2018/12/09 19:50

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こんにちは、プロジェクト残り1週間を切りラストスパートに入りました橋本佳樹です!今回は、イギリス大手のウェブマガジン・インデペンデントに掲載された蜂蜜酒トレンドに関する記事を翻訳しました。最初の一杯に蜂蜜酒、あなたもいがかですか?


「蜂蜜酒"ミード"が若い女性の間でトレンドになっている理由」

ーーー私の多くの知人は"最初の一杯"をかつてのトレンドだったプロセッコから「神々のお酒」ミードに代えて乾杯するようになったーーー


それはお城を訪れた晴れた暑い日、お土産コーナーで涼んでいるとウィスキー、フルーツブランデー、そして驚くことにミードまでもがテーブルいっぱいに並んでいたのです。

私は若い頃からミードのことは知っていましたが、地下貯蔵室で醸造されることくらいしか知らず、親が残したボトルを友人と飲むくらいしか口にする機会もありませんでした。

貯蔵されるボトルは大体ホコリをかぶっていて、ミード1杯を口にする前にはよく鼻をつまんだものでした。しかし、目の前のテーブルに並んだボトルはそうではありません。美しくデザインされたスレンダーなボトル。魅力的な金色味わいは甘く穏やか。私が10代の頃に記憶した自家醸造特有の"焦げ"の香りもなかったのです。 


歴史的建造物保護を目的としたチャリティー団体イングリッシュ・ヘリテッジによれば、過去3年間ミードの売り上げは毎年10%ほど上がっていて、若い世代がそれを牽引しているとのこと。今では10分に1本のボトルが売れている計算になるそうです。

こうした事実には驚かされますが、現地の若者にとってはこのトレンドは懐かしい感覚があるのです。以前、上流階級のおばあちゃんの常習的な飲酒について考察した際のジンの人気急上昇から、もぐり酒場の人気急騰やクラフトビールのムーブメントなど、多くの人はこうした過去の事例をもって飲酒の慣習を繰り返していくのです。


私の多くの知人は"最初の一杯"をかつてのトレンドだったプロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)から、「神々のお酒」とされていた蜂蜜のお酒に代え、スパークリングではなくミードで乾杯をするようになりました。

ミードは性別を選ばない。プロセッコが伝統的に女性の飲み物でビールは男性的だとされてきた一方で、ミードにはそうした先入観がなく、かすかに見え隠れする文化的差別の背景も取り払って皆が一緒に楽しむことができるのです。

以前、私たちはスローベリーのジンを試験的に造り、次はミードの醸造に着手したいと思っています。観光センターに置かれたボトルの美しさを目の当たりにして、ホコリをかぶったボトルがいかに悪い意味でのプロモーションになってしまっていたかを悟りました。イギリス産ミードはサッパリとした飲み口と甘さで、ついもう一杯と手が出てしまうはず。ですが、食後に適量を口にするのが翌朝に響かない最適な楽しみ方でしょう。


かつて評価されていたお酒が改めて人気になるのは素晴らしいこと。新しいものに注目が集まるのは当然でそれが文化というものですが、今回ご紹介したようなトレンドのあり方が「シンプル・イズ・ザ・ベスト」だと気付かせてくれるのもまた事実。"過去"には多くのものがある。夕食どきに少し歴史に敬意を払ってみるのも決して悪いことではないはずです。


The Independent 2018年12月2日
"Mead is the new drinking trend among young women like me – here’s why"
by ジーナ・クラーク

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