声が溢れ、つながり、小さな挑戦が巡る。福島県田村市にYOHAKU食堂をつくりたい

福島県田村市に、料理人が手がける和食を中心に、昼は定食、夜は藁焼きや一品料理を楽しめる小さな食堂「YOHAKU食堂」を立ち上げます。ごはんを囲む日常の中で、人の声がこぼれ、残り、誰かの小さな挑戦につながっていく。そんな「食堂から始まる挑戦の場」を、一緒につくる仲間を募集します!

現在の支援総額

505,000

16%

目標金額は3,000,000円

支援者数

47

24時間以内に3人からの支援がありました

募集終了まで残り

34

声が溢れ、つながり、小さな挑戦が巡る。福島県田村市にYOHAKU食堂をつくりたい

現在の支援総額

505,000

16%達成

あと 34

目標金額3,000,000

支援者数47

福島県田村市に、料理人が手がける和食を中心に、昼は定食、夜は藁焼きや一品料理を楽しめる小さな食堂「YOHAKU食堂」を立ち上げます。ごはんを囲む日常の中で、人の声がこぼれ、残り、誰かの小さな挑戦につながっていく。そんな「食堂から始まる挑戦の場」を、一緒につくる仲間を募集します!

ごはんを囲む日常の中で、失われていた声が戻り、人がつながり、小さな挑戦が巡っていく食堂をつくります。

正解や情報は溢れているのに、「自分は何をしたいのか」「本当はどう生きたいのか」という声は、むしろ見えにくくなっている。YOHAKU食堂は、そんな時代に、ふとこぼれた一言がその場で消えずに残り、誰かとつながり、小さな一歩へ変わっていく日常を、福島県田村市につくろうとする挑戦です。

ここで生まれてほしいのは、立派な事業や大きな夢だけではありません。「ちょっと気になっていたことを話してみる」「同じ想いの人とつながってみる」「小さく試してみる」そんな軽やかな一歩が、日常の中で自然に生まれていくことです。

YOHAKU食堂がつくりたいのは、ただ食事をする場所ではありません。ごはんを入口に、人の声が残り、つながり、挑戦へ変わっていく場です。

そしてそれは、誰かの想いや挑戦が一人の頑張りで終わらず、地域の中で受け止められ、次の一歩につながっていく空気を育てるための挑戦でもあります。


① 食べる
ごはんを囲み、ほっとできる時間を過ごす。

② 残す
今の気持ちや、やってみたいこと、気になっていることを問いのボードやQRで残す。

③ つながる
残された声に共感や対話が生まれ、小さな挑戦へつながっていく。

夕方、ふらっと食堂に立ち寄る。ごはんを食べながら話しているうちに、誰かがぽつりと本音をこぼす。

「実は、気になっていたことがある」「本当は、ちょっとやってみたいことがある」

その声は、その場で流れて終わりません。問いのボードや対話を通して残り、誰かに受け取られ、小さな一歩につながっていきます。

大きな決意はいりません。少し話してみること、少し動いてみること。YOHAKU食堂は、そんな小さな一歩が日常の中で生まれていく場を田村市につくろうとする挑戦です。

正解や情報はたくさんあるのに、自分の本音や違和感、やってみたい気持ちを安心して出せる場所は、むしろ少なくなっていると感じます。

やってみたいことがあっても、笑われそうで言えない。違和感があっても、空気を壊したくなくて飲み込んでしまう。地域の中にも想いを持っている人はいるのに、それを言葉にするきっかけや、受け止めてもらえる場がない。だから、声にならないまま消えていってしまうことが多いのだと思います。

学びの場や特別なイベントも大切です。でも、それだけでは社会の日常までは変わりにくい。本当に必要なのは、誰もがふらっと立ち寄れる日常の中で、声を置いておける場所です。

YOHAKU食堂では、店内の「問いのボード」やQRを通して、感じたこと、気になっていること、やってみたいことを、その場でも後からでも残せるようにします。


大事なのは、その声が「書いて終わり」にならないことです。日常の中でこぼれた声が誰かに受け取られ、共感や対話を通じて、小さな一歩につながっていく。YOHAKU食堂がつくりたいのは、単なる交流の場ではなく、小さな挑戦が生まれ続ける土壌です。



