注目のリターン
自己紹介
「5万回斬られた男」こと、日本一の斬られ役・福本清三先生。「どこかで誰かが見ていてくれる」をモットーに、人知れず努力を重ね、大輪の花を咲かせた時代劇俳優です。
私は、福本先生の唯一の主演作である『太秦ライムライト』のプロデューサー・脚本の大野裕之です。
京都で映画や演劇を作っています。喜劇王チャーリー・チャップリンの研究家として、日本チャップリン協会の会長もつとめております。
福本清三先生は、「もっとも尊敬する俳優はチャップリン」とおっしゃっていました。俳優の先輩から、斬り方は教えてもらえるけど、斬られ方は教えてもらえない。まだ若い時に斬られ方を研究なさっているときに、映画館でチャップリンを見て、その倒れ方に衝撃を受け、「ワシらはもっとやらなあかん」と演技に開眼したとのこと。チャップリンを手本として研鑽を重ねた先生は、斬られ役としての技術が評価され、また謙虚な姿勢でコツコツと一つの道を究める生き方が尊崇の念を集め、50歳を越してメディアに取り上げられるようになり、還暦の歳に『ラスト サムライ』に抜擢されるに至りました。
そんな福本先生と私は、2006年にテレビのチャップリン特集番組で初めて共演しました。以来、東映剣会による殺陣教室を5年間毎月開催し、劇団とっても便利では剣会の先生方を迎えて時代劇ミュージカル上演するなど、交流を深めてまいりました。
半世紀以上にわたって時代劇を支え続けてきた先生の主演作の企画が持ち上がったのは、2007年のこと。
その後、紆余曲折を経て、多くの方々のおかげで、2014年に主演作『太秦ライムライト』を製作・公開することができました。本作は、国内外で13の賞を受賞するなど、高い評価を得ました。
2021年に、福本先生はこの世を去り、次の現場へと旅立っていかれました。先生から教わったことを胸に、今後も活動を続けていきたい。そして、新しい世代に伝えていかなければならないと思い、活動を行なっております。
どうぞよろしくお願いします!
このプロジェクトで実現したいこと
私どもが保管している未公開映像を使って、
福本清三先生の「決定版ドキュメンタリー映画」の製作と公開をしたいと思っています!
知られざる福本清三を甦らせるプロジェクトです!
それにあわせて、主演作『太秦ライムライト』の劇場再公開をするために、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
私たちの手元には、映画撮影中の福本先生や松方弘樹さん、東映剣会の先生方による立ち回り(チャンバラ)シーンの未公開映像が合計200時間以上保管されています。『太秦ライムライト』の撮影では何度も撮り直し、また本番では使われなかったカットも多くあります。その一つ一つに、斬られ役の生き方、時代劇の醍醐味が刻み込まれています。その他、舞台の映像、イベントでの殺陣に、トーク出演の際の記録やリハーサルの時の素顔の映像など、今ではもう見られない姿ばかりです。とりわけ、<福本清三×松方弘樹>の一騎打ちは、おそらくこれまで映像におさめられたチャンバラの中でも、最もスリリングなものの一つでしょう。
これら奇蹟的に残っていた秘蔵映像をこのまま埋もれさせておくわけにはいかないと思っていました。歴史的にも貴重な映像であり、時代劇黄金時代を知る最後の世代による手に汗握るチャンバラであり、未来へと語り継ぐべき映画遺産だと思うからです。この未公開映像を編集して、時代劇を愛する皆様にお届けしたいのです。
このドキュメンタリーのナレーションを務めるのは、福本清三!
私は、以前福本先生にインタビューをして、俳優人生を存分に語っていただいたことがありました。その時の1時間半にわたるインタビュー音声とともに未公開映像を編集して、本人が語る「ある斬られ役の生涯」を紡ぎたいと思っています。その他、東映剣会のメンバーや殺陣師、共演者、それに福本先生のご家族や幼馴染の皆様の証言も収める予定です。
そして、ドキュメンタリーの劇場公開にあわせて、『太秦ライムライト』も劇場再公開します!これらのプロジェクトで、日本の大切な文化である時代劇の素晴らしさ——迫力あるチャンバラ、映画職人の心意気、斬られ役の生き様——を再発見し、次代へと伝えていきたいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
かつては映画やテレビの娯楽の主役だった時代劇は、近年製作費の高騰により、その数は激減しました。
そんな中、昨今、日本では『侍タイムスリッパー』が大ヒットを記録し、アメリカでは『SHOGUN』がエミー賞を受賞するなど、多方面において時代劇が再び注目を集めています。
「時代劇が消えることはない」とかねがね福本先生はおっしゃっていました。
人間らしい細やかな情愛や、世間の理不尽への怒りを描く時代劇は、今こそ求められています。
時代劇に生涯を捧げた、一人の斬られ役の生涯を永遠に残すために、このプロジェクトを立ち上げた次第です。
現在の準備状況
現在、福本清三先生の生前の映像や写真、インタビュー音声などの、データの保存と整理・分析などの作業を行なっています。
同時に、関係者へのインタビューや著作権をクリアにするための活動も行なっています。
それらの資料を整理した後、編集作業に入ります。
リターンについて
