自己紹介
はじめまして「野生動物を守るための環境保全啓発」プロジェクトチームです。
今たくさんの野生動物たちが絶滅の危機に瀕しています
(生物多様性はここ50年で約69%も減少していると国際的な報告書で明らかになっています)。
この深刻な問題に対して、
私たちが暮らしの中で環境を守るためにできることをひろく伝えたい。
その思いから、日立市かみね動物園様と彫刻家の大森暁生氏のご協力のもと
今回のプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで実現したいこと
切り株が広告に?アート作品に?驚きのあるコミュニケーションで環境保全をひろく伝えます。
日立市かみね動物園の園内にある切り株(腐食がすすみ安全面を考慮して伐採された木です)の
断面に、絶滅の危機に瀕した野生動物を彫ります。
来園されるたくさんのお客様に目を留めていただきながら、
同時に私たちにもできる日常の環境保全について知ってもらうプロジェクトです。
彫刻家の大森暁生さんにご協力いただき、まるでそこに居るかのように
野生動物を掘り出し、その作品を起点にホームページやポスター等でたくさんの方に
環境保全メッセージをとどける意味のあるプロジェクトにしていきたいです。
<切り株をメッセージ発信の起点にした理由>
環境破壊の主な要因の一つは「森林伐採」です。世界で行われている森林伐採が、
野生動物の生息地を破壊し、食料や水、避難場所を奪い、
絶滅の危機に瀕する動物をふやしています。
ですが、私たちにとって「森林伐採」はどこか遠い国の話。
それでも実際に伐採された木の「実物」を見ることで、世界で行われている森林伐採に思いを馳せ、
少しでも自分事化として捉えてもらえればと考えました。

腐食がすすみ安全のために伐採された「かみね動物園の木」。断面をキャンバスに見立てて彫刻を施します。

彫刻イメージです。
切り株は、園内のチンパンジー舎 横の目立つ場所に二カ所あります。

完成時のイメージ。
野生動物の危機と環境保全を訴えるホームページも作成し、
付帯するプレートのQRコードから遷移できるようにします。
プロジェクト立ち上げの背景

近年、生物多様性の損失は非常に深刻になっています。
WWF「Living Planet Report 2022」では、1970年から2018年の間で、
野生動物の個体数が平均69%減少。
ほとんどの絶滅リスク増加は、この50年間に集中しています。
さらに動物園で見かける有名な動物の多くも、
実は「絶滅危惧」リスト(IUCN国際自然保護連合 絶滅危惧種レッドリスト)に載っており、
国内の動物園は繁殖や保護活動といった種の保存・教育・啓発活動に取り組んでいます。
私たちの身近な存在である動物園の動物たちも絶滅の危機にさらされている。
このままでは子どもたちが動物とふれあう「豊かな教育」の機会まで失われてしまうのではないか。
私たち一人ひとりが課題意識を持ち、普段の生活でもできるアクションにつなげたい、
その思いからプロジェクトを立ち上げました。
<環境保全や森林破壊を防ぐために、私たちにできることはたくさんあります>
4つのR(Refuse:買わない、Reduce:減らす、Reuse:再利用する、Recycleリサイクル)は、
その基本だと言われます。
たとえば紙(紙コップやコピー用紙)のムダ使いを減らしたり、
買い物をするときに過剰包装をことわったり、なるべく再生紙やFSCマークが入った
商品の購入を意識してみたり、森林保全活動団体に寄付したり。
また環境保全活動を誰かに伝えるだけでも立派なアクションです。
そういったことを、今回のプロジェクトを通してひろく伝えていこうと思います。
【ご協力いただくパートナー紹介】彫刻家 大森暁生氏
© AKIO OHMORI Photo : KATSURA ENDO
主に楠と檜を素材とし、具象的な木彫作品を制作しています。
モチーフは動物、人物、魚、植物、昆虫…自分の心に響く出会いがあればなんでもつくりますが、
共通するのはどれも命ある“いきもの”であるということです。
そしてその出会いから物語を紡ぎだし、最終的に作品における演出の軸とするのが
自身の創作法かもしれません。
木彫作品の場合、楠や檜を素材にカタチを彫りだしたあとは、漆や顔料を使って彩色を施します。
木地を活かして淡く漆をかけることもあれば、逆に漆のテクスチャーで魅せるためにしっかりと
厚く漆を塗り重ねることもあります。どちらの仕上げ方にしても、目指すは“質感”です。
上手に彫られた木彫りのモノ、ではなく、そこに“居る”気配を帯びた
そのもの自身を生み出したいのです。
森神 ーSilver backー
H181×W160×D140(cm)
楠、ホワイトアッシュ、漆、金泥、プラチナ泥、銀箔、彩色
2012年制作
© AKIO OHMORI Photo : KATSURA ENDO
Location : 霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展 そごう美術館 2023
死に生ける獣 ーBabirusaー
H72×W105×D36(cm)
楠、漆、彩色
2012年制作
© AKIO OHMORI Photo : KATSURA ENDO
JAPAN ー丹頂鶴ー
H140×W140×D75(cm)
檜、漆、彩色、ステンレス
2013年制作
© AKIO OHMORI Photo : KATSURA ENDO
そこに居る気配を生み出し、木の彫刻に命が宿るような神秘的な作品
大森 暁生 おおもり あきお
1971年 東京生まれ
1996年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業
1995年〜2002年 『籔内佐斗司工房』にて彫刻家 籔内佐斗司氏のアシスタントを務める
1999 荒川区町屋に工房D.B.Factory開設
2005 工房を足立区北千住に移転 現在に至る
国内外の美術館、ギャラリー、百貨店、アートフェア等での発表に加え、
多くのファッションブランドやレストラン、ミュージシャンやテレビドラマ・映画等、異分野との
コラボレーションも積極的に行い表現の幅を広げる。
大森暁生フォトエッセイ+作品集 PLEASE DO DISTURB(芸術新聞社)
大森暁生作品集 月痕 つきあと(マリア書房)
大森暁生作品写真集 しあわせな彫刻(芸術新聞社)
|幻触|彫刻家 大森暁生(芸術新聞社)
木端と言端 ー彫刻家の作品と言葉ー(美術出版社)
akioohmori.com
日立市立かみね動物園 様(茨城県日立市)


