写真提供元:オープンネーム事業承継「relay」
初めまして。「半田そうめんフェス2025実行委員会」の森 和也(もり かずや)と申します。
私たちのプロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます!!
私は、徳島県特産の「半田そうめん」の製造販売をおこなう八千代麺業株式会社の代表をしております。
「半田そうめん」をはじめ、生まれ育ったこの魅力あふれる徳島県が元気になるため、少しでもお役に立ちたいと色んな事にチャレンジしています。
この度、「つるぎ町から、半⽥そうめんと共に、世界へ。」を目指し、イベントを企画させていただきました。
■ 産地が抱える大きな課題
現在、半田そうめんの製麺所は23社あります。
ただ、以前は40社程あり、この十数年で17社以上が廃業されました。
純粋に業績不振で倒産されたところもありますが、その多くは後継者不足と職人の高齢化のために廃業されました。現在残っている23社の多くも同じ課題を抱えています。70歳前後の方が現役で頑張っている状況で、「自分の体が壊れるか、今使っている機械が壊れるのか、どっちが先か... どっちかが壊れたら辞めるしかない」と話されています。
たとえ後継者がいたとしても、職人の高齢化のため、新たな雇用をおこなうべく、求人をしても募集がない状況です。実際、工場設備に余裕があっても、人がいないために十分な稼働がおこなえていないところもあります。

半田そうめんに使われる「手延べ製法」は、職人の技による製法で、一部は機械化ができていますが、まだまだ職人の熟練の技と勘に頼っています。
同じ粉・水の量、同じ塩分濃度にしても、同じものはできません。粉自体の水分量もロットによる違いがありますし、日によって温度・湿度も違います。その違いによって、麺の練り加減や熟成スピードが微妙に変化します。その微妙な変化を感じ取って、水分量や塩分量を調整したり、熟成時間を変えたりする必要があります。
この微妙な感覚は、数値化することが難しく、長年にわたる感覚によってこそ、感じることができる職人技となっています。そのため、もし後継者が現れたとしても、すぐにその感覚を持つことが難しく、ベテランの職人の方が現役で頑張っていただいている間に一緒に働きながら、その職人技を継承していく必要があります。その継承には個人差があるものの、ある程度の時間を要します。
とすると、各製麺所の状況を考えれば、
「本当に時間がありません。」
このまま何もしなければ、どんどん廃業される製麺所が増えていき、最終的には大手と呼ばれる数社しか残らなくなってしまいます。
このことに本当に危機感を感じています。
特に昨年、江戸時代からずっと製麺を続けてこられて、半田そうめん組合設立にも尽力された「半田製麺」様が廃業されたことは、めちゃくちゃショックで残念で、この状況をなんとかしたいと強く思いました!
このイベントによって、一人でも多くの方に、ここ四国徳島に「半田そうめん」があり、産地の現状を知っていただくきっかけとなってもらえれば。
そして、その産地の現状を救いたいと思っていただける方が一人でも現れていただけることを願っています!

■ 「半田そうめん祭り」
2018年頃までは、年に1回半田そうめんの魅力を発信する「半田そうめん祭り」が盛大に開催されていました。この祭りでは、二人羽織での半田そうめん早食い競争や地元小学生によるキッズダンス、「半田そうめん音頭」など、色々な催しが準備されていて、家族連れなど2500人以上が訪れていたそうです。
地元の方々は、この祭りを楽しみにされていたそうで、「無くなってしまって寂しい」というお声を聴くことが良くありました。
地域に根ざした事業をさせていただいていることもあり、今回のイベントが地元の方が楽しんでいただける一日となっていただき、可能であればかつての「半田そうめん祭り」復活への機運が高まってくれたらありがたいと思っています。

■ 世界記録に挑む!!
この度の「半田そうめんフェス2025」では、メインイベントとして「流しそうめん連続キャッチ記録」に調整します!!
現在の世界記録は、2014年に長崎県新上五島町が達成した110人。
この記録の更新にチャレンジします!!
世界記録にチャレンジする機会はなかなかないものなので、貴重な体験となると思いますし、記録達成となれば、国内外に向けて「半田そうめん」を知ってもらう大きな力になると思っています。
万が一、チャレンジに失敗しても、とにかくみんなで面白がってもらえればと思っています。
地域内外の人たちが、同じ目標に向かってチャレンジすることに大きな意味があり、このイベントを起点として、少しでも地域が盛り上がるきっかけとなれれば、嬉しいです。

