地域おこし協力隊の活動に応援と資金を集めるクラウドファンディング
「HIOKOSHI」サポートプロジェクト
はじめまして!プロジェクトオーナーの池添慧(イケゾエ ケイ)と申します。
僕は鹿児島県の離島、「口永良部島(くちのえらぶじま)」に、2020年に地域おこし協力隊として移住しました。
口永良部島は、人口約100名の小さな火山島で、世界自然遺産で有名な屋久島町に含まれる島です。
口永良部島へは、屋久島からの1日1便のフェリーでのみ行き来することができ、全島が国立公園かつユネスコエコパークに指定されている、豊かな自然環境が残る島です。
僕はそんな口永良部島に5年前に移住してから、どんどんこの島の海の魅力にのめり込んでいきました。
島に来て、初めて海に潜る「素潜り」を体験したとき、息を止める恐怖に耐えながら恐る恐る海中に頭を沈めた先に広がる、絵の具を散りばめたような美しい景色に感動したのを覚えています。
太陽光が海面に揺らめいて、宝石の煌めきのようにあたりを照らすその世界は、いつまでも潜っていたいと思うほど、息苦しさを忘れる美しさでした。
それからというもの、口永良部島の海の魅力に憑りつかれ、ついにはこの島で素潜り漁師になりたい、という思うようになりました。
しかし現実に待っていたのは、「海の仕事だけでは到底生きていけるだけの収入が得られない」という大きな壁。
実際に、海の仕事で継続して収入になっているのはイセエビ漁くらいで、しかもそれだけでは生活できないのが現状です。
そこで、天候に左右されやすく鮮魚のままの出荷が難しい島でも、獲れたての魚を島内で加工することで、安定した魚の需要を作ることができると思い、一から水産加工場を建てることにしました。
地域おこし協力隊の仕事を始めてから、日本各地の地域活性の事例を視察する機会が増えました。
視察先で見たのは、「大人が新しいことにチャレンジしている様子にワクワクした外の若者が、移住して新しい挑戦を生んでいる」という環境でした。
当時、1年間地域おこし協力隊として活動してきた自分自身と勝手に比較して、この島が好きになったにもかかわらず、何も恩返しできていない自分がとても悲しくなって、悔し涙を流したのを覚えています。
「漁師だけでは生きていけない、でも加工場があれば何とかなるかもしれない。」
決して加工場があれば大丈夫、というわけではないですが、できないことを理由に挙げていたら、この先もこの島で専業漁師として暮らせない環境は変わらない、そう思い、水産加工場を建てる決意をしました。
▼港のとと屋オープン時に、各メディアで紹介していただきました。
>鹿児島テレビ:口永良部島初の水産加工場オープン!地元産の魚を販売 資金集め、建築も自分で 「まずは島で食べてもらえるように」
>南日本新聞:島になければ作ればいい…屋久島・口永良部に初の水産加工店 地域おこし協力隊・池添慧さんが定住見据え開店「港のとと屋」(有料記事)
こうして2年かけ一人で建てた、口永良部島初となる水産加工場「港のとと屋」は、2024年にオープンして以来、お弁当事業に取り組む傍ら、僕自身も魚を獲ってきて加工品の開発を続けてきました。
来る日も来る日も、「ケイは海ばっかいっちょる(笑)」と言われるくらい海に潜っては、様々な魚種で加工品の試作に取り組みました。
素潜りで獲れる魚にはクセが強いものが多く、海藻をたくさん食べていて独特の匂いがしたり、筋が多くて噛んでいると筋だけ口に残ったりと、試作は本当に難航しました。。
朝はお弁当の製造販売、昼から魚を獲り、夜は魚をさばく生活を続けています。
そうしたなか、ブダイという種類の魚がモチモチとした独特の食感を持っていて、粗びきのすり身がハンバーグにぴったり合うことに気が付き、半年かけて試作を重ねた結果、「とと屋のおさかなハンバーグ」が生まれました。