日立市かみね動物園は、太平洋を望む神峰公園の一角に1957年(昭和32年)に開園。
それ以来、「楽しく入って、学んで出られる動物園」をモットーにたくさんのお客様に動物の魅力や素晴らしさを伝えてきました。
動物には日常の生活では出会うことのできない動物たちがたくさんいます。
その動物たちは動物園で生まれていても、元来、野生で暮らす生き物です。
そうした野生の動物は、基本的に人間と接触することはありません。
動物園では普段出会うことのできないそうした動物たちを間近で観察することで、
多種多様な動物を知るとともに、野生動物を通して生息環境の悪化や絶滅の危機など、
環境問題にも関心を高めてもらうことができます。
今回のプロジェクトをはじめ、野生由来の展示動物の観察や
小動物たちとのふれあいを通して、動物への関心を高め、
ひいては動物たちのおかれた環境や命の尊さにまで思いを馳せていただけたら幸いです。
現在の準備状況
切り株広告制作に向けて彫刻の構想を練っております。
SNSやポスターなどの制作物企画を進行中です。
リターンについて
①日立市かみね動物園ご招待 (切り株アートお披露目+記念品)
②支援者様のお名前クレジット (ホームページに記載)
③支援者様のお名前クレジット(ホームページに記載)
メイキングムービー&プロジェクト完了報告レポート
④支援者様のお名前クレジット(ホームページに記載)
メイキングムービー&プロジェクト完了報告レポート
大森暁生氏 彫刻作品のデジタルデータ

スケジュール
2025年10月 彫刻開始
2026年3月 彫刻完成
2026年4月ごろ SNS告知開始・ポスター掲載
日立市かみね動物園 切り株広告・ホームページ公開
※想定スケジュールのため実施時期は前後する可能性があります。
最後に
この先さらに野生動物の生息地における環境破壊が進めば、
たくさんの動物たちが絶滅して地球から姿を消してしまうかもしれません。
当プロジェクトでは、そういった喫緊の課題を一人でも多くの方に知っていただく
機会にしたいと考えています。
そして、実際の切り株メッセージを通して、世界でおきている「森林伐採」を少しでも
自分事として捉え、日常の中で私たちにできることを考えるきっかけになれば成功です。
多様な生き物が暮らす自然を守り、未来に引き継いでいくこと。
動物たちの命の尊さを感じる子どもたちの豊かな心を育むこと。
かみね動物園様と大森暁生氏にご協力いただきながら、ご支援いただくみなさまと、
環境問題を考え動物たちと共生できる未来を目指していきたいと考えています。
どうぞご支援よろしくお願いいたします。




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