注目のリターン
はじめに
私は、高知県の四国吉野川で26年間にわたり無事故でアウトドア体験を提供してきた「アウトドア!ガルバンゾ 株式会社リバーランプラス」のリバーガイドの1人の貝本蘭(かいもとらん)と申します。私たちガイドはここ四国吉野川周辺の美しい自然の素晴らしさを伝え、地域の活性化に貢献し、この環境を後世に残していくことを使命として活動してきました。
右から3番目が私、左から3番目が旦那さんの宣広です。
プロジェクトの立ち上げの背景
10月19日10時30分、私たち「アウトドア!ガルバンゾ」のツアー中に冷蔵庫の漏電が原因とみられる火災にて、店舗兼住宅1棟120㎡が全焼してしまいました。

幸いに人的被害はありませんでしたが、仕事に必要な装備・電子機器などの大部分を一度に失ってしまいました。

店舗だった場所は屋根が落ち、中に置いてあったもので形が分かるものはロッカーくらいしか分かりませんでした。

住居だった場所はシンク以外に原型を残すことなく燃えてなくなりました。
ツアー中だったため何も持ち出すことは出来ませんでした。
火災当時はかなりの高温だったようで鉄骨は歪み、たくさんの爆発で屋根の多くは吹き飛びました。

店舗に置いてあった予備のライフジャケットのポケットに入れておいたはずのカラビナは爆発によって吹き飛んだようで吉野川に下りる通路で拾いました。
そして家族だったアヒルのガルちゃんもこの火災により亡くしてしまいました。この写真は火災の5日前に撮ったのものです。最後の写真となってしまいました。

これまでの活動と準備状況
私の所属する「アウトドア!ガルバンゾ 株式会社リバーランプラス」は1999年に四国吉野川でリバーカヤックのツアーから始まり、ラフティングやSUP、パックラフト、シャワークライミングなどさまざまなリバーアクティビティを提供してきました。
ここまで26年間、ツアーに関しては大きな事故やケガなく続けてくることができたのは、地域の皆さまや全国・海外から訪れてくださったお客様方のご理解とご協力のおかげです。

ツアー中の自慢の写真や映像もこの火災で焼失してしまい、いま残っているものはSNSや個人携帯に入っているだけになってしまいました。一期一会と思い撮りためてきたGoProやドローン、insta360などのデータも、みなさまにお見せすることができなくなってしまいとても残念です。



下の4枚の写真はご心配してくださったお客様よりご提供いただいきました焼失する1週間前のベースの一部の写真です。


大切に育て作り上げてきた場所にはもう戻ることができなくなってしまいました。

現状、ほとんどものが焼失してしまっため事業に関しては継続が厳しい状況となっております。
残念ながら火災保険には入っておらず、融資などの相談はこれからですが、再建には時間とお金がかかります。
この突然の出来事は、私たちにとって大きな衝撃でしたが、同時にこれまで築き上げてきたコミュニティの力を改めて感じる機会にもなりました。
私たちを応援してくださる地域の方々とともに吉野川の自然を愛する多くの方々たちと、この困難を乗り越え、未来へつなげるために、支援型クラウドファンディングを通じて皆様のお力を借りたいと考えています。
ご支援いただく資金の使い道
・全焼した店舗兼住宅の解体
・小さな店舗の再建
• 焼失したPC・カメラなど電子機器
・焼失したツアー用の機材の購入(ラフティングボートやSUP、パックラフト、それに伴うパドル類)
リターンについて
今回は支援型プロジェクトのため、返礼品はメールでのご挨拶と、再建に向けた進捗や活動の様子をCAMPFIRE活動報告やSNSを通じてのご報告となります。
最後に
突然の災難に見舞われて、まだ現実を受け止めきれないのが本音ですが、地元の方をはじめとする多くの方からのお声掛けなど、折れそうになる心を支えてくださる皆様のお気持ちをありがたく感じております。
火は一瞬で、道具も、記録も、思い出も、そして大切な命・ガルも奪っていきました。
積み上げてきた実績すら店舗と自宅一緒に消えてしまったように感じていましたが、時間とともに、積み重ねてきた時間は確かにここにあって、この川と共に生きてきた日々は消えていない、まだ続けることができるのではないかと感じはじめてきました。
お金で取り戻せるものと、二度と戻らないものがあります。
だからこそ、残されたものを守り、もう一度この場所に灯りをともしたい。
ここで諦めるのではなく、残った道具で細々でもいいので、もう一度、吉野川周辺のアクティビティを希望されるお客様方にこの素晴らしい体験を提供し続けるために、皆さまから温かいご支援が必要です。

