
数ある中から本ページを見つけていただき、ありがとうございます。
はじめまして、nicottoプロジェクト代表の齋藤成輝(さいとうなるき)です。
父の齋藤儀一(ぎいち)と親子で活動しています。
私たちは、車いすの方が、旅を諦めず、安心して楽しめる“非日常の旅行体験”を届けたい!という思いで活動をしています。

まず千葉県九十九里町で、バリアフリーの貸切宿を立ち上げることから活動開始しております。
施設名は、日常から離れ、大切な人との笑顔あふれる空間・時間をつくりたいという想いから、「nicotto(ニコッと)」と名付けています。
車いす利用者が、旅に出るのを諦めず、家族・友人と集まり、非日常空間のなかで、語らい、楽しみ、笑顔が沢山生まれる機会をつくりたいと考えています。
今回、その貸切宿に「ユニバーサルガーデン」を作るために、皆さまご支援をお願いします!
「もう“外はあきらめる”と言わせない。」
段差ゼロと回遊路で、家族や大切な仲間とBBQや星空を“同じ場所で”楽しめる庭を作ります!!!

父(儀一)は、40年以上に渡って経営者人生を歩んできました。そのなかで福祉事業を運営した経験があり、また自身も腰を痛めて車いす生活で苦労をした時期がありました。
さらに、車いす生活をされている方々との出会いを通じて、アクティブに生活されている方も多く、何度も元気をもらいました。
彼らとの親交をきっかけに、第二の人生を社会福祉活動に捧げていきたいという思いが深まり、今回の活動を発起しました!!
一方、私(成輝)は、これまで貸別荘の運営をしてきました。いつもと異なる非日常空間に癒され、また広々した貸切空間に大人数で集まって宿泊ができる宿を運営しています。
父の紹介で車いすの方にお会いした際に、日常空間から離れた場所で車いすで旅行することの難しさについて、生々しい大変な話を伺いました。
それでも皆さん、旅行に出かけたいという意欲は強くあります。
その出会いや会話を機に、安心して楽しめるバリアフリーな旅行体験を実現していきたい!!
という思いがこみ上げてきました。

都市部のエレベーターやスロープなど、バリアフリー設備は充実してきていますが、それでも車いすで移動する際には障壁を感じることが少なくありません。特に、都市部を離れると、その障壁は至る所にあります。
また、”バリアフリー”の宿泊施設は、意外にも多くありません。
バリアフリーが限定的であったり、整っていても非日常感が十分に味わえなかったり・・
父の車いす生活の原体験や、車いすの方との出会い・親交を通じて、私たちは「非日常×バリアフリー」実現の意義を強く感じています。

旅行は、特別な体験であり、その瞬間の楽しみだけでなく、素敵な思い出としても残ることで、人生を豊かにします。
もちろん、車いすで生活されている方々にとっても、同じことが言えます。むしろ、日常数々のバリアに囲まれているからこそ、「非日常の旅」はより一層かけがえのない体験です。
しかし、旅行の様々なシーンで壁に直面しているのが現実です。
観光時・飲食時の困難として、
「トイレが車いす対応の広さではない…」
「スロープがあっても、急すぎで登れない…」
「車いすで見えない高さの展示物、届かない高さのボタンに困った…」
宿泊時にも不便は至るところにあります。
「⾵呂場に⼿すりが無く苦労した…」
「宿に⾝障者トイレがない…」
「床がフカフカの絨毯で、車いす移動が難しい…」
(参考データ)
- 独自アンケート(車いす利用者や介助者の方々へのヒアリング調査)
- 観光庁『ユニバーサルツーリズムに関する調査業務報告書』
さらに、上記のようなバリアフリー情報はWebで事前に手に入らないことが殆どです。
本プロジェクトメンバーとして参画いただいている鈴木さんは、お兄様が車いす生活をされています。

彼は、介助者として家族旅行を計画する際、「車いすの兄と旅行に行く前に、宿泊施設に自ら足を運び、バリアフリー状況を確認しに行くこともある」とのこと・・・
このような難しさを理由に旅行を諦めている人、または旅行に出かけていても障壁を感じる人が、沢山いる現実があります。
それでも、車いすでも安心して楽しめる旅行が必要です!