ここでいう挑戦は、立派な事業や大きな夢だけではありません。気になっていたことを話してみる。同じテーマの人とつながってみる。店内で小さく試してみる。そんな、小さくて軽やかな一歩のことです。



YOHAKU食堂は、地域の中で「やってみたい」「気になっている」を持ちながらも、それを出す場や受け取られる場がなく、動けずにいる人のための日常の場です。

この構想は、まだ頭の中だけの話ではありません。僕たちはすでに、街づくり法人Switchの実装の中で、小さな実験を始めています。

この実験で見たかったのは、理想を語ることではなく、人が本当に小さく動き始めるのかということでした。

最初に大事にしたのは、立派な意見を出すことではなく、安心して声を出せる空気をつくることでした。そのために、場の中では「否定しない・解決しない・評価しない」というルールを置きました。

すると、普段は飲み込んでしまいやすい「気になっていること」「やってみたいこと」が、少しずつ言葉になっていきました。

実際に出てきた声は、たとえばこんなものでした。

・場づくり、桑畑をなんとかしたい
・やりたいことをやる
・カメラで田村を笑顔にしたい
・空き家をなんとかしたい

次の週には、出てきた声を一緒に見ながら、近いテーマごとにチームをつくりました。大事にしたのは、「すごい企画にすること」ではなく、誰となら動けそうか、何ならまず小さくやれそうかを見つけることでした。

その結果、場の中から実際にいくつかのテーマが立ち上がり、それぞれが少しずつ動き始めています。

① 場づくり

「桑畑をなんとかしたい」という声から、まず現地を見に行く動きが生まれました。
そこから活用方法や6次化の可能性について話が広がり、次の展開も見え始めています。

② やりたいことをやる

まず卓球を実際にやってみたことで、教える・教わる関係が自然に生まれました。さらに「音楽もやりたい」という声から、実際に音楽をやってみる時間も生まれました。やりたいと思いながら形にできていなかったことが、この場では小さな行動につながりました。

③カメラで田村を笑顔にしたい

「カメラで田村を笑顔にしたい」という声から、実際に投資と行動が始まりました。
SNSでの発信を通じて情報が集まり、新しいつながりも生まれています。

④ 空き家をなんとかしたい

「空き家をなんとかしたい」という声も出てきました。すぐに大きな事業や解決策にするのではなく、まずはどんな空き家があり、誰が困っていて、どんな活用の可能性があるのかを一緒に考え始めています。

空き家という地域課題も、最初から大きな計画にするのではなく、誰かの「気になる」「何とかしたい」という声から、小さな一歩として動き出すことが大切だと感じています。

この実験を通して見えてきたのは、人には声がないのではなく、声を出してもいい場があれば、小さな行動は実際に生まれていくということでした。
2年前からやりたいと言っていたのに動けなかった「音楽」も、この場では小さく実現しました。
YOHAKU食堂で本当にやりたいのは、こうした変化をイベントで終わらせず、日常の中に根づかせることです。


はじめまして。株式会社RELIEFの菅野智教(とも)です。

数年前の僕は、ただ目の前の現実をこなすだけで精一杯でした。一生懸命やっているのに、どこか「代わりがきく存在」のように扱われる。会議で意見を言っても流される。目の前の人のために動いているのに、評価されるのは数字や肩書きばかり。そんな日々の中で、何度も自分に問いかけていました。


「自分は、本当は何がしたいんだろう?」


でも、その問いに、もう本気で答えられなくなっていました。

思い返せば、高校卒業のときに父と大喧嘩をしました。自分のやりたい道ではなく、「正しい道」を選ぶように言われたあの日から、僕は少しずつ、自分の声より「正しさ」を優先するようになっていったのだと思います。

やりたいことがなかったわけではありません。
でも当時の僕には、自分の本音を安心して出せる土台がありませんでした。
出しても届かない経験を重ねるうちに、気づけば自分で自分の声を消していたんです。

