2017/07/28 18:04

(株)文化財マネージメントの宮本です。

 

皆様のご支援によりまして、地蔵菩薩像は修復を終え、ついに先週には観音堂に戻られました。
誠にありがとうございます。

 

つきましては、毎年8月上旬におこなわれているご本尊・千手観音菩薩像の御開帳にあわせて、
地蔵菩薩像の修復完成記念の御開帳をおこなうこととなりました。
支援者さまはもちろんのこと、どなたでもお参りいただけます。
この機会にぜひご参拝くださいませ。

 

修復完成記念 地蔵菩薩像および本尊・千手観音菩薩像の御開帳

〇日にち:8月6日(日)
〇法要:9:00~
〇参拝時間:法要終了後~16:00頃
〇記念講演:13:00~ 牧野隆夫(吉備文化財修復所)、
           宮本晶朗(株式会社文化財マネージメント)
      14:00~ 黒澤脩(郷土史)
      ※講演は観音堂に隣接する公民館でおこないます。
〇住所:建穂観音堂 静岡県静岡市葵区建穂2-12-6
〇交通案内:JR静岡駅から藁科線バス20分、「服織小学校入口」下車徒歩8分
〇そのほか:観音堂に隣接する公民館で、建穂寺に関係する資料を特別展示します。

〇講師プロフィール

牧野隆夫
1950年、岡山県に生まれる。
東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術彫刻専攻修了後、
伊豆半島の仏像修復などを経て「吉備文化財修復所」設立。
各地の仏像調査とともに、これまで約300体の仏像修復を手がける。
1992年から東北芸術工科大学教授に就任、12年間教鞭をとる。
2003年、同大学卒業生とともに山形県に有限会社東北古典彫刻修復研究所を設立、
同研究所代表も務める。
文化財保存修復学会会員、山形県文化財保護委員、東京学芸大学等非常勤講師。
近著に『仏像再興:仏像修復をめぐる日々』がある。

〇黒澤脩
昭和21年(1946)生。郷土歴史研究家。
元・静岡県立大学非常勤講師。元・静岡市駿府城天守閣等関連史料主席調査員。
元静岡市立藁科図書館館長、元静岡市教育委員会 事務局参与等を歴任。
写真集『幻の寺 建穂寺』の解説者。