお力を得て、2025年2月6日「管理委託の再委託」という形で、国有地で畑ができることになりました。 ※借りたのではなく、あくまでも管理する役割が与えられ、その中で畑ができます。

ただし1年限定ですが…

管理委託の期間は1年間2026年1月末までです。

ファーム正式オープンは4月ですので、正味10ヶ月のファームになります。

『そんな短期間では大変なだけ』『やめたほうがいい』

というご意見も頂いていますが
わたし達は、この貴重な機会に
都心の人に野菜を育てる楽しさ
採れたての野菜の美味しさ
生ごみを堆肥にする方法など
環境意識を広める素晴らしい機会ととらえ
10ヶ月のファームにチャレンジします!


原宿はらっぱファームと名付けました!



現在雑草が元気な場所は、都心では見なくなった「はらっぱ」として残します。
その他 下記のような特徴ある4種の畑スペースやコミュニティコンポストなどがあります。

  ①みんなの畑 来場者が、お世話をしたり収穫したりできる畑

  ②学びの畑 初心者を対象とした講座付きの畑
     (要メンバー登録2組16名募集)3/27〜募集開始

  ③つながる畑 8人1組で菜園を運営
     (要メンバー登録2組16名募集)3/13〜募集開始

  ④実験の畑 地域の未活用資源による生育実験などの実験畑(スタッフ管理)

  ⑤コミュニティコンポスト 家庭の生ゴミや店舗の有機物を堆肥化する
     (要メンバー登録)4月初旬〜募集開始

  ⑥はらっぱガーデン 誰でもハーブやお花を見たり収穫したりできるスペース

  ⑦はらっぱひろば イベント、ワークショップ、収穫祭などをするスペース

中尾直暉氏画 平面図

harahara farm はらはらファーム

原宿はらっぱファームは通称 harahara farmとしました。
はらはらファームとぜひ 呼んでください!

名付け親は 旅するコンポスト hacorin 制作販売の 中尾直暉氏です。
本当に大丈夫? まだまだ原っぱだけだね!? など ハラハラと1年間見守ってもらう
という意味も含まれているそうです💦


都心で味わえない自然を体験をしてほしい!

以前のファームで80歳になった方が
「初めてナスを自分の手で収穫して感激でした」と話してくださいました。
小さなお子さんはもちろんなんですが、いくつになっても収穫は楽しいものです。

2023年たった4ヶ月だけ駅前に出現した駒沢MOAI FARMで、来園者にバジルをカットしてプレゼントしたら「こんなに!? ものすごくいい香り!」と 多くの方に喜んで頂きました。

夏の早朝
その豊かなバジルでジェノベーゼを作るワークショップをしました。
販売しているものの、2倍は濃厚なジェノベーゼを皆で楽しみました。

そんな光景が、原宿はらっぱファームでも見られることを夢見ています。

***

一番近くの渋谷区立原宿外苑中学校の校長先生からは
「さつまいもを国有地で育てたい」「原宿産干し芋を作る」とお話をいただいています。
敷地の東側が原宿産干し芋の原産地?となります^^


コミュニティガーデンで実現したいこと

わたし達は、今回のチャレンジで以下の実現を目指します!


  1. 1 原宿の食べられる空き地を通して生きた体験を提供します

  2. みんなの畑、つながる畑、学びの畑、実験の畑という4種類の畑エリアを通し、生きていく上で大切な土のこと、農的暮らしについて体験し学ぶ場をつくります。
    6歳でも40歳でも80歳でも、いつも食べていた野菜を自分で育て、収穫し、食べる喜びは格別です。身体を動かし、人と語らいながら自然や食に対する理解を深める貴重な機会となります。アイデア、スキル、感動の分かち合いの場所にします。

  3. 2 原宿という知名度を活かして環境意識を広める活動をします

  4. 既に、いくつかの団体から取材依頼や企業から「興味があるので知りたい」と連絡が来ているように原宿に畑を作ることは、話題性があります。
    それを活かして、欧米や韓国に比べるとかなり遅れている「生ごみのリサイクル』の現状についてお伝えし、捨てられるものがない社会への道を加速させます!