このような社会課題解決の一助となるべく、私たちは、車いすでも安心して楽しむことができるバリアフリーの一棟貸切プライベート宿をつくります。
①非日常感の演出×②バリアフリー設備×③ホスピタリティを全て兼ね備えたを作り、家族や友人等の大切な人との笑顔が生まれる時間をつくっていきたいと考えています。
①非日常感の演出
ご宿泊体験でワクワクして頂けるように、下記3点を意識した設計デザインにしています。
・屋内外が空間として繋がり、開放感たっぷり
・車いすでもスムーズに回遊できる広さ
・大切な人との繋がりと調和する木の温かみ&癒やされる緑の自然
建物イメージ
屋外イメージ
②バリアフリー設備
幅広いバリアフリー要件を満たす宿泊施設は、供給量が少ないのが現状です。
nicotto九十九里は、掲載予定の予約サイトのバリアフリー項目は全て対応し、車いすの方が「安心」できる環境づくりを最優先にしています。
車いすでいることを忘れるような空間を目指しています!
複数予約サイトからバリアフリー要件を抽出
さらに、上記以外の車いす向けの設計基準も参照して、設計図面に落とし込んでいます。
・スイッチ/コンセントなど車いすでも手が届く高さ
・車いすで自走できる傾斜のスロープ
・車いすで回遊できる広さ(トイレ・バス含む)
車いす対応の”高さ”設計
車いすでも安心の「広さ」「傾斜」
③ホスピタリティ
最後に、ゲスト様に「安心」してお越し頂くためには、ハード面の整備のみならず、ソフト面でのサポートも必須と考えています。
貸別荘運営は、ゲスト様のプライバシーも大事にするため、基本的に一棟貸切の無人運営になります。
それでも、予約体験から、移動、宿泊まで、一貫した旅行体験のトータルサポートが必要です。

丁寧かつ迅速なメッセージのやり取り、心を込めた清掃・セッティングなど、これまでの運営ノウハウを最大限活用します。また、事前ヒアリングを通じて、不安を取り除いてご利用頂けるようにします。
ソフト面のサービスも充実させることで、最高の旅行体験を実現したいと考えています。
「宿泊」だけでなく、「移動」「食事」のサポートオプションも検討中です。さらに、周辺の観光スポットやレストランについても、バリアフリー情報をご案内し、九十九里エリアの「観光」も含めた旅行体験をサポートいたします。
これまでの準備状況
設計デザインは、前述の通り、ゲスト様の滞在体験を詳細にイメージしながら検討しました。
これまで、地鎮祭や上棟式も無事に終え、チームが一丸となって完成に向けて動いています!
地鎮祭の様子
(工事中の安全と建築物の永続的な繁栄を祈願)
上棟式の様子
(上棟を祝い、工事の安全と完成後のご加護を祈願)
設計に沿って、建物工事は予定通り進捗しており、建築完了間近。11月上旬の完成予定です。
外構工事もこれから着手してまりいます!
現場では、本プロジェクトに共感してくれた設計士さん、工務店さん、職人さんたちが、汗水流しながら、本当に頑張ってくれています。
今年の猛暑のなか毎日頑張って頂いていた大工さん
同時に、
「安心して楽しめる貸切宿があることを多くの方に知って頂きたい」
「旅を諦めている人の一歩踏み出すきっかけをつくりたい」
という思いから、以下の周知活動も進めています。
nicotto九十九里 公式HP(12月 公開予定)
- nicottoに込めた想いやコンセプト
- バリアフリー設備紹介
- 滞在イメージ紹介
- 幅広いバリアフリー情報(移動、観光、食事)
SNSアカウント「nicotto」 10月立ち上げ!
- 車いす旅行について生の声を届け、共感してくれる人を増やしていく
- よりユーザー視点で滞在体験のイメージをお届け

ぜひ、こちらからフォロー&応援お願いします!
今後のスケジュール
下記のスケジュールを目標に、プロジェクト進行しています。
11月上旬 建物工事の完了
11月中旬 外構・造園工事の完了
12月上旬 クラウドファンディング終了
12月下旬 正式オープン

