我孫子市鳥の博物館とは
我孫子市鳥の博物館は、千葉県我孫子市の手賀沼のほとりにある博物館です。日本で唯一の鳥類を専門とする博物館として1990年5月に開館しました。館内には、手賀沼の四季を再現したジオラマをはじめ、鳥の起源や進化、世界の鳥を一望できる展示があり、鳥の多様性や生態を学ぶことができます。また、鳥たちが飛ぶ仕組みや体の構造をわかりやすく解説するコーナーもあり、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。
さらに、博物館ではさまざまなイベントを開催しています。毎月、博物館前の手賀沼周辺で自然観察会を開き、鳥だけでなく昆虫、植物などを観察しているほか、山階鳥類研究所と共同で最新の鳥類研究を紹介するトークイベントも開催しています。夏休みには、子どもたちの自由研究のヒントになるワークショップも行っています。

このプロジェクトで実現したいこと
鳥の博物館では、みなさまに鳥たちの魅力を伝えることを目指しています。
しかし、現在使用している鳴き声装置は老朽化が進んでおり、新たな装置の導入が必要です。
このプロジェクトでは、触れるバードカービングを備えた鳥の鳴き声装置を導入し、訪れるすべての方々がより豊かな体験をするための環境を整えます。
プロジェクト立ち上げの背景
鳥の博物館では、開館当初から設置している鳴き声装置が来館者に人気ですが、ボタンが反応しないことや鳴き声がならないことが多くなっています。
新しい鳴き声装置を導入することで、来館者の皆様が視覚的にも聴覚的にも楽しめる体験を実現し鳥の魅力を最大限伝えたいと考えています。
これにより、すべての来館者にご満足いただける環境を整え、博物館の魅力を向上させることを目指します。


鳥の鳴き声装置について
この鳴き声装置には、鳥の形や大きさを認識しやすいよう、触れることができるバードカービングを設置します。また、ボタンを押すことで鳴き声を聞くことができ、来館者は視覚・聴覚で鳥への理解を深めることができます。さらに、各展示にはQRコードを表示し、スマホなどで読み込むことでその鳥に関する詳細情報を知ることができます。このように、触れる、聞く、学ぶという多面的な体験を通じて、訪れる皆様に鳥の魅力をより深く感じていただくことを目指しています。
バードカービングは、日本バードカービング協会会長の内山春雄さんに作製していただきます。
内山春雄さんは、我孫子市在住の野鳥彫刻家であり、鳥に対する観察眼と巧みな技術で数々の作品を生み出しています。また、市内の小学校で長年バードカービングを指導するなど、教育普及活動にも熱心に取り組まれています。
◆完成イメージ図
全体図