  5. 3 地域資源循環を促進します

  6. 生ごみを堆肥にするために、はらはらファームの雑草や、地域の精米店の米ぬか、カフェのコーヒーカス、生ごみコンポスト基材として新木場の製材所と組んで研究をします。これは3月に法人認証予定のコンポスト東京のメンバーが中心になって、はらはらファームで実験してくれます!

 上記は、既に取り組んでいる原宿外苑中学校でのコンポスト活動ですが、これをどこの地域でもできるようにしていきたいです。


リターンについて

CAMPFIRE for SocialGood での参加のリターンは、ご寄付の要素が強く【返礼品の価値はリターン額の3割以下】というCAMPFIREの決まりがあります。それにしたがって金額設定しています🙇‍♀️

スケジュール

1月30日 国と渋谷区の契約完了
2月6日 渋谷区と協議会の再委託のための協定書締結
3月13日 つながる畑メンバー募集開始、メンバー決定(3/20)
3月9日 11:00〜 11:20〜 11:40〜 現地見学説明会
     13-15時 草刈りイベント

※3/9 見学会+草刈りイベント!

3月27日 学びの畑メンバー募集開始
3月27−28日 レイズドベッド制作(参加者募集)
4月3日 クラウドファンディング終了

4月19日 菜園オープンイベント 学びの畑初回

5月 リターン発送スタート


支援金の用途


皆様からのご支援は以下に活用させていただきます。
はらはらファーム開園時のスタッフ人件費
水道工事費
畑枠設置
事務所レンタル、種苗、土代 

4月2日 Facebookライブでコアメンバーからのメッセージです!

また、はらはらファームのインスタに
どんどん畑になっていく様子アップしています!