旅の非日常感を作る大切な要素のうちの1つが、“外で一緒に過ごせる時間”です。ところが段差・勾配・路面の凹凸は、車いすユーザーの行動範囲を何倍も狭めます。
私たちは九十九里の貸別荘をバリアフリーの屋外動線まで整え、家族や仲間と同じ視点で同じ時間を楽しめる“ユニバーサルガーデン”を作ります。
<主な特徴>
●非日常な自然を感じられる広い芝生空間&ヤシの木
●車いすでも回遊できるおしゃれな舗装
●BBQや焚き火などのアクティビティ空間
今回のプロジェクトで皆さまからご支援頂く資金(100万円)は、車いすユーザーにとって付加価値の大きなBBQ路面・パーゴラの整備に充てさせて頂きます。
このスペースが生まれてこそ、家族や大切な仲間とBBQや星空を“同じ場所で”楽しめる庭になります。
皆様からの応援が、車いす利用者の貴重な思い出づくりに繋がります。ご支援頂いた皆さまには、車いすユーザーや介助の方からの感想コメント・フィードバックなどをご報告予定です!
外構BBQスペースのイメージパース
宿って、旅の中で最も心が休まる場所であって欲しいと思うんですよね。
「nicotto」さんに出会ってお話を聞いて衝撃を受けました。
医療職でもないのに、誰よりも本気で“やさしい居場所づくり”に取り組む姿勢。
この方たちがつくる空間なら、きっと誰にとっても「また帰りたい」と思える場所になるはずです。
千葉県に新しく生まれる“安心の拠り所”として、
ぜひこの挑戦を一緒に応援してください!

最近、笑っていますか?
笑顔の架け橋は、『誰もが笑顔で輝ける社会』を一歩ずつを理念に活動しております。
私ごとですが、介護福祉タクシーの会社を経営しており、車いすや1人では歩行困難な方の外出のお手伝いをしております。
景勝地や温泉、思い出の場所など、特別な場所、非日常の場所にご案内した時の利用者様の笑顔は素敵で、思わずこちらも笑顔になります。
九十九里にバリアフリーの民泊、nicotto九十九里が出来ると聞いて、笑顔の架け橋の理念でもある、『誰もが笑顔で輝ける社会』づくりの一助にもなりそうです。全力で応援したいと思います。
もうすでに、利用者様の笑顔が浮かんで、ホッコリしております。

このたびはnicotto九十九里の完成おめでとうございます。
nicotto九十九里は車いすユーザーでも利用しやすいように建設段階から計画し、作られたとか!
とても素晴らしい取り組みだと思いますし、私のような車いすユーザーにはとてもありがたい場所です。
私は今から7年前に脳梗塞になり、体に重い障がいが残ったので車いすを使って生活しています。
車いすを使って生活することになる…
と、言われた時、これからどうやっていくのだろう。
って不安になりました。
友人や家族と旅行には行けるのだろうか、そもそも新幹線や飛行機には乗れるのか??
答えはもちろんどれも可能です。
でも、情報があまり無いし、分からないこと、知らないことだらけでした。
車いすユーザーだって、旅行に行きたいし、美味しいものを食べ、綺麗な景色の中、友人や仲間たちと過ごしたいです。
そんなちょっとした幸せを提供してくれるのが、nicotto九十九里です。
ぜひnicotto九十九里にいらしてくださいね!

私の妻は車椅子利用者です。
2025年4月にこどもが生まれ、バリアフリーな宿泊施設という選択肢に加えて小さな子どもも楽しめる+妻も安心して育児が宿泊先でできることという条件が加わり一層探すのが難しくなっています。
そんななかで、nicottoを妻から教えてもらいました。
”家族や大切な人とBBQや星空を同じ空間・場所で楽しむ”これが旅行では何よりも大切なんです。そして、妥協しない選択をしたいとなったとき、nicottoさんのような存在があることで、僕らはさらに旅行に対する希望が生まれます。
これからのnicottoさんの活動を応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
私たちは、「nicotto九十九里」を通して、より多くの人々に旅の魅力・貸別荘利用の魅力を感じていただき、幸せでニコッと(nicotto)する瞬間・思い出を作っていきたいと考えています。
車いすを理由に旅を諦めていた方、旅行に出かけていても困っていた方に、安心で楽しい旅行体験を届けたい。
すべての人が安心して非日常体験できる、誰も取り残さないバリアフリー貸切宿の実現に向けて、ぜひ応援をよろしくお願いします!








素晴らしい取り組みありがとうございます。ニコッとしながら 早く実際に泊まってみたいです。これからもよろしくお願いします。 車椅子社会を考える会 理事長 篠原博美