味付けには屋久島産の釜炊き粗塩を使用し、原材料も加工品を極力使わず、なるべく素材の自然なうまみが出るようにこだわりました。
ハンバーグの材料はこれがすべて。(卵・塩・ねぎ・生姜・人参・しそ・コショウ・豆腐)
また「とと屋のおさかなハンバーグ」のおいしさが引き立つよう、ソースも一から作り、屋久島産だいだい果汁を使用した、こだわりおろしポン酢も開発しました。
豆腐と卵のふわっとした食感と、粗びきのブダイのモチモチとした食感が楽しめる、特徴的な味わいが自慢のハンバーグです。
たくさんの方に美味しく食べてもらえること間違いなしの自慢の一品ですが、特に、お肉のハンバーグが苦手な方や、加工品や添加物が気になる方には、ぜひ食べていただきたいハンバーグです。
ハンバーグ自体は、とことん素材の美味しさにこだわったシンプルな味付けのため、ロコモコ丼やホットサンドにしても美味しく召し上がれます。
付属のオリジナルソース以外にも、お好みのドレッシングやソースも、ぜひ試してみてください。
我が家の定番朝ごはん。「とと屋のおさかなハンバーグ」を使ったホットサンド。
多くの試行錯誤と失敗を重ねて生まれた「とと屋のおさかなハンバーグ」ですが、これから一般販売していきたいと考えています。
ですが、急に売り出しても、皆さんに知っていただけなければ売れないのが現状の課題です。
僕は移住後、口永良部島の海に魅了され、この島の海で漁師で食っていくことができない課題に直面し、2年かけて水産加工場を建て、漁師が生きていける基盤を作りたい、という強い思いを持ち続けてきました。これからもその思いは変わりません。
僕の最終的なビジョンは、今後、自分のように口永良部島の海を大好きになって漁師を志した誰かに、「口永良部島で漁師になれる!」と思ってもらえるよう、漁師から魚を購入できる仕組みをつくり、その夢を応援することです。
しかし、僕一人ではその思いを実現することはできません。そこで、皆さんにぜひ応援していただきたいです。
僕の思いと共に、心を込めて作った「とと屋のおさかなハンバーグ」を是非食べてみてください。そして、このプロジェクトを応援していただけると嬉しいです。
皆さんからいただいた資金は、このプロジェクトの目標通り、口永良部島で漁師が暮らしていけるようにするための基盤づくりに使わせていただきます。
具体的には、「とと屋のおさかなハンバーグ」の生産体制の増強や、新製品開発のための設備費および人件費に当てさせていただきます。
現在ハンバーグは、家庭用のミンチ機やガスコンロを使って、フライパンで少しずつ焼き上げています。
しかしそれではどうしても少量ずつしか生産できず、漁師が魚をたくさん獲ってきても、製造が追いつきません。
なので業務用ミンチ機やガスオーブンを導入し、生産体制を増強したいと考えています。
また、ハンバーグで使う魚はブダイという種類のみで、その他の魚はまだ商品にできておらず、残念ながら買い上げることができないのが現状です。
なので今後、ハンバーグ以外にも、口永良部島の地魚を使った加工品の開発・製造を続けていき、そのために必要な設備や、開発に係る人件費に充てていきたいと考えています。
本プロジェクトは、以下からリターンをお選びいただけます。
詳細は各リターンの紹介文にてご確認ください。
・【港のとと屋応援プラン】 1,000円
・【とと屋のおさかなハンバーグ(3個入り)プラン】 5,000円
・【おさかなハンバーグ&Tシャツプラン】 10,000円
・【おさかなハンバーグ&エラブのお刺身プラン】 10,000円
・【おさかなハンバーグ&伊勢海老プラン】 20,000円
・【港のとと屋全力プラン!】 30,000円
★補足:Tシャツのサイズについて(単位:cm)
コメント
もっと見る