【訂正事項※9月26日更新】
・本日追加した現像体験チケットのリターンにつきましては、ナツソマラナイチケット(ナツソマレの事業が継続する限り、現像データ化代が300円オフになるチケット)を提供いたします。リターン詳細分に記載漏れがあったため、こちらでご報告させていただきます。申し訳ございません。
はじめに:AIの進化によって、フィルムカメラの人気は急速的に広がります
AIの進化は、いま想像を超えるスピードで進んでいます。画像生成AIは、わずかな指示だけで本物と見分けがつかないほど精巧な写真や映像を生み出すようになり、SNSには「これは本当に撮影された写真なのか?」と疑いたくなる作品が溢れはじめています。
数か月から1年以内に、AIが作り出す映像や写真は、人間の目ではほとんど区別がつかないレベルに到達すると言われています。これは技術的には素晴らしい進歩である一方で、芸術や表現に携わる人にとっては大きな課題を突きつけています。なぜなら「作品の真偽そのもの」が常に疑われる時代に突入するからです。
そこで改めて注目されるのが フィルム です。フィルムのネガは“撮影時の物理的な生データ”であり、デジタルのように簡単に改ざんすることはできません。データのようにこっそり上書き保存はできません。フィルムは改ざんしようとすると必ず足跡が残る仕組みになっているからです。
さらに、デジタル化が急激に進み、日常の多くがバーチャル体験に置き換わっていくほど、人々は逆に「実物に触れる体験」を求めるようになります。スクリーン越しでは得られない“モノとしての安心感”や“五感を満たす喜び”は、これからますます希少性を増し、フィルムという媒体の価値を押し上げていくはずです。
つまりAI時代は、フィルムが「本物の記録」としての価値を再び取り戻す大きな転機なのです
しかしその未来が訪れるには、解決すべき大きな問題があります。
それは「フィルム現像データ化機材の老朽化」と「フィルム価格の高騰」です。
世界中を見渡しても、30年以上前に作られたような機材を、メンテナンスしながらだましだまし使っているラボがほとんどで、機材老朽化の問題は各所で囁かれています。
そして昨今の世界的な物価高や円安の影響でフィルムの価格高騰は続き、数年前の約3倍もの値段で販売されているのが現状です。そしてこの流れは止まることを知らず、まだまだ上昇していく可能性は非常に高いでしょう。このままでは、私たちが信じる未来が来る前にフィルム文化そのものが終わってしまうかもしれない。


だからこそ「今」、誰かが立ち上がり、このフィルムの盛り上がりをさらに加速させなければならない。
その役目を、私たちナツソマレは担うことができると本気で考えています。
そしてこの想いが、今回のプロジェクトの出発点です。
私たちの使命:令和の時代に、フィルムカメラが全盛期を迎えるために
はじめまして。東京は練馬にて『ナツソマレフィルムラボ』を運営しているきキと申します。
私たちは「令和の時代にフィルムカメラが全盛期を迎える」という大きな目標を掲げ、このお店を始めました。そのために必要なことは、大きく3つあると考えています。
1. 老若男女含めた様々な人達へ、「フィルムの認知」の増加と「カメラ」に対する考え方を変えること。
2. 様々な個性を持ったフィルムラボが生まれ、選択肢が増えること。
3. もっと革新的で、ワクワクするサービスを提供していくこと。