ファームで笑顔でお会いできることを楽しみにしています。
遊びにいらしてくださいね。

最後までお読みいただき ありがとうございました。
感謝を込めて 美喜子


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • イベント運営費など

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • ✧︎✧︎✧︎ありがとうでいっぱいの1日✧︎✧︎✧︎原宿はらっぱファーム、ついにスタートしたOPEN DAY!もう1ヶ月も経ってしまいましたが、幸せな時間だったオープニングイベントのご報告をします。2025年4月19日、眩しいほどの晴天の下、オープニングイベントを開催しました。お越しいただいた皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!原宿はらっぱファーム運営「都市農地と防災のための菜園協議会」会長の三好和彦の法螺貝で始まり、ゆうこさんによるクリスタルボウル演奏で場や空気が清められた中でスタート。協力してくださった方たちの思いのこもったお話、プロジェクトリーダー美喜子は挨拶の冒頭から感極まって涙が溢れてしまった場面も。ダンサリウムの皆さんによるコーヒーコンポストダンスでは、なんとダンサーFISHBOYさんも応援に駆けつけてくださり、大変盛り上がった楽しい時間でした。プチマルシェやガーデンツアーも人気で、お天気に恵まれ、たくさんの笑顔に出会えた素晴らしいスタートとなりました。プチマルシェに出店してくださった皆さま 賑わしていただき、ありがとうございました!✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎プロジェクトリーダー 美喜子よりメッセージ 今日のオープニング、晴れて気温が30度近く上がり、お天気も大歓迎してくれていますね! ここ(国有地)に明日初めて入れるという前日のことですが、この土地を思って目を閉じてみたんですよね。そしたら、土地が喜んでいるという感じを強く受け取ったんです。私の勝手な妄想かもしれないんですけど(笑) そしてその時のイメージが、タンポポの綿毛が風に乗って広がっていくみたいに、ここで生まれた環境意識や喜びが世界中に広がっていくような。そんなイメージが湧いてきました。 その日は2月頃でまだ綿毛は飛んでいませんでしたが、今はちょうど綿毛が飛んでいる時期で先ほどもお子さんが吹いて遊んでいたりして。あの時のイメージだ!と思いました。その通りの場所になっていくと思っています。 この原宿はらっぱファームが、生ごみを堆肥にする(土に還す)ことなど自然の循環の大切さとか、私たちの「いのち」はつながっているということなどを感じられる場所、思い出せるような場所になるといいなと思ってます。〜Saco Myoji(@myojisaco)さんのインスタライブ動画より〜✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎TWIGGY. 松浦美穂さんより TWIGGY. のお隣が空き地になって早10年。一日も早く、この土地が公園や畑になれば良いな、と思って早5年。そんな中、渋谷区長とお話しする機会をいただきました。私が「渋谷区で何とかなりませんか?」と区長に聞いたら、数年後に美喜子さんたち「コンポスト東京」さんからお声がけいただき、素晴らしい出会いとなりました。話に聞くと、美喜子さんたちも「いつか畑にしたい!」と強く思っていらっしゃった、と…。 同じような波動で始められた畑。未来の渋谷。 渋谷区だからこそ、この畑に大きな意味と影響を持つのではないでしょうか? 渋谷区は働くママたちも多く、子どもたちが直接土に触れる場所も少ないです。なのでいつか、ここの場所が幼稚園や学校の後で遊べたり、自分で作った野菜の給食を提供してくれる学童保育のような特別施設が出来たり、近所の高齢者施設の一人暮らしの方々と、子供達が触れ合う憩いの場所になったら理想だな、と思いました。人生の先輩方の知恵(経験)が、小さな子供達の教育になれたら、と思います。(4月19日に頂いたメッセージより)✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎キラー通り商店会会長・おたふくわた9代目当主 原田ひろたろうさんより みなさんご存知でしょうか、実は全国の多くの自治体で粗大ゴミの第一位が布団なんですね。自転車や家具よりも圧倒的に多く布団が捨てられている。私たちは綿布団を捨てるという概念がありませんでしたので、非常に残念に思って、何とかできないかと考えていました。 それで今回、このファームで実験的にお客様の使用した綿を使ってもらうことになりました。綿の入っている畑と入っていない畑の比較です。綿は吸水性がありますので、土の下に綿を敷いておくと、雨が降った時に綿が水を吸って、土の下でずっと保水してくれるので、非常に良い条件の土になるわけなんです。ここに植えたお芋さん、綿の有無で多分大きさが全然違ってくると思いますので、ぜひ何か月後かを楽しみに見ていきましょう。(4月19日のご挨拶より一部抜粋)✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎✧︎これからスタッフがいる時間は誰でも菜園を訪れることができ、農作業をしたり、ゆっくり散歩をしたり、交流会なども予定しています。詳しくはInstagram(@harahara.farm)で発信していますので、フォローしてくださいね!これからもみなさんと一緒に、この「原宿はらっぱファーム」を育んでいけたら嬉しいです。(報告 SNS担当 Aki) もっと見る