未来の世代に自然の素晴らしさ、自然の中でどうやったら安全に遊ぶことができるのかを伝えていくため、そして、ここに住む地域の一員としての責任を果たすためにも、どうかその第一歩にお力をお貸しいただければ幸いです。
ご支援はもちろん、シェアや拡散だけでも大きな力になります。
よろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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静かな一日の中の温かい出来事
2025/12/07 20:42今日は少し静かな一日でした。旦那さんは消防団の一員として防火槽の点検に出ていたため、補修作業はいったんお休みに。私は久しぶりに事務作業の時間が確保でき、溜まっていた書類を少し処理することができました。ベースから川を見下ろすと、岩の上で川鵜が羽を広げて日向ぼっこをしていて、吉野川には静かな時間が流れていました。昨日は、私たちが不在の時間にそっと温かい差し入れを置いていってくださる方がいました。そして今日は、「少しだけ手伝わせてね」と短い時間立ち寄ってくださり、また温かい差し入れをいただきました。「こういうもの、今は我慢してるでしょ?」と気遣ってくださる言葉に、胸がじんわりとしました。みなさまの大切な土日に私たちのことを気にかけていただけること、継続して寄り添っていただけることが、今の私たちにとって本当に大きな支えになっています。生活のほうはまだ仮設のままで、地下階の艇庫の一角を仕切っていまの拠点にしています。夜はかなり冷え込むようになってきましたが、工夫しながら少しずつ再建に向けた準備を進めています。ツアーは、冬の寒さをご理解いただいたお客様のみ、事前予約・少人数で受け付けています。安全を最優先に、今できる範囲で川に出られる時間を大切にしています。CAMPFIREでの募集期間も、少しずつ終わりが近づいてきました。無理のない範囲で、引き続き見守っていただけると嬉しいです。火災後、多くの方から寄せられる励ましやご支援に、私たちは日々支えられています。本当にありがとうございます。また進捗があれば、ゆっくり更新させていただきます。 もっと見る
今日の再建作業のようす
2025/12/06 20:30みなさま、こんばんは。投稿の間があいてしまいましたが、気にかけてくださっている方々、いつもお心遣いをありがとうございます。今日は、再建に向けてコンクリートの防水補修を進めていました。大きな工事は業者さんにお願いする予定ですが、今の段階でできる準備作業は、自分たちで少しずつ整えています。クラウドファンディングを通して、すでに多くの方が応援してくださっており、そのお気持ちに日々支えられています。お名前が分からない方もいらっしゃいますが、ひとつひとつのご支援を大切に受け取っています。本当にありがとうございます。はじめましての方にも、私たちが吉野川で続けてきた場所をもう一度つくり直す過程をお届けできたらと思います。少しずつではありますが前へ進んでいますので、これからも見守っていただけると嬉しいです。 もっと見る
火災から1ヶ月半。先日の地域での出来事
2025/12/03 20:46みなさま、こんばんわ。進捗報告を見てくださる方々、いつも私たちのことを気にかけてくださり、ありがとうございます。10月19日の自宅火災から、あっという間に1ヶ月半が経ちました。先日のことですが、地域の方々から日頃いただいている支えに、少しだけお返しができる出来事がありました。隣の駅で解体現場の火災があり、部落の緊急サイレンが鳴って旦那さんが消防団として出動しました。怪我人はいなかったそうで、まずは安心しました。私はサイレンを聞いて不安になってしまい、知り合いの家ではないか気になって軽トラで現場近くまで見に行きました。幸い、解体現場で、すぐに鎮火したと聞き、怪我人もいなかったとわかり、ほっとして帰ることができました。その後、旦那さんも無事に戻ってきて安心しました。日頃、消防団として私たちのことを助けてくださっている地域のために、少しでも旦那さんが力になれたことを嬉しく思っています。最近の私たちは、寒気が来るとのことで、3日ほど前から風の吹き込みが少しでも減るように、ベースに急ぎで扉や風よけを付けています。やることが多すぎて追いつきませんが、無理のないペースで、少しずつ整えていきます。明日は雪が積もらないといいな。いつも気にかけていただき、本当にありがとうございます。それでは、おやすみなさい。 もっと見る




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