時期はすべて2026年2月〜3月にお送り、または開催予定です
3,000円
・監督とプロデューサーからお礼の動画をお送りします(2026年2月)
5,000円
・新作ドキュメンタリー映画のオンライン試写会への招待(2026年2月)
5,000円(限定200個)
・新作ドキュメンタリー映画の試写会チケット1枚提供(2026年2月に京都と東京で開催予定。プロデューサー・脚本の大野裕之および関係者のトーク付き)
5,000円
・『太秦ライムライト』オリジナルTシャツ提供(2026年2月)
10,000円
・新作ドキュメンタリー映画のエンドロールにお名前掲載(小)
・オンライン試写会への招待(2026年2月)
10,000円
・限定公開インスタグラムのメンバーになれます。未収録の映像を限定公開する予定です。
20,000円(限定100個)
・エンドロールにお名前掲載(中)
・オンライン試写会への招待(2026年2月)
・新作ドキュメンタリー映画の試写会チケット1枚提供(2026年2月に京都と東京で開催予定。プロデューサー・脚本の大野裕之および関係者のトーク付き)
・限定公開インスタグラムのメンバーになれます。未収録の映像を限定公開する予定です。
30,000円(限定50個)
・エンドロールにお名前掲載(中)
・オンライン試写会への招待(2026年2月)
・福本清三ドキュメンタリー映画の限定Blu-ray提供
・『太秦ライムライト』オリジナルTシャツ提供(2026年2月)
・限定公開インスタグラムのメンバーになれます。未収録の映像を限定公開する予定です。
・新作ドキュメンタリー映画の試写会チケット1枚提供(2026年2月に京都と東京で開催予定。プロデューサー・脚本の大野裕之および関係者のトーク付き)
・試写会後の交流会にご招待
50,000円(限定50個)
・エンドロールにお名前掲載(中)
・オンライン試写会への招待(2026年2月)
・『太秦ライムライト』プロデューサーの大野裕之が案内するロケ地ツアーに参加できます
・福本清三ドキュメンタリー映画の限定Blu-ray提供
・オリジナルTシャツ(2026年2月)
・限定公開インスタグラムのメンバーになれます。未収録の映像を限定公開する予定です。
・新作ドキュメンタリー映画の試写会チケット2枚提供(2026年2月に京都と東京で開催予定。プロデューサー・脚本の大野裕之および関係者のトーク付き)
・試写会後の交流会にご招待
100,000円(限定30個)
・エンドロールにお名前またはロゴ掲載(大)
・『太秦ライムライト』プロデューサーの大野裕之が案内するロケ地ツアーに参加できます
・福本清三ドキュメンタリー映画の限定Blu-ray提供
・オリジナルTシャツ(2026年2月)
・限定公開インスタグラムのメンバーになれます。未収録の映像を限定公開する予定です。
・新作ドキュメンタリー映画の試写会チケット2枚提供(2026年2月に京都と東京で開催予定。プロデューサー・脚本の大野裕之および関係者のトーク付き)
・試写会後の交流会に2名様ご招待
500,000円(限定5個)
・福本清三直筆サイン入りグッズを提供
・プロデューサーが支援者のためだけに出張して上映+講演
・エンドロールにお名前またはロゴ掲載(大)
・『太秦ライムライト』プロデューサーの大野裕之が案内するロケ地ツアーに参加できます
・福本清三ドキュメンタリー映画の限定Blu-ray提供
・オリジナルTシャツ(2026年2月)
・限定公開インスタグラムのメンバーになれます。未収録の映像を限定公開する予定です。
・新作ドキュメンタリー映画の試写会チケット4枚提供(2026年2月に京都と東京で開催予定。プロデューサー・脚本の大野裕之および関係者のトーク付き)
・試写会後の交流会に4名様ご招待
10,000円(限定30個)
支援者様に『太秦ライムライト』決定版Blu-ray(落合賢監督・大野裕之Pのサイン入り)+ポストカード12枚+大野裕之所有の脚本コピーを提供します。
スケジュール
2025年
8月 関係者へのインタビュー、映像資料の整理など完了
8月31日 クラウドファンディング終了
8月〜11月 編集作業
11月 福本清三ドキュメンタリー完成
2026年2月 リターン発送
2月 福本清三ドキュメンタリー完成披露試写
春 ドキュメンタリーと『太秦ライムライト』の劇場公開
その後 ドキュメンタリーのBlu-ray化など
最後に
人が生きていくために必要な心の絆や、情の大切さを教えてくれる時代劇の灯を消してはなりません。私たちの世代には、世界に誇る日本の文化を次代に伝えていく義務があると思っています。
でも、このプロジェクトは、単に「時代劇を守ること」だけが目的ではありません。
「どこかで誰かが見ていてくれる」をモットーに、人知れず努力を重ね、大輪の花を咲かせた福本清三先生の生涯は、多くの人に勇気を与えてくれます。
このプロジェクトによって、映画界だけでなく、あらゆるジャンルにおいて、たとえ目立つことはなくとも、自身の仕事に誇りを持って一生懸命に取り組む、全ての縁の下の力持ちにとっての応援歌となるような作品を世に出したいと思っています。
どうか、お力を賜ることができますよう、よろしくお願いします!
『太秦ライムライト』(C)Tottemo Benri Theatre Company 2013
コメント
もっと見る