2017/03/27 19:16

こんにちは。
副村長のナナシロです。

僕は元々何かを作ることが好きで、ちょっとしたアーティスト活動をしています。
映像作ったり漫画描いたり、たまにギャラリーで展示したりしています。

そんな僕なので、あの村で「かまど作りたいね~」「レンガ積んだらできるしね」という話になったとき、

「レンガを作りたい」

と思いました。

そこで、ワークショップの際にふと思い立って、村にある沼地の粘土を熱してみました。

炭で温度が高くなったところに粘土の土を投入すれば、うまくいけば焼き物の土のように固まるのでは…?と思ったのです。

村の土がちゃんと固まることが分かれば、おいおいレンガも作れるようになるはず…、僕はそう考えました。

そして、結果は…、



ボロボロじゃないか…!

つまんで持っただけで崩れ落ちる…!


後日調べてみたところ、土を焼いて固めるためには、かなり細かな工程が必要なのでした。

そしてもっとも大切なことは、とにかくなるべく水分を抜いた状態で火にかけ、火にかけた後もゆっくりと火力を上げて少しずつ水分を飛ばすことでした。

どろっとした土をそのまま火にくべた結果、一気に水分が蒸発しひび割れて、こんなにボロボロになってしまったのでした。


はっきり言って僕のこの体験は、小学生の理科の実験レベルのできごとだったろうと思います。

それどころか、ググれば分かることだったと思います。

ですが、なんでもかんでも調べると圧倒的に失われることがあります。

それは、「感動する心」です。

あの村には、普段僕らが「些細なこと」「面倒なこと」として切り捨ててしまっている感動体験が、そこら中にたくさん転がっています。


クラウドファンディング終了まであと2週間を切りました。

僕らと一緒に感動体験をしたいという方、是非ご支援をよろしくお願いいたします。