東日本大震災のあと、ボランティアの現場で出会った人たちは、その逆を生きていました。自分の人生をまっすぐに生きて、やりたいことに全力だった。そんな彼らに、何度も聞かれました。



「結局ともは、何がしたいの?」

その問いに、僕は答えられませんでした。



でも今振り返ると、仕事が変わっても、ずっと根っこにあったのは
「人の暮らしや人生を支えたい」という気持ちだったのだと思います。


最初に不動産賃貸の仕事をしていたときは、家という生活の土台に関わることで、目の前の人に喜ばれる実感がありました。
その後は、通信営業やスタッフ研修に10年以上関わり、人の成長や現場づくりに携わってきました。
震災後には、飲食店でやりたいことを形にして生きている人に出会い、「自分もこういう生き方がしたい」と思って、一度は飲食の道にも進みました。

その後、福島の自然の魅力を発信するキャンプ場を立ち上げようとしたこともありました。

でも、うまくいきませんでした。

今振り返ると、想いだけが先行してしまい、自分自身の未熟さや、事業として形にしていく力の足りなさもありました。その経験は、自分にとって本当に苦しいものでした。

その後、工場で働く時期もありました。福島に戻ってからは仕事がなかなか見つからず、100社以上受けた時期もありました。

それでも、その後は個人事業主として働きながら、キャリアアドバイザーとして就職支援にも関わるようになりました。人が「これからどう生きるか」を考える場に伴走し、その人の人生のサポートをすることに大きな意味を感じました。

そうしていろいろな経験を重ねる中で、少しずつ見えてきたものがありました。


僕が本当にやりたいのは、失敗してもまたやってみていい、本音を出しても大丈夫だと思える社会をつくることです。
一度つまずいたら終わりではなく、小さくても自分の声で動き出していい。そんな土壌を、特別なイベントではなく、日常の中から育てたいと思うようになりました。
そしてその先に目指したいのは、人が誰かの正解ではなく、自分の本音で意思決定できる社会です。

自分自身が、本音を出せる土台がないことで苦しんできたからこそ、それは個人だけの問題ではなく、町の中にそうした声を受け止める土壌があるかどうかの問題でもあるのだと感じるようになりました。

誰かのやりたいことが町の中で受け止められ、循環が生まれ、助け合いがある。そんな町なら、人はもっと自分らしく生きられるはずだと思いました。

その実感を、福島で、田村市で、日常の中から形にしたい。だから僕は決めました。もう一度、自分の本音で生きると。

今は福島県田村市で地域おこし協力隊として活動しながら、地域の人たちや仲間たちと、声が埋もれず、小さな挑戦が自然に生まれる場をつくろうとしています。

僕がつくりたいのは、うまくやれる人のための場所ではなく、まだうまく言えない人でも、自分の声を置いていい場所です。
YOHAKU食堂は、ただ食事をするだけの場所ではありません。否定されずに本音を置けて、失敗してもまたやってみていいと思えること。完璧な答えがなくても、ここにいていいと思えること。
本当に大切にしたいのは、誰かが自分の声で小さく動き出せることです。

「こんなことをやってみたい」
「本当はこう生きたい」


そんなまだ小さくて不確かな声を、否定せずに置いておける場所を、田村の日常の中につくりたいと思っています。


それが、僕がこの食堂を始める理由です。

僕がこの挑戦を最初に形にしたい場所として選んだのが、福島県田村市です。

理由は大きく2つあります。 ひとつは、ここにはまだ、人の声と小さな挑戦がつながる余白があると感じているから。 もうひとつは、僕自身がこの土地で暮らし、活動しながら、その可能性と課題の両方を実感してきたからです。

田村市は、震災や原発事故の影響、人口減少、コロナ禍を経て、人と人が自然につながる機会が少しずつ失われてきた地域でもあります。

大都市のように便利さや情報が揃っている場所ではありません。 でもその分、顔が見える距離の中で、人と人のつながりが生まれやすい場所でもあります。誰かの「やってみたい」が、ただの思いつきで終わらず、周りの人との関係の中で少しずつ形になっていく可能性が、田村にはまだ残っていると感じています。