音声再生スイッチ部分

内山春雄さん
内山春雄さんからのコメント
私が作製するバードカービングは、自然界の美しさを忠実に再現することを目指しています。鳥の細部に至る観察と緻密な作業により鳥の柔らかな感じを表現しており、通常は作品に触れることはできませんが、タッチカービングは目の見えない人でも触察で鳥の形や大きさを体験していただけます。さらに、鳥の鳴き声装置を組み合わせることで、作品とともに、音を通じても鳥たちの存在を感じることができます。この体験を通じて、自然を愛する皆さんにとっての新しい発見や感動が生まれることを願っています。
内山さんの作品
リターンについて
・お礼のメッセージ(学生向け、一般・ファミリー向け)
・1つ選べるワークショップ(全3種から1つ)
・バックヤードツアー ・剥製づくり見学会 ・剥製づくり体験会
スケジュール
クラウドファンディング実施期間 2025年10月1日 ~ 2025年11月28日
この期間に、プロジェクトを広く告知し、支援者を募ります。SNSや地域メディア、各団体との連携を通じて認知度を高めます。また、我孫子市で開催する全国規模の鳥の祭典「ジャパンバードフェスティバル」(11月1日、2日開催)でも協力を呼びかけます。
鳥の鳴き声装置作製準備 2025年12月中旬 ~ 2026年3月中旬
クラウドファンディングが成功した後、いただいたご寄附で、鳴き声装置の設計や作製に入る準備を行います。支援者に向けて進捗報告も行う予定です。専門の技術者と協力しながら、鳥の鳴き声装置を作製します。
鳴き声装置の設置 2026年3月下旬
完成した鳴き声装置を博物館に設置します。
最後に
このプロジェクトは、来館者の皆様に鳥の鳴き声装置を通して鳥の魅力を感じていただき、鳥への興味を深めていただくことを目指しています。
本企画の実現に向けて、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
【募集方式について】本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額の達成・未達成にかかわらず1件でもご支援いただくとプロジェクトが実行され、リターンが届きます。
※支援総額により鳥の鳴き声装置の作製数が変わります。鳴き声装置設置可能金額まで到達しなかった場合、また、支援総額が目標額を超えた場合は、鳥の博物館基金へ積立を行います。鳥の博物館基金についてはこちら
【お問い合わせ】我孫子市鳥の博物館 04-7185-2212
【寄附型クラウドファンディングについて】当クラウドファンディングはふるさと納税とは取り扱いが異なり、地方税法附則第7条第1項(第8項)の規定による寄附金税額控除に係る申告の特例(いわゆる、ワンストップ特例)の対象とはならないため、控除を希望する場合は寄附者ご自身での申告が必要となります。※「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、我孫子市鳥の博物館が発行した「領収書」の提出が必要となります。「領収書」は当クラウドファンディングの募集〆切後、速やかに発行・郵送いたします。※「領収書」はCAMPFIREではなく我孫子市鳥の博物館が発行・郵送いたします
最新の活動報告
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【終了まで残り2日!】鳥の博物館クラウドファンディング!
2025/11/26 19:12「鳥の博物館に触って・聞いて楽しめる鳥の鳴き声装置を設置したい!」プロジェクトは62名にご支援いただき、達成率55%となりました。ご支援くださった皆さま、ありがとうございます。先日、博物館の学芸員による手賀沼鳥類調査を行いました。この調査は、1988年1月から実施していて、月に一度、手賀沼の水面にいる鳥の種類と数をカウントしています。今回の調査では、10科25種、合計1,975個体の鳥をカウントしました。カウントされた鳥の7割がカモ目で、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモの順で多く確認され、ホシハジロやオナガガモ、キンクロハジロ、ミコアイサも少数がみられました。その他の鳥として、カンムリカイツブリやカワウ、オオバン、ユリカモメが多く、サギ類をはじめ、トビやミサゴ、カワセミなども観察できました。手賀沼では、毎年12月から2月にかけて冬鳥を中心に多くの鳥がみられます。今後も調査を継続して行うことで、手賀沼をにいる鳥の経年変化を把握し、我孫子の自然環境保全や教育普及活動に役立てていきます。過去の調査結果は、鳥の博物館ホームページをご覧ください。・水鳥調査結果https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/info2/tyousakenkyu/teganumatyousa.html・調査研究報告https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/info2/list.htmlクラウドファンディング終了まで残り2日となりましたが、引き続き皆さまからのご支援をお待ちしております! もっと見る
野外観察会「てがたん(手賀沼探鳥会)」を実施しました!
2025/11/14 09:01「鳥の博物館に触って・聞いて楽しめる鳥の鳴き声装置を設置したい!」プロジェクトは30名にご支援いただき、達成率23%となりました。ご支援くださった皆さま、ありがとうございます。先日、博物館の野外観察会「てがたん(手賀沼探鳥会)」を実施しました。博物館の目の前に広がる手賀沼は、都心から最も近い自然の湖沼で、斜面林や田畑と繋がる地形が多くの生き物を育む場所になっています。冬の手賀沼は鳥で最もにぎわう季節で、シベリアや中国北東部から越冬のために多くの渡り鳥がやってきます。観察会の当日は、手賀沼の水面で冬鳥のコガモが多くみられ、同じく冬鳥のカンムリカイツブリが潜水して魚をとらえる姿も観察できました。沼の周りでは、葉が落ちて枝にとまっている鳥を見やすくなり、シジュウカラやエナガ、冬鳥のジョウビタキなどを目にすることができました。今回のクラウドファンディングのリターン【選べるワークショップ】では、博物館の学芸員と一緒に手賀沼の鳥を観察する体験を用意しています。貸出し用の双眼鏡も準備しているので、バードウォッチング初心者の方も大歓迎です!今後も皆さまからのご支援をお待ちしております! もっと見る
ジャパンバードフェスティバルが開催されました!
2025/11/06 15:00「鳥の博物館に触って・聞いて楽しめる鳥の鳴き声装置を設置したい!」プロジェクトは、現在27名の方よりご支援頂き、達成率20%となりました。ご支援くださった皆さま、ありがとうございます!先日、ジャパンバードフェスティバルが開催されました!「鳥学講座」や「とりトリ★クイズ大会」さらに「ハシビロコウの帽子を作ろう」「鳥博クイズ」「てがたん in JBF」もおかげさまで大盛況となりました。ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございます。また、今回のクラウドファンディングで特にご好評いただいたリターン「剥製づくり体験会1名様ご招待」を追加しました。前回ご支援いただいた方も、これからご検討いただく方も、ぜひチェックしてみてください! もっと見る







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