2018/08/22 16:25

こんばんは!「名刺交換よりパス交換」大会プロジェクト運営スタッフの井本です。

今回の活動報告も前回に引き続き、中井選手のインタビューをお届けします。


第2回目は今回の大会テーマである「名刺交換よりパス交換」という言葉の背景、フットサルがもつ可能性についてお聞きしました!


「フットサル」というコミュニケーションツール


ー今回、中井さんはフットサル大会に「名刺交換よりパス交換」というテーマを掲げていますね。この言葉にはどういう経緯で出会ったのですか?また、どういう思い入れがありますか?


中井:知人に誘われて参加した個サルで出会った会社の社長さんが言っていたのが出会いでした。はじめは「語呂が良いなあ」くらいの感じだったんですけど、個サルに参加し続ける中ですごく良い言葉だなと気づきました。


これは僕が初めて個サルに参加して、その時のチームで写真を撮ったみたいな感覚で、色々な人とつながることができるということ。「名刺交換よりパス交換」を言っていた人は社長さんでしたし、最初の個サルで写真を撮った人は工場で働いている外人さんでしたからね。個サルに参加して、話をせずに終わればつながることもなかったでしょう。


色々な人と出会えて、その人の専門分野の話を聞くことができる、そして相手のことを知れる。個サルに行くことで交流を深めるのは、名刺を交換するよりも良いと思いました。僕が元々考えていたこととマッチしていると思い、それ以来ずっと印象に残っている言葉です。


ーすごいですね。社長さんという名刺を交換するであろう人が言っていたというのは大きい。


中井:そうなんです。


ー敷居も低いですね。ビジネスの世界で名刺を交換してメールしてみたいな流れよりも良い気がします。


中井:プレースタイルで相手の性格というか、「この人こういう感じなんだな」というのも分かります。ストライカーは社長気質が多いのかなとか、副社長のような支える人はバランサーが多いかなとか思ったりします。そういう人間性も見えてくるのが面白いですね。


 


ー大人になるとサッカーのように11人vs11人を揃えるのは難しい。フットサルは人と人のつながりはできやすいスポーツですよね。


中井:「たまたま」個サルに行って、「たまたま」出会うのもいいですが、その「たまたま」の確率を上げていきたい。「この人に出会いたかった!」という確率を少しでも高めていけたらいいなと思っています。


ーその仕組みづくりみたいなことですか?


中井:そうですね。今大会がそれの最初の取り組みと考えています。


ー今回のプロジェクトを盛り上げていくなかで、フットサルというスポーツの使い方は大切ですよね。


中井:色々な人が得意分野を活かして協力しながら作り上げていくことが大事だなと思います。自分の得意なことを活かしてコミュニティを大きくしていく。自分の苦手なことはそれが得意な人に任せて、自分は得意なことをやる。その仲間を見つけるのがフットサルという場所。


フットサルで仲間を見つけて、なにかプロジェクトを作り上げていく。そのために、人と人をつなげてマッチングさせていく。フットサルという場所が、そこをもっとスムーズに、なめらかにつなげられる場所になればいいと思っています。


(続く)

取材・文 井本佳孝