そして、この町にはまだたくさんの余白があります。 空いている場所、まだ言葉になっていない想い、これから何かを始めようとしている人たち。すでに地域の中には、自分なりの余白を見つけて挑戦を始めている人たちもいます。

ただ正直に言うと、想いを持って動いても、それが一人の挑戦として孤立してしまう場面を感じることがあります。 何かを始めても、「やりたい人がやればいい」と見られてしまったり、応援の言葉はあっても、実際に一緒に動いたり支えたりするところまでは届かないことがある。

これは、田村だけの問題ではないと思っています。 今の社会では、やってみたいことや違和感を言葉にすることも、誰かの一歩に関わることも、少しずつ難しくなっているように感じます。

本来なら地域の希望になり得る挑戦が、一人の頑張りとして終わってしまう。 声に出した想いが、その場限りで消えてしまう。 そんな場面を、これまで何度も見てきました。

だから僕は、まず自分が暮らし、活動してきた田村市で、声や挑戦を受け止め、次につないでいく土壌をつくりたい。

声がその場で消えずに残り、一人の挑戦ではなく、みんなの挑戦として少しずつ支え合える仕組みをつくる。 YOHAKU食堂で実現したいのは、まさにそういう日常です。

「YOHAKU」という名前には、空いている場所という意味だけではなく、人の中にまだ言葉になっていない想いや、これから始まる可能性を大切にしたいという想いを込めています。

そして僕にとって福島は、ただ今住んでいる土地ではありません。 東日本大震災のあと、多くの人の生き方や挑戦に触れ、自分の人生を見つめ直すきっかけをもらった土地です。苦しい時期にも、この土地や人との出会いに何度も支えられてきました。

だから今度は、自分が返す番だと思っています。 それは派手な復興の言葉を掲げることではなく、福島の暮らしの中に、もう一度「やってみよう」と思える空気を育てることです。

僕は、復興とは建物や制度を整えることだけではないと思っています。 失われたものの大きさを抱えながらでも、人がもう一度、自分の声で一歩を踏み出せること。 その小さな挑戦が日常の中に増えていくこと。 それもまた、福島のこれからに必要なことだと思っています。

もし田村で、100人、500人、1,000人の小さな一歩が生まれていったら、町の空気は確実に変わっていくはずです。 YOHAKU食堂は、その最初の火種になりたいと思っています。

だから僕は、まず田村市から始めます。

今回、クラウドファンディングをやる理由は、単に開業資金を集めたいからではありません。

僕が本当にやりたいのは、YOHAKU食堂という一つの場所をつくることだけではなく、声や挑戦が一人で抱え込まれず、地域の中で受け止められていく流れをつくることです。

田村には、地域のために何かしたいと思っている人がいます。実際に挑戦している人もいます。でも、その想いや挑戦が地域の中で十分に受け止められず、一人の頑張りとして孤立してしまう場面を、僕は何度も見てきました。

それは、誰かの努力不足ではなく、声や挑戦を受け止め、次につないでいく土壌がまだ足りないからだと思っています。

僕自身も、これまで何度も思ってきました。

「どうせ自分には無理なんじゃないか」
「一度つまずいたら、もう終わりなんじゃないか」
「本音なんて言わない方が、楽なんじゃないか」

でも、そんな空気を次の世代に残したくありません。

僕が変えたいのは、
「どうせ無理」と諦めてしまう空気。
「失敗したら終わり」と思ってしまう空気。
「自分には関係ない」と距離を取ってしまう空気です。

だから必要なのは、ただ店をつくることではありません。

地域の中に、本音や違和感や「やってみたい」が安心して出せて、それが誰かに受け取られ、小さな挑戦として循環していく場をつくること。そして、その場を一緒に育て、関わり、支えてくれる人を増やすことです。