■ 半田そうめんとは?
半田そうめんは、四国徳島県で江戸時代から作られていて、約300年の歴史を誇る特産品です。
その特徴は、一般的なそうめんより太く、強いコシがあることです。
讃岐うどんのような強いコシとそうめんのツルツルもちもち食感を併せもっていて、その独特の食感は、今までのそうめんの概念が変わると評価されています。
国が定めるJAS規格では、【ひやむぎ】に分類される太さですが、江戸時代からそうめんとして親しまれてきた歴史を評価され、特別に【そうめん】と名乗ることを許されています。この太さでそうめんと名乗れるのは、唯一「半田そうめん」だけです。

■ 半田手延麺八千代
「半田手延麺八千代」は、当社がもともと製造していたものではありません。
「半田手延麺八千代」は、地元の土建会社だった「株式会社八千代」さんが、新規事業として約20年前に立ち上げたブランドです。立ち上げ当初より、国産小麦にこだわった商品として多くの方に親しまれていましたが、2020年5月にコロナウイルスの影響で倒産されてしまいました。
ただ、多くのファンの皆さんから「復活してほしい」という声がたくさんあり、ご縁があって私のところに「なんとかできないか」という声がかかり、色んな想いのもと、工場設備を買い取り、以前の製造スタッフの皆さんに帰ってきていただいて、復活に挑戦したのが始まりです。
復活にあたり、国産小麦粉を見直し、油も国産100%のものに切り替えるなどして、原材料全て国産100%のこだわりの「新半田手延麺八千代」が産まれました。
詳しい復活ストーリーについては、下記サイトでまとめてくださってますので、ご覧ください。
【ニッポン放送】https://news.1242.com/article/300261
【リレイマガジン】https://relay.town/magazine/yachiyo/

■半田そうめんの知名度
半田そうめんの販路開拓をおこなうため、様々な展示会や商談会に参加させていただきました。
西日本で開催される展示会では、多くの方が「半田そうめん」をご存じでしたが、東京で開催された食品バイヤー向けの展示会では、お声がけさせていただいた方の10%程しか「半田そうめん」を知っておらず、食べたことがあるという方になると、またそれの半分ぐらいしかおられませんでした。
食品にかかわるバイヤーさんでも10%程しか知らないということは、一般の方になるともっと知らない方が多いと思います。
少しずつ「半田そうめん」が広まっていると感じていましたが、全国規模でみると知名度はまだまだというのが現実です。
平成21年のデータにはなりますが、農林水産省/米麦加工食品生産動向/乾めん類の都道府県別生産量の年度別調査表によると、「半田そうめん」の生産量は2,664トン、お隣香川県の「小豆島そうめん」の生産量が2,817トンとなっています。そんなに大きな差はありませんが、「小豆島そうめん」は日本三大素麺の一つとして知られていて、知名度もはるかに上となっています。
生産量がほとんど変わらないということは、作る量や食べていただいている量が少ないから知られていない訳ではなく、伝え方や知ってもらうためにやるべきことがもっとあるのではと感じています。
まずは知ってもらうことがとても重要です。
その第一歩として、今回のイベント開催は大きな力となると確信しています。

■開催日時:2025年8月24日(日) 11:00~16:00
■開催場所:旧・つるぎ町立八千代中学校(徳島県美馬郡つるぎ町半田字日開野203-2)
■イベント内容:「流しそうめん連続キャッチ世界記録」
五感で楽しむ日本の夏「流しそうめん体験」
徳島の美味しいものが大集合「徳島の食マルシェ」

■半田手延麺八千代
全ての原材料を国産だけにこだわった半田そうめん。
北海道で持続可能な環境保全型農業の普及に取り組んでおられる「アグリシステム」様の小麦粉のみを使用。ポストハーベスト(収穫後農薬)及びプレハーベスト(収穫直前農薬)不使用。ネオニコチノイド系農薬不使用。
地元鳴門のうずしおで有名な鳴門海峡の海水をろ過・膜濃縮・煮詰めの3工程で海水の不純物を分子レベルまで除去食用塩の安全を守り、品質を高める日本独自の膜濃縮製塩法で作られた鳴門塩業さんの塩のみを使用。
油は、大変貴重な国産こめ油のみを使用。
■オーガニック八千代