フィルム=ランニングコストが高い、と考えてフィルムを始められない人達へ向けて、フィルムカメラを「撮影用」としてではなく「記録+体験」にフォーカスしたマーケティングを行うことで、フィルムカメラを扱う上でネックとなるランニングコストの捉え方を根本から変えられるような発信を言葉、写真、動画など様々な形で行い、「フィルムカメラ=写ルンです」のイメージしか持っていない沢山の人々にフィルムカメラの魅力を認知してもらい、業界の未来を支えます。
そしてもっと革新的な機材、サービス、戦略を駆使して業界全体の活性化に繋がるような大きな一歩を踏み出すために、ナツソマレが様々なフィルム業界の問題を解決する大きな一歩を踏み出します。
それが、私たちの独自技術による、新しいフィルムスキャナーの開発です。このフィルムスキャナーは完成次第、量産に向けて動くことで、機材の老朽化問題の解決にも繋がると信じています。
また、Instagram、X、TikTokでも日々発信を続けています。ありがたいことにたくさんの方から「フィルムを始めてみたくなりました!」という温かい声をいただき、それが私たちの何よりの原動力です。
Instagram: https://www.instagram.com/kik_f_lm/
TikTok: https://www.tiktok.com/@kik_f_lm
X(旧Twitter):https://x.com/kik_f_lm?s=21
noteも最近始めました。フィルムへの想いとお店のことを綴っているのでよければ覗いてみてください。
タイトルを見ると「え?大丈夫?」と不安に思うかもしれませんが、最後まで読んでいただければ必ず僕の思いが伝わると思います!!
※8月22日(金)現在、大赤字だった頃と比べて収支はプラマイゼロに持っていけるようになったのと、資金繰りもできたのでご安心ください!後述しますが、万が一何らかの原因でクラウドファンディングの達成が困難になった場合は全額返金いたします。
プロジェクト立ち上げの背景:無いなら、創るしかない。
僕自身の原点は、学生時代にプロラボで仕上がった一枚のフィルムデータがくれた、あの衝撃的な感動です。「この息をのむような美しさを、もっと多くの人に、もっと気軽に味わってほしい」。
その一心で国内外の最新スキャン機材を徹底的に調査しましたが、ある壁に突き当たりました。私たちが理想とする「超高解像度」「ドラムスキャナーをも視野に入れた平面性」「フィルムの外枠までスキャンできる自由度」、そして「学生にも手が届く価格」。この全てを高いレベルで満たすスキャナーは、どこにも存在しなかったのです。
届けたい感動があるのに、そのための機材がない。なら、自分たちで創るしかない。それが、無謀だと笑われても、私たちが「理想のフィルムスキャナー」の自社開発を決意した、たった一つの、しかし何よりも強い理由です。
このプロジェクトで実現する、フィルム体験の未来
私たちの挑戦が成功すれば、あなたのフィルム体験は、今よりもっと豊かに、もっと深く、面白くなります。フィルムが本来持つポテンシャルを、今こそ解き放つ時です。
1. 中判フィルムが、ついに覚醒します
世界最高峰のフィルムスキャナーとして存在するドラムスキャナーが最高峰たる所以は、「究極レベルで平面性」を保ったままスキャンすることができるからです。フィルムスキャンにおいて平面性の重要度は非常に高く、0.1mmでも差異が生じるだけで発色や解像度に明確な差が現れます。
なのでその差異をなくしてしまうことで、フィルム本来の色、解像度を極限まで引き出し、「フィルムのポテンシャル」を最大限まで引き出します。そしてナツソマレで開発しているフィルムスキャナーもまた、究極レベルに平面性を保ったままスキャンすることが可能です。
ドラムスキャナー級の平面性を目指し、外枠まで含めたフルフレームで、1億画素のポテンシャルが中判が本来持つ質感や空気感を余すことなく引き出します。
そして価格は日常で使える水準に。一般にドラムスキャンは1コマあたり数千円〜数万円とかかることがありますが、私たちは1ロールまるごと「1,800円(スタンダード)」で提供します。――中判の“本気”を、手の届く価格で。ここから、あなたのフィルム体験が変わります。2. 35mmフィルムも、その画質をさらに磨き上げます
1億画素にはなりませんが、「高精度な平面性」や後述するクリーンな環境により、隅々までシャープでクリアな描写を実現。「フィルムのパーフォレーションまで含んだスキャン」も可能です。
3. 「埃」との戦いに、終止符を打ちます
デジタルデュープの宿敵である「埃」。その付着を限りなくゼロにするため、腕だけを入れて作業できる特殊なクリーンルーム設備も導入します。これにより、これまで以上にクリアなデータをお届けできるだけでなく、データのお渡し時間も短縮されます。
日本有数ラボによる1600万画素のスキャン
当店で開発中の1億画素のスキャン