僕は、その最初の装置としてYOHAKU食堂を立ち上げたいと思っています。

今回のクラウドファンディングは、単なる資金集めではありません。

声が循環する場を、最初からみんなで立ち上げるための挑戦です。


なぜ300万円が必要なのか

今回のクラウドファンディングでは、300万円を目標にしています。

この300万円で、YOHAKU食堂のすべてが完成するわけではありません。

でも、開業後の最初の3か月で、
「声が出る」
「声が残る」
「声が見える形になる」
「誰かの一歩につながる」

という最初の循環を実際に動かすことができます。

正直に言えば、問いのボードやQR導線を置くだけなら、もっと少ない金額でもできるかもしれません。

でも、それだけでは声は循環しません。

大事なのは、声を残すことだけではなく、その声を受け取り、整理し、見える形にし、人と人をつなぎ、小さな一歩として動かしていくことです。

開業直後は、食堂としての営業を立ち上げるだけでも大きな力が必要です。仕入れ、営業、接客、片付け、広報、資金繰り。そこに追われるだけでは、YOHAKU食堂が本当にやりたい「声の循環」まで手が回らなくなってしまいます。

だから今回の300万円は、ただお店を開けるためのお金ではありません。

人が声を出せる空間を整え、声を残す仕組みをつくり、残った声を次の一歩につなげる運営を行い、支援してくれた人たちと一緒に、この場の最初の循環を育てていくための資金です。

ただ店を始めるだけなら、僕たちだけでも進められるかもしれません。でも、YOHAKU食堂は「みんなの声が残り、誰かの一歩につながる場」です。

だからこそ、最初から応援してくれる人と一緒に立ち上げたいと思っています。


資金の使い道

資金の使い道は、主に以下の通りです。

・声が出る空間づくり:約120万円
古材の活用、照明、カウンターまわり、掲示壁、店内のしつらえなど。人がほっとして、普段は言えない声を少し置いていける空間を整えます。

・声を残す仕組みづくり:約40万円
問いのボード、QR導線、投稿フォーム、掲示物、記録用備品など。ごはんの中でこぼれた声が、その場で消えずに残る仕組みをつくります。

・声の循環を立ち上げるための実証運営費:約60万円
これは、通常営業の売上をつくるための費用ではありません。店内に残された声を「書いて終わり」にせず、整理し、見える形にし、対話の場を開き、小さな一歩につなげるための運営費です。

内訳は以下を想定しています。
・翻訳会 / 一歩進む会の運営:約20万円
・声の整理、分類、掲示更新:約15万円
・小さな挑戦の調整、伴走、準備:約15万円
・支援者向け活動報告、記録作成:約10万円

・小さな挑戦の実験費:約30万円
店内に残った声から、小さな企画や地域での一歩を実際に動かすための費用です。材料費、会場費、備品、告知、記録などに使います。

・発信・記録・活動報告:約25万円
撮影、デザイン、印刷物、SNS素材、支援者向け活動報告など。この挑戦の進捗を見える形で届けます。

・予備費:約25万円
追加備品、価格変動、開業初期の不足対応に備えます。

合計:300万円


この資金で動かしたい「声の循環」

ごはんを囲む

 ↓

声がこぼれる

 ↓

問いのボード・QRで残る

 ↓

YOHAKU側が整理・見える化する

 ↓

翻訳会 / 一歩進む会で受け取る

 ↓

小さな挑戦が生まれる

 ↓

実施・記録・支援者へ報告する
ただ声を集めるのではなく、残った声を整理し、誰かの一歩につなげ、その過程を支援者の皆さんにも共有していきます。

YOHAKU食堂で目指している全体像は、下の図のような循環です。

食堂を入口に、人の声が残り、小さな挑戦が生まれ、地域の中で循環していくイメージです。


完成イメージとしては、古材を活用しながら、桑畑の木や、田村で生まれた声から形になった写真などを取り入れ、みんなの想いや小さな挑戦がゆるやかにつながっていく空間をつくっていきます。

この挑戦は、僕ひとりのものではありません。

料理を担うのは、後藤謙一(けんち)。場を支えるのは、小野鈴佳(おすず)。そして僕が、全体構想と仕組みづくり、発信や場の設計を担います。

菅野智教(とも)|株式会社RELIEF 代表/YOHAKU食堂 発起人

企画・全体設計・問いのボード運用・発信を担当します。
これまで、復興支援イベント、研修、飲食店やキャンプ場の立ち上げ、移住定住者向けツアー、副業人材のコーディネートなど、人が集まり、場が動き出す企画や場づくりに関わってきました。
YOHAKU食堂では、その経験を活かし、人の声が埋もれず、小さな挑戦につながっていく流れそのものを設計します。

