天候不順と気温上昇、そしてセンチュウ被害――。有機にんじん農家は、これまで以上に厳しい現実に直面しています。形が少し不揃いなだけで流通に乗りにくい現状を変えるため、私たちは有機栽培のにんじんを年間100トン買い取り、無添加ジュースに加工して価値を循環させます。農家を支え、自然の恵みを無駄にしない一歩に、どうか力を貸してください。
はじめに・ご挨拶
はじめまして、ピカイチ野菜くんです。
私たちは「自然にも人にもやさしいものづくり」を掲げ、食のサプライチェーンに“やさしさの循環”を取り戻す活動をしています。今回の挑戦は、有機にんじんに光を当て、厳しい環境下でも真摯に栽培を続ける農家さんと一緒に未来へつなぐプロジェクトです。

代表取締役社長 國末と北海道の生産者さん
このプロジェクトで実現したいこと
● 有機にんじんを形で選別しない:形が崩れていても、有機栽培である限り買い取る仕組みを広げます。実際に年間100トン以上のふぞろいにんじんを買取り、ジュースにして販売しています。
● 無添加ジュース化で価値を循環:シンプルな原材料で丁寧に搾り、保存料・香料・着色料不使用のジュースとしてお届け。
● 農家の継続を支える:天候リスク・害虫被害で収入が不安定になる状況を、安定買取と販路拡大で下支えします。

長崎県の人参畑収穫の様子
背景:いま、有機にんじん農家に何が起きているのか
1.センチュウ被害の深刻化
有機栽培では化学合成農薬に頼らないため、センチュウ(土壌中の微小な虫)にやられたにんじんは形が歪みやすく、規格から外れがち。見た目は不揃いでも、味や栄養の本質は変わりません。
2.気温上昇と天候不順
高温や不安定な降雨は根菜の育成に大きく影響します。発芽不良・生育ムラが起きやすく、収穫量・品質ともに不確実性が増大しています。
3.高齢化・後継者不足
有機にんじんは手間とノウハウが要る作物。農家の高齢化が進む中、新しく有機に挑む人が少ない現実があります。結果として有機にんじん農家自体が減少傾向に。
4.“形”がハードルになる市場構造
「見た目基準」が強い流通では、形が悪いだけで買い手がつかないケースが少なくありません。農家にとっては投資回収の見込みが揺らぐ大問題です。

私たちの解決策:正規買取 → 無添加ジュースへ
● 有機にんじんであることを最優先に、形の良し悪しに左右されず正規の価格で買い取ります。
● 買い取ったにんじんは、無添加ジュースに加工。原材料はできるだけシンプルにし、素材本来の甘み・香りを活かします。
● “もったいない”を価値に変えて、農家・自然・消費者の三方よしを実現します。
形は揃っていないかもしれない。でも、想いとおいしさは揃っています。
人参の収穫の様子

人参は葉をカットし洗浄、コンテナへ

冷凍人参ジュース
自社だからできる、このプロジェクト
有機栽培・無添加のおいしいにんじんジュースを作るにはさまざまな条件が必要です。
①一般的な製造機械では搾汁できない
②味を落とさないための手作業が多い
③無添加のため、徹底した品質管理が必要
これらをすべてクリアするために、弊社では搾汁から発送まで、すべて自社でおこなっています。
✓原料の状態を見極め
✓熟練スタッフが1本ずつ洗浄・皮むき・トリミングを実施。
✓傷や変形部位を丁寧に除去し、小ロットで圧搾→味のバランスを調整→即冷凍
だからこそ、形が不ぞろいでも品質とおいしさの両立を実現できました。

自社工場の人参の皮むきの様子

大型のスロージューサーでの搾汁の様子
プロダクトのこだわり
● 無添加:保存料・香料・着色料 不使用
● 有機原料中心:国産の有機にんじんを主原料に採用
※今回の人参ジュースは有機JAS認証の人参を使用しています。
● 丁寧な搾汁:にんじんの爽やかな甘みとやさしい余韻を引き出す製法
● 透明性:生産者情報や畑の様子、加工の流れを活動報告で随時公開
※瓶・パッケージの最終仕様は、目標達成後に確定し活動報告にて共有します。


これまでの取り組み(実績状況)
● 提携予定の有機にんじん農家さん複数戸とヒアリング・試作を実施
● 試作段階で素材の配合・搾汁条件を調整し、飲みやすさと満足感のバランスを検証
● 自社にて大型専門搾汁機を導入。品質チェックを終えたにんじんを自社で搾汁、パッキング、発送。
● 買い取り条件(時期・数量・価格レンジ)のすり合わせ

資金の使い道
● 有機にんじんの安定買取:35%
● 搾汁・充填・ボトル/ラベル資材:30%
● 冷蔵/常温物流・梱包資材:12%
● 品質検査/表示作成:6%
● 写真・動画・ページ制作:7%
● CAMPFIRE手数料・決済手数料等:10%
スケジュール
● 2025年9月中旬〜10月上旬:クラウドファンディング実施
● 10月中:原料手配・最終レシピ確定・資材発注
● 11月上旬〜中旬:製造(搾汁・充填)
● 11月下旬〜12月中:順次発送開始
進捗は活動報告で逐次ご案内します。
リスク&チャレンジ
● 原料の歩留まり:天候やセンチュウ被害の度合いにより、味や収量が変動する可能性があります。配合で調整し、一定の品質基準を満たすもののみ出荷します。
● 資材/物流の遅延:瓶・ラベル等の供給遅延、繁忙期の配送混雑により発送が遅れる可能性があります。遅延が見込まれる場合は、速やかに活動報告で共有し、代替スケジュールをご提示します。
● 表示・仕様変更:法令・ガイドラインに基づく表示修正、製造上の都合による軽微な仕様変更が発生する場合があります。変更時は理由と合わせて開示します。
本プロジェクトはAll-In 方式を予定しています。想定外の事象が起きる場合も、誠実な情報開示と最善の代替案で対応します。
よくある質問(FAQ)
Q. 形が悪いにんじんを使うのは、安全・品質に問題ありませんか?
A. 見た目の形状に関わらず、有機栽培であることと当社の受け入れ基準を満たした原料のみを使用します。衛生管理下で製造し、必要な検査を行った上でお届けします。
Q. 味はロットで変わりますか?
A. にんじんは自然の作物のため、収穫時期・畑で風味差が出る場合があります。配合・搾汁条件を調整し、できる限り飲みやすい仕上がりを目指します。
Q. 子どもでも飲めますか?
A. ジュース自体は無添加でシンプルな設計です。ただしアレルギー等の体質により合わない場合があります。初めての方や小さなお子さまは少量からお試しください。
Q. 常温保存できますか?
A. 保管方法・賞味期限は最終仕様確定後に表示します。到着後は表示に従って保管をお願いします。
Q. ギフト対応は?
A. のし・メッセージカード等は対応可否を調整中です。実施の際は活動報告でご案内します。
最後に(お願い)
形が少し不揃いでも、そこには農家さんの努力と自然の時間が詰まっています。
私たちは、正規の価格で買い取り、無添加ジュースという新たな価値に変え、有機にんじん農家を継続可能にする仕組みを作ります。
その第一歩に、どうか力を貸してください。ご支援・拡散、心からお願いいたします。




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