またこちらは現在製作中のスキャナーの写真です。
価格について
オープンから今日まで、私たちはあえて「プレオープン価格」という特別な形で走ってきました。
それは、まだ運営も安定せずご迷惑をかけてしまう場面もある中で、「とにかく一人でも多くの人にフィルムを楽しんでもらいたい!」という一心からでした。スタンダード1,200円、色味追求1,600円。この価格は、未来のために赤字を覚悟してでも広げたい、そんな思いを込めた挑戦でした。
けれども、いつまでもこの状態を続けるわけにはいきません。
私たちが信じる「最高のクオリティ」を提供し続けるために、そしてフィルムを“次の時代の文化”として残すために、2025年11月頃、中判の新しいスキャナーが稼働するタイミングで価格を正式に改定します。
これが、プレオープン価格から「適正価格」への大きな節目です。
スタンダードは1,800円、色味追求は2,500円。数字だけを見れば値上げのように感じるかもしれません。ですが、私たちが提示する「超ハイエンドフィルムスキャナーであるドラムスキャナー級のクオリティを、ドラムスキャナーの100分の1以下の価格で提供」「極限まで拘った色味追求」を考えれば、むしろ「あまりにも安すぎる」と胸を張って言える内容です。「このクオリティをこの値段で?」と驚かれることこそ、私たちの目指すところです。
なお、35mmフィルムについては専用の新型スキャナーが完成するまでは、暫定的に「既存スキャナー+クリーンブース」で提供します。
ご利用いただく際は「すぐに暫定対応で受け取る」か「新スキャナー完成までお待ちいただく」かをお選びいただけます。完成後は35mmも含め、すべてのフィルムを新スキャナーで統一運用いたします。

支援金の使い道と目標金額
現在は中判フィルムスキャナーの開発に注力しておりますが、完成次第、続けて大判・35mmフィルム用スキャナーの制作にも着手いたします。すべてのモデルが完成した暁には、本格的に設備を増産し、個人のお客様はもちろん、事業者の皆様にもご提供できる体制を整えてまいります。
私たちの最終目標は、このすべてを実現するための300万円です。皆様からのご支援総額に応じて、以下のステップでプロジェクトを実現させていきます。
【第一目標:30万円】クリーンブースの製作が実現!まず、全てのデータ化作業の品質を劇的に向上させる、埃を徹底除去するためのクリーンブースを製作します。
【第二目標:100万円】究極の中判フィルムスキャナーが完成!プロジェクトの核である、1億画素を実現する中判フィルムスキャナーの開発を完了させ、リターンの履行を開始します。
【第三目標:200万円】心臓部をさらに強化!新しいカメラ・レンズを導入!スキャナーの心臓部となるカメラとレンズを、より高性能なモデルにアップグレードします。これにより、さらなる画質の向上が可能になります。
【最終目標:300万円】全フォーマット対応へ!35mm・大判スキャナーも開発!中判で培った技術を元に、35mmフィルム用、そして大判フィルム用のスキャナー開発にも着手し、すべてのフィルムフォーマットに対応できる体制を整えます。
【そして、その先へ…】もし最終目標を超えるご支援をいただけた場合、私たちはその資金で、デジタルデータを本物の印画紙に焼き付ける「銀塩プリンター」の導入を目指します。これにより、データ化からプリントまで、一貫した品質のアナログ体験を提供できるようになります。