後藤謙一(けんち)|料理責任者

はじめまして。料理・メニュー開発・現場運営を担当する後藤謙一です。

懐石料理の現場で13年ほど経験を積み、長く食の世界に向き合ってきました。これまでの中で、ランニングやトレイルランニングのエイド料理のように、誰かの挑戦を食で支える場にも関わってきました。

自分でもいつかお店をやってみたいという気持ちはありました。でも、思うように進まなかったこともあり、一人で何かを始める難しさも感じてきました。

そんなタイミングで、幼馴染のともからYOHAKU食堂の話をもらいました。「仲間となら、もう一度挑戦できるかもしれない」。そう思えたことが、僕がYOHAKU食堂に関わる大きなきっかけです。

YOHAKU食堂で目指したいのは、見た目で「おお」と驚かせる料理ではなく、食べた瞬間に「ああ、ほっとする」と感じてもらえる料理です。派手さよりも、体にすっと入って、少し力が抜けるような料理を届けたいと思っています。

料理を通して、人が安心して過ごせる土台をつくること。そして、誰かが自分の声を出したり、小さな一歩を踏み出したりできるような場を、仲間と一緒につくっていきます。


小野鈴佳(おすず)|サポート・運営補佐

皆さま、はじめまして。おすずです。

YOHAKU食堂では、接客や場の空気づくり、運営のサポートを担当します。普段は会社員をしながら、「大きな家族」のような関係性を大切にしています。

学生時代、孤独を感じたり、自分が何をしたいのか分からず悩んでいた時期がありました。そんな時に支えてくれたのは、何か特別なことをしてくれる人ではなく、ただそばにいてくれる大人たちの存在でした。

その経験から、人はひとりで頑張り続けるよりも、安心していられる関係性の中で少しずつ前に進めるのだと思うようになりました。

YOHAKU食堂には、血縁や肩書きを超えて、自然と支え合える「大きな家族」のようなつながりが生まれる可能性を感じています。世代も立場も違う人たちがふらっと集まり、話したり、ごはんを食べたりする中で、それぞれの居場所や役割、小さな挑戦が生まれていく。そんな場を一緒につくっていけることを、とても嬉しく思っています。

初めての方でも、ひとりで来た方でも、安心して過ごせるような空気を大切にしていきたいです。YOHAKU食堂で皆さまとお会いできる日を、楽しみにしています。


僕たち3人で、本気でこの場を立ち上げます。

でも、最初の応援があってこそ、この場は本当に動き出します。

だから、支援してくれるあなたにも、このチームの一員になってほしいと思っています。


YOHAKU食堂は、「支援する人」「運営する人」にきっぱり分かれる場所ではありません。

関わり方には、いろんな距離があります。

・まずは応援として見守る
・お気に入り登録で背中を押す
・SNSでシェアする
・食堂に足を運ぶ
・ボードに声を残す
・小さな一歩に参加する
・気になった声に反応してみる

ここでは、何か大きな責任を背負う必要はありません。ごはんを食べながら一言残すことも、誰かの声に反応してみることも、立派な関わり方です。

この挑戦は、僕たち3人だけでは成立しません。最初の応援やシェア、お気に入り登録が、この場の最初の空気をつくります。

クラウドファンディングでは、最初の1週間の動きがとても大切です。だからこそ、ご支援はもちろん、お気に入り登録やシェア、周りの方への声かけも本当に大きな力になります。

今回は、現地に来て関わりたい方、立ち上がりを近くで見守りたい方、遠方から応援したい方、企業として関わりたい方まで、それぞれの距離感で参加していただける返礼品をご用意しました。ご自身に合う形で、この挑戦に加わっていただけたら嬉しいです。

