2018/08/12 15:19

私は、京都でかんざし作家をして13年目になります。

京都といえば…舞妓さん

だから、京都ならかんざしの仕事がたくさんあるのでしょう?

…そのイメージ、間違ってます!(笑)

写真は、2014年9月にライスワイン(つまり日本酒)のアートラベルに、私の制作した『松竹梅 櫛&平打ちかんざし』が選ばれました。写真右側。このラベルは、2014年より、パリ16区のワイン博物館に永久収蔵されています。

ヨーロッパでは、ワインやシャンパンのラベルは、立派な【アート】なんですね~☆

昨年(2017年)は、イタリアのワインのアートラベルに選ばれ、【日伊王朝ワインラベル芸術創造アーティスト特賞】に私の櫛とかんざしが選ばれましたしね。

さて…日本での櫛やかんざしの扱いは…

デパートで展示販売すれば…

『今どき、誰が使うの???』

『浮世絵で見たことある!』

まあ…そりゃ、そうなりますよねぇ…(^_^;)

今どきは、

『自分の家紋って、なんだろ???』

まあ、これが、日常の会話ですよね(^_^;)

仕方ないけど、

これじゃあ、私のような作家や職人は生きていけないのです(ToT)

そこで、今年は、またまた光栄なことに、パリのベルシー美術館で開催される【シャンパンのアートラベル展】に部門の代表作家として選ばれた私は、パリへ行くことを決断しました!授賞式あるそうです。

もちろん…渡航費…自腹ですよ!(笑)

このクラウドファンディングの目的も、私の渡航費の話ではありませんので、誤解なさらないでください。m(_ _)m

ベルシー美術館で、私のデモンストレーションの時間を20分ほど頂戴できるそうなので、そこで、どんな風に何を伝えるのか?

そう思ったときに…

かつらじゃなく…地毛で結う【日本髪】をフランスのみなさんに近くでご覧いただき、京都でも数少なくなった、手作りでかんざしを作る作家の作品の美しさをお伝えしたいな~と(*^^*)

こんな風に考えたら、ワクワクが止まりませんね♪←あれ?!私だけ???(笑)

それには、

日本髪を結える美容師さん

モデル

モデルの衣装

現地での通訳

新しいリーフレットも必要だし

デザイン料に印刷費用

せっかくパリに行くなら、他の場所でチャンスがあるなら、出展し、一人でも多くのフランスの方や在住の日本の方にご覧いただきたいですし…

※実は、パリ市内の区役所での出展のお声がけもいただいておりますが、まだどうなるかわかりません。←展示のみ。販売は、しません。 

でも、この費用、作家一人でまかなうには、負担が…(>_<)私が借金をしてでも実現させたいという勢いですけどね!

こんな言い方は、あんまりしたくないのですが、本当のことなので、言いますと…

【日本人は、海外で認められた作家の作品を高く評価する傾向にある!】みなさんも、薄々、気がついてましたよね(^_^;)

だからこそ、私はフランス、パリでの授賞式にも自腹で行くことを決めたのです!

とにかく、

今、京都でかんざしの作家をしていても、安泰とは、ほど遠く…ニーズがなければ、お仕事も来ないし、本当に工芸の作家や職人は、今にも切れそうな、ほっそ~い綱を渡っているにすぎないのです…

そのほっそ~い(細い)綱を、私の仕事を増やすことで、どうかみなさんのお力で、太くて、丈夫な綱に育てていただきたいのです!

今は、若手を育てる余力もない私は、今にも切れそうな細い綱ですが、

もしかしたら…

お仕事が増えてきたら、外注で若手の職人さんにお仕事を回してあげるとこともできますし、やがては、若手の育成に繋がります!

日本の美をどうかみなさんで育てて、後世へ繋いでいただけませんか?

リターンは、3,000円からありますし、かんざしだけでなく、男性にも使える『タイピン』『ピンバッチ』等もございますので、楽しみながら、是非パトロンになってくださいm(_ _)m