  • TWIGGY,松浦美穂さんとプロジェクトリーダー美喜子の特別対談!「原宿はらっぱファーム」の隣にあるヘアサロン「TWIGGY,」のオーナースタイリストであり、ファッションリーダーたちから高い支持を得ている美容業界のトップランナー松浦美穂さんを、ファームにお迎えしてお話をしました。(以下敬称略)※ 少し前の対談ですが、とても素敵なお話だったので、投稿いたします。原宿はらっぱファームの実現はお互いの願い美喜子:松浦美穂さんのことは、今回のプロジェクトで国有地を借り、私たちに再委託してくださった渋谷区の長谷部区長から、「畑をやるなら松浦さんとぜひ一緒に」というお話で伺っていました。その後、実際に畑になると美穂さんが聞かれた時、うるっと涙を浮かべられたのを見て、そこまで思ってくださっていたことに驚きました。松浦:自分たちで畑などをやろうかと最初は思ったんですけれど、1500平米の土地ですよね!広すぎて。区長に「こんな土地を放っておくんですか」とお話ししたこともあります(笑)。国有地だから仕方がないねと話していたので、美喜子さんたちが活動してくれると聞いて、本当に朗報でした。美喜子:あ、このルッコラ、松浦さん食べましたっけ?このお花のここから上の部分、お花っぽい甘さがあるでしょう?松浦:(食べてみて)うん、ちゃんとルッコラの味!知らなかった、ルッコラのお花を食べていいって!美喜子:食べられるお花って結構ありますよね。これでサラダとか作るとね、すごく可愛いんですよ。土と、地球と人間の循環ストーリー、頭皮も土もつながっている松浦:3.11の時、秋田でお米を作っていたんですが、地震があって、東北地域の土地をどうすれば浄化できるか考えていました。土をデトックスし、綺麗にする方法を火山灰など色々調べたりするうちに、人間の体に入るものも土に入るものも、大きくは変わらないことに気づいたんです。土から食べ物が出てきて、それを食べて腸活で消化吸収し、そこで余分なものや無駄なものが頭皮などから脂などとして出てくる。無駄なものがたくさんあると気づき、土から人間への循環、地球と人間の循環があると考えました。そこから、頭皮の無駄なものはデトックスしなければと、オリジナルプロダクトでクレンジングクレイを作るに至ったんです。その際に、クレイに入れられる火山灰は何ですか?と専門チームに聞いたりもしましたが、その頃から土と人間、頭皮とがリンクしていましたね。美喜子:なるほど。昨日、金澤晋二郎さんの『「土」の本』という本が届いたのですが、『「土」の消滅は地球の破滅』と書いてありました。この本にも美穂さんは関わられているのですよね?松浦:この方もとてもおもしろい方ですし、九州大学の病院で医療廃棄物を土に還す研究をされている方がいらっしゃるんですよね。それを聞いて、医療廃棄物が土に還るの!?と驚きました。それで話を聞きに行ったら、研究がかなり進んでいて、色々な可能性があるそうです。それなら、髪の毛もただゴミになって燃やしているだけでなく土に還る可能性があるかとお聞きしたところ、髪の毛も全然問題なく自然に還るという報告を、現段階では聞いています。美喜子:私もつい先日、髪の毛をかなりの割合で切ったので、それをヘアマットというものにしてもらいました。髪の毛はヘアドネーションで寄付するということは知っていましたが、ヘアマットというのは初めて聞きました。松浦:そうですね。確かにヘアドネーションはよく知られていますが、ヘアマットというのは、2020年にインド洋のモーリシャス沖合で日本の貨物船が座礁し、約1000トンの重油が流出した事故が発生したことがきっかけで始まったんです。油まみれになったモーリシャス沖で、髪の毛を波打ち際に置くと水が綺麗になったことから、地元の人々が髪を寄付して油の回収に役立てたということです。そのことからすると、髪の毛が重油を吸うということは、色々なものを吸う可能性がある。美容師としては髪の毛のことは今更のことだけれど、多くの気づきがありました。ただ切っているだけではいけない。切ってヘアスタイルを作り、目指すラインを出し、エッジの効いた髪を作るためにも頭皮を耕さねばと思いました。そうして、頭皮を耕すことと髪の毛が重油を吸うことが一致したんです。これが人間の循環が一つのストーリーとして表れていると思いましたし、土も同じですよね。全て、野菜も木も、結局は土の話に戻るじゃないですか。だから地球も人間もイコールで考えられていないと未来はないし、どちらも犠牲にしてはいけないと思うんです。美喜子:美穂さんに「自分をもっと大事にしなきゃ」と言われ、そう思いました。松浦:そう、頭皮ケアは重要ですからね、美喜子さん。頭皮ケア、入りますよ〜!美喜子さんは、やはりこのプロジェクトのこともあり、色々悩んだり行動したりして、溜まっているものがあるのに放っておいた、と。美喜子:美穂さんには丸見え(笑)他の人には誤魔化せても、美穂さんには一目瞭然で、そのことを指摘されました。松浦:どうしても頭皮から見ちゃうんですよ(笑)ファームへの願いー大人が楽しみ、子どもも体を通して学べる場に美喜子:ここの「原宿はらっぱファーム」は一年間の期間限定で来年の1月までですが、美穂さんがこのファームに期待することはどんなことですか?松浦:ずっと考えていたことがあります。