もし少しでも、「そんな場所があったらいい」と思ったなら、それは、あなたの中にもまだ消えていない声があるということだと思います。

やりたいことがある。気になっていることがある。本当はこうしたい、こう生きたいという気持ちがある。でも、忙しさや正しさや遠慮の中で、その声を飲み込んできたことが、きっと誰にでもあるはずです。

そしてそれは、田村の中でも同じだと思っています。想いを持って動いている人がいても、その声や挑戦が一人の頑張りとして孤立してしまうことがある。せっかくの声や一歩が、誰かに受け止められる前に、見えないまま消えてしまうことがある。僕は、そんな空気をこのままにしたくありません。

YOHAKU食堂でつくりたいのは、そんな声を飲み込まなくていい日常です。

派手な革命ではありません。でも、こういう日常の積み重ねこそが、地域の空気を少しずつ変えていくと僕は信じています。

YOHAKU食堂は、ただの飲食店ではありません。人の声が埋もれず、誰かの一歩につながっていく日常を、田村市に立ち上げる挑戦です。

あなたのご支援は、ひとつの食堂をつくるためだけのものではありません。声を飲み込まなくていい日常を、この地域に立ち上げる最初の一票です。

この挑戦を、ひとりの想いで終わらせたくありません。誰かの声が残り、誰かの一歩につながり、地域の中に小さな挑戦が巡っていく。そんな日常を、ここから本気でつくっていきたいと思っています。

だからどうか、この最初の一歩に力を貸してください。

ご支援はもちろん、お気に入り登録やシェアも、本当に大きな力になります。



誰かの声が、誰かの一歩につながる日常を。
田村から。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • 集まった支援金は、YOHAKU食堂の設備費・内装費に加え、声が出る空間づくり、問いのボードやQR導線などの仕組みづくり、声を整理し小さな挑戦につなげる運営費、活動報告・広報制作費に大切に使わせていただきます。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • 先週は、YOHAKU食堂の原点について書いてきました。なぜこの事業をやりたいと思ったのか。なぜ、人が自分の声を取り戻し、小さな挑戦が生まれる場所をつくりたいのか。その背景には、自分自身のこれまでの経験や、AMT、ローカルベンチャーラボでの学びがありました。今週はもう少し、なぜ福島で、なぜ田村市でこの事業を始めるのかについて書いていきたいと思います。僕が田村市に来る大きなきっかけになったのは、一般社団法人Switchとの出会いでした。Switchは、田村市を「未来と可能性が育まれる地域」にすることを目指し、地域の中にある気づきや課題、ニーズをもとに、人や資源、スキルをかけ合わせながら、新しい価値を生み出そうとしている団体です。その考え方に、僕は強く惹かれました。田舎には何もないのではなく、まだ形になっていない可能性がある。空き家も、自然も、人のつながりも、暮らしの中にある小さな違和感や願いも、見方を変えれば新しい仕事や挑戦の種になる。その考え方は、僕がずっと持っていた、「人が自分らしく生きられる社会をつくりたい」という想いと重なりました。だからこそ僕は、田村という場所に惹かれました。何か完成されたものがあるから来たというより、同じ方向を見ている人たちがいて、ここなら自分の想いを地域の中で形にしていけるかもしれないと感じたからです。その中でも、久保田さんとの出会いは大きなものでした。最初から明確な答えがあったわけではありません。空き家なのか、拠点なのか、場づくりなのか、仕事づくりなのか。自分の中でも言葉になりきっていない想いを、田村の現場に照らし合わせながら、何度も話させてもらいました。そのたびに、久保田さんはすぐに答えを出すというより、「それは田村でどうやるのか」「誰にとって必要なものなのか」「地域の中でどう接続するか」という視点を投げかけてくれました。その時間があったからこそ、僕の中で少しずつ整理されていったことがあります。最初、僕は空き家の利活用から考えていました。使われなくなった空き家を活かし、そこに人が集まり、新しい仕事や活動が生まれていく。そんな形ができないかと思っていました。でも、田村で時間を過ごし、地域の人たちと話し、自分の想いを何度も言葉にしていく中で、少しずつ気づいていきました。僕が本当にやりたいのは、空き家を活用することそのものではない。場所をつくることだけでもない。人の中にある「やってみたい」が、田舎でもちゃんと形になり、それが生業や小さな仕事として地域の中で循環していく流れをつくりたいのだと。そのための土台をつくりたいのだと分かってきました。田村は、すでに完成された成功事例がある場所ではないかもしれません。でも僕は、そこに可能性を感じています。まだ決まりきっていないからこそ、余白がある。これから何かを始められる余地がある。大都市のように何でも揃っているわけではないけれど、だからこそ、人と人の距離の近さや、空間の余白や、暮らしの中にある小さな声から、新しい動きが生まれる可能性がある。僕は、田村にその可能性を感じました。そして、空き家や拠点づくりを考え続けた先に見えてきたのが、YOHAKU食堂でした。食堂なら、まず人が来る理由があります。ごはんを食べるために来る。誰かと会うために来る。仕事帰りに少し立ち寄る。一人でも来られる。地域の人も、移住者も、外から来た人も、同じ食卓に座ることができる。空き家をただ再生するのではなく、そこに人が集まり、会話が生まれ、やってみたいことが少しずつ形になっていく。その入口として、食堂という形が一番自然なのではないかと思うようになりました。Switchが大切にしている、地域の中の気づきや課題、ニーズから価値を生み出していくという考え方は、YOHAKU食堂にもつながっています。誰かの小さな違和感。まだ言葉になっていない願い。地域の中にある困りごと。やってみたいけれど、一人では踏み出せないこと。そうしたものを、ただの個人のつぶやきで終わらせず、人や場所、資源とつなげていくことで、新しい価値や生業が生まれていく。僕は、その流れを食堂という日常の場所からつくりたいと思うようになりました。福島で始める理由は、僕自身が震災をきっかけに、たくさんの人との出会いによって生き方を変えてもらったからです。あの時、福島で出会った人たちの姿や言葉が、自分の人生を大きく変えてくれました。だから今度は、自分が福島で、人の人生が少し動き出すきっかけをつくりたいと思っています。田村で始める理由は、この地域にまだ、声と挑戦がつながる余白があると感じているからです。そして何より、ここで出会った人たちとの縁があったからです。一人では、ここまで形にできませんでした。話を聞いてくれる人がいて、問いを投げてくれる人がいて、時には厳しい視点をくれる人がいた。その積み重ねの中で、YOHAKU食堂は少しずつ形になってきました。何もないように見える田舎に、生業をつくる。地域の中にある気づきや課題、ニーズから、新しい価値を生み出していく。その考え方に惹かれて田村に来た自分が、今度はYOHAKU食堂を通じて、誰かの小さな「やってみたい」が生まれる場所をつくっていく。そんな一歩を、福島県田村市から始めたいと思っています。 もっと見る
  • YOHAKU食堂のクラウドファンディングを応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。公開から約1週間が経ちました。支援してくださった方、シェアしてくださった方、応援メッセージをくださった方、ページを読んで声をかけてくださった方。全く接点の無かった方々からも応援もメッセージや、ご支援を頂き本当にありがたい時間を過ごしています。正直に言うと、クラウドファンディングを始めてから、気持ちが揺れることもたくさんありました。支援が動く日もあれば、止まる日もある。ページを見てもらえているのか、不安になる日もある。どう伝えたらいいのか分からなくなる日もあります。特に僕の中で大きかったのは、「支援してください」と強く言うことへの違和感でした。もちろん、クラウドファンディングなので支援をお願いする必要はあります。でも、自分がやろうとしているYOHAKU食堂は、誰かを無理に動かすための場所ではありません。人の中にある声や小さな想いが、無理なくこぼれて、誰かとつながり、小さな一歩になっていく場所です。だからこそ、支援をお願いする言葉が、自分の中で少しでも「押し売り」のように感じると、どうしても苦しくなっていました。考えていなかったわけではありません。でも、考えれば考えるほど、自分の中で消化しきれず、うまく言葉にできない時間がありました。そんな中で、先日のたけちゃんの投稿を