皆様からいただいた貴重なご支援は、私たちの夢を実現するための、以下の開発・設備費用として大切に使わせていただきます。
スキャナーの心臓部となるカメラ・レンズの購入費用
スキャナー筐体・機構部品の設計、製造費用
クリーンルーム設備の導入費用
リターン品の準備、発送費用、クラウドファンディング手数料
開発計画とリスクについて
現在、開発は着実に進行しており、試作品を用いた実機テストでは、フィルムの平面性の維持やフィルム枠全体のスキャンにも成功しています。現時点での導入時期は、およそ2〜3ヶ月後を見込んでおりますが、今後の開発過程で予期せぬ課題によりスケジュールが前後する可能性もございます。
それでも私たちは、この挑戦に全身全霊で取り組んでまいります。進捗状況については、誠実かつ定期的に活動報告を行い、皆さまに透明性のある情報発信をお約束いたします。
私たちはこのプロジェクトを必ず成功させる覚悟ですが、皆様に安心してご支援いただくために、一つお約束をさせてください。万が一、いかなる理由であれ開発が困難となりスキャナーが完成しなかった場合には、いただいたご支援は全額返金いたします。安心して、私たちの挑戦を見届けてください。
このプロジェクトの成功が、将来的な量産化への第一歩となります。
最後に:あなたと共に、フィルムの未来を。
フィルムには、本気で令和に全盛期を迎えられるポテンシャルを持っていると、僕たちは信じています。そして、僕たちならそれができると思っています。
だからこそ、全力で応援してほしい。そうすれば、私たちも全力でフィルム業界の復興に力を注ぐことができ、フィルム界隈をさらに盛り上げることができます。
まだ始まったばかりのラボですが、このプロジェクトを成功させ、フィルム業界を再び盛り上げる先陣を切る存在になります。「3借りたら7返す」の気持ちで、この厳しい状況下でいただいたご恩は、必ず倍以上にしてお返しする覚悟です。
私たちの力だけでは、この大きな壁を乗り越えることはできません。どうか、私たちの夢に、あなたの力を貸してください。一緒に、フィルム写真の新たな歴史を創りましょう!
【リターンでご提供するデータ化プランのご説明】
まず、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。このリターンは、C41現像に対応するカラーネガ(35mm/中判)で使える「データ化チケット」です。すでに現像済みのネガのデータ化のみも承っております。あなたの1本が、私たちの挑戦を前に進める大きな力になります。
受け取れる方法と時期
【中判フィルム】新型スキャナー(1億画素)でデータ化します。提供開始は2025年11月頃を予定。平面性を徹底的に確保し、クリーンブース内で作業を行うことで、埃の混入を極限まで抑えた「圧倒的な解像感」を体験いただけます。
【35mmフィルム】(どちらか選択)① すぐに受け取りたい方へ|クリーンブース × 従来スキャナー中判サービス開始と同時期(2025年11月頃)、実績ある既存スキャナーでデータ化。新設クリーンブースでの作業により、従来よりも埃を大きく抑えたクリアな仕上がりに。「まずは綺麗にデータ化して手元に欲しい」という方や、挑戦をいち早く応援してくださる方におすすめです。
② 最高の仕上がりを待ちたい方へ|35mm用・新型スキャナー中判スキャナー完成後に開発される「35mm用新型スキャナー(パーフォレーション含むフルフレーム対応)」での提供。開始時期は進捗に応じて活動報告で随時お知らせします。
※スケジュールは開発状況により前後する可能性があります。必ず進捗をご報告します。
仕上げ(色味追求プラン)
・解像度:35mmは約2,400万画素、中判は1億画素・フレーミング:フィルムの外枠まで含めたフルフレーム・調整:スタンダードプランの約2倍の時間をかけ、1枚ごとに丁寧に仕上げ(ハイライト/白レベル/ダーク/フェードまで細かく調整)
仕上がり希望の伝え方:備考欄に「柔らかいトーン」「この写真に近づけたい」など自由にご記入ください(SNSリンクも可)。指定がない場合は「おまかせ」とし、写真の雰囲気に合わせて最適に仕上げます。
ネガ返却について
・返送は当方負担(クリックポストを想定)・基本は「長巻」で返却します。
・カットをご希望の方は、備考欄に「ネガカット希望」とご記入ください。
追加オプション(上乗せ支援のお願い)
本リターンはオプションなしの基本形です。ご希望の方は、上乗せ支援で以下を追加できます。
・RAWデータ渡し:反転前の生データ +400円/本・TIFF納品(16bit):JPEGの代わりにTIFFで納品 +400円/本・RAW+TIFF:+800円/本
上乗せ方法
・支援金額に「400円 ×(追加オプション数)×(本数)」を加算してください。・備考欄に「RAW希望」「TIFF希望」「RAW+TIFF希望」など必ず明記ください。
例)3本セットでRAW+TIFFを希望する場合→ 400円×2(RAW+TIFF)×3本=2,400円を上乗せ。備考欄に「RAW+TIFF希望」と記入。
※備考欄の記入がない場合、追加オプションをご用意できません。

ご利用の流れ
① プロジェクト終了後、管理番号付き電子チケットをメールでお送りします。② フィルムをまとめて以下住所へご送付ください。(送料はご負担ください)
〒176-0002 東京都練馬区桜台5-11-18 欅の音terrace106ナツソマレフィルムラボ 宛
③ 到着後、2~3営業日以内にデータ化。URLにて納品。
④ ネガを返送します(返送料は当方負担)。
有効期限と安心対応
・有効期限:2025年11月〜2026年12月末・納期目安:フィルム到着から2~3営業日以内・万一、当店の現像工程で失敗が発生した場合は、該当フィルム分を全額返金いたします。
あなたの大切な1本1本が、フィルム文化を未来へつなげる大きな一歩となります。どうかこの挑戦を、応援してください。

その他FAQご支援を検討いただく際に、よくいただくご質問をまとめました。
フィルム対応範囲・納期・データ仕様・補償内容など、事前に気になる点はこちらをご覧ください。
ここに載っていないご不明点は、CAMPFIREのコメント欄やSNSからお気軽にお尋ねください。
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