TWIGGY.としてではなく、一個人として。それは、大人が楽しむと同時に、子どもたちが学びを得られる緑豊かな場所であり、人間のクリエイティブな力や可能性と地球環境の両方に貢献していく場であることです。娘を夏休みにバリのグリーンスクールというところに2週間だけ行かせたのですが、そこで素晴らしいと思った学びは、地球と人との循環を綺麗に教えてくれたことでした。人間が排出するものから地球とつながり、そこから肥えた土地ができ、農作物ができ、それを食べてまた排出するという循環。その循環の教えと共に、子ども一人ひとりのクリエイティブな部分を見出していくことに、私はとても強く共鳴しました。学校での“お勉強”とは別に、こういったことを体を通して経験、体験していくことが、この東京、渋谷区であるべき姿なのではないかと感じました。その後、渋谷区長の長谷部さんとお会いした時にそのお話をさせていただいたことがあって、緑を作るなら、同時にその場に子供の教育があればいいのではないか。大人が楽しむ緑があって、そこに子供が楽しむ学びの場としての教育がそこにあればいいのではないか。そうご提案したことがあります。その体験は食べることでも見るもの良いと思っていて。食べることからクリエイティブまで、というのは人間でしかできないことですよね。その人間の計り知れない力と可能性、そして地球の環境を両方守っていけたら。それを渋谷から、渋谷の野菜、渋谷のコンポストで作っていけたら。ジャングルであったり畑であったり、子どもたちがそこで木々をとって制作していくアーティストとして育っていく場があったら。そんな空想、妄想をいつもしています。人から排出されるものは地球に還していける循環を、そのきっかけになれば美喜子:ここではコンポストの木枠があるんですけれど、コンポストで生ごみを土に返していくということをしますし、他にも美穂さんが言われていた、自分たちがトイレに捨てているようなものも、何らかの形で土に還していければと、実現するかは分かりませんが考えてはいますね。松浦:そう、モデルハウスなんかでコンポストトイレ、というものがあったら最高ですよね。それがソーラー発電などで電気分解できるなど、今の時代にフィットした、排泄・排便が不潔ではなく土に還ることを見せることが、もしもできたら、子どもたちも大人たちも嬉しい未来かなと思いますよね。美喜子:本当に、みんなびっくりすると思いますよね。今は排泄物は切り離されたものとして考えられていますけれど、それが実は土を豊かにするんですよね。私たちは土から採れたものを全部捨てちゃって燃やして、結果土がどんどんやせてきちゃっているから、それを元に戻して循環させていく。そのきっかけをここで何かできないかなと。この場所で出来ないとしても、その未来につながるように活動していきたいなと思います。松浦:渋谷から発信できる学びの場、トライアルだったり、そういうことに共鳴してくれる方ってまだまだたくさんいると思いますよね。このプロジェクトのクラウドファウンディングでも私、支援していますし、多くの方に知っていただきたいですね。美喜子:はい、ありがとうございます。自分たちは中心でやっている側なんですが、「みんなで一緒にやっていきましょう!」という気持ちなんです!是非ここにきて、みんなで一緒に作っていきましょう!(文章: SNS担当 Aki.) もっと見る
  • 4月26日(土)、クラウドファンディング支援者様向けリターンであるオンライン講座「はらはら学びのプラン【online】」を開催しました。今回「くらしの中の微生物」をテーマにお話したのは“コンポスト王子“こと中尾直暉。【中尾直樹プロフィール】
山と街をつなぐWebサイト「木の旅」CEO / 建築設計士 / 1児の父 NPO法人コンポスト東京理事
はらはらファームの名付け親で全体のデザイン設計者@kinotabi.2024昨年末に都内会場で開催し好評だった講座。菌や微生物へのミクロとマクロの視点のお話、繊細で分かりやすい王子の手描きイラストからは温かさと愛情を感じられ、畑やコンポスト活動のヒントになるだけでなく、大きな自然の循環、そこにあるいのちを味わう時間となりました。今回は菌ちゃん先生(吉田俊道先生)とともに「大地といのちの会」を立ち上げられた王子のお母さま中尾慶子さんもご参加!具体的なアドバイスや、息子さんである王子の活動へ感銘を受けたお話もあり、講座内容も雰囲気も大変温かな時間となりました。
王子作成の講座資料より参加者さんの中には畑やコンポストを実践されている方も多く、質問タイムでは農法についてや、コンポスト活用などの具体的な質問から、王子の今後の都市における循環についての展望など、活発な対話が生まれていました。参加された支援者の皆様、本プロジェクトをご支援くださり、講座へのご参加ありがとうございました。ぜひ今後もファームへいらしてくださいね! もっと見る

コメント

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  1. 2025/03/03 13:31

    パリから応援しています!🙋🏻‍♂️ 頑張って下さい!

    1. user427***となっていますが、ジュリアンさんですよね😭 いつもいつも ありがとうございます! パリのように、自治体と共同のコンポストやガーデンを増やしていきたいです。(美喜子)


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