全国的にも数少ないオーガニックそうめん。半田そうめんでは初。
北海道で持続可能な環境保全型農業の普及に取り組んでおられる「アグリシステム」様有機栽培小麦粉のみを使用。
油は、大変貴重な国産こめ油、それも食品添加物の溶剤を使用せず、圧力をかけて油を搾る圧搾方式のこめ油のみを使用。
地元鳴門のうずしおで有名な鳴門海峡の海水をろ過・膜濃縮・煮詰めの3工程で海水の不純物を分子レベルまで除去食用塩の安全を守り、品質を高める日本独自の膜濃縮製塩法で作られた鳴門塩業さんの塩のみを使用。

皆さまからご支援いただいた資金については、イベント運営にかかる以下の費用に使用させていただきます。
<費用内訳>
ー 世界記録挑戦費用 250万円
ー マルシェ運営費 70万円
ー イベント当日運営費 35万円
ー PR・プロモーション費 75万円
ー 保険など 20万円
ー リターン経費 50万円
ークラウドファンディング手数料など 60万円
【合計560万円】

7月20日|クラウドファンディングスタート
8月16日|「半田そうめんフェス2025」キックオフイベント
8月23日|クラウドファンディング終了
8月24日|「半田そうめんフェス2025」開催
9月中旬〜|リターンお届け
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

ご縁をいただき、この伝統産業である「半田そうめん」に関わらせていただくことができました。
私は、「半田そうめん」に縁もゆかりもなく、子供の頃から普通に食べていただけです。
もちろん、半田地区の出身でもありません。
なので、固定概念もしがらみもないわけですから、今までとは違う取り組みやチャレンジをおこなうことが、全くの第三者として私が「半田そうめん」に関わらせていただいた意味だと思っています。
そんな想いのもと、今回のイベントを企画しました。
イベントでは、世界記録への挑戦という、⼤きなチャレンジが待っています。
達成できれば、「半⽥そうめん」の名は国内外に広く知れ渡り、地域の魅⼒発信につながるはずです。
この挑戦が、地域をつなぎ、未来を照らすきっかけとなることを願ってやみません。
この「半田そうめんフェス2025」をしっかりと意味のあるものとし、「半田そうめん」という麺文化を一人でも多くの方に知っていただく。
そして、それを次の世代、そして世界へとつなげる第一歩としていきます!!
その第一歩を踏み出すためのお力添えを是非、よろしくお願いいたします。

提供元:オープンネーム事業承継「relay」
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徳島新聞朝刊でご紹介いただきました。
2025/08/17 16:19本日の徳島新聞朝刊でご紹介いただきました。フェス成功に向けて、しっかりと頑張っていきます!引き続き、よろしくお願いいたします(^-^) もっと見る8月16日に流しそうめん連続キャッチの練習会をおこないます。
2025/08/14 22:09「半田そうめんフェス2025」本番の挑戦に向けて、8月16日(土)に流しそうめんの練習会を開催します。 時間内ならいつ来ても、いつ帰っていただいても大丈夫です。 ぜひ、お気軽にご参加ください! 参加申し込みされている方も、まだ申し込みしてないけど、気になっている方や詳しく話が聞きたい方なども是非お越しください。 日時:8月16日(土)15:00〜19:00 場所:徳島市両国本町二丁目21 futon house(浜田ふとん店跡/黄色い看板が目印) 参加費:無料 駐車場はありません。近くのコインパーキングをご利用ください。https://maps.app.goo.gl/p76nM4Mh4tJsRBC68 もっと見る「徳島の食マルシェ」に出店していただける店舗様が決定!!
2025/08/14 22:07「徳島の食マルシェ」に出店していただける店舗様が決定しました。以下の通りです。・moku moku note Bakery&Cafe(薪釜パン)・美郷桑茶生産組合(桑茶茶葉)・旬やていじ(唐揚げ)・小松屋(釜揚げしらす・ちりめん・干物)・luana scone(スコーン)・スクランブルコーヒー(コーヒー)・キッチンカーLUCKY(唐揚げ・ロングポテト・アイスクリーム)・ジャンキーファンキー(海鮮焼きそば・海鮮オムそば)・ベビーカステラベイブ(ベビーカステラ)是非、徳島の美味しいものもお楽しみください(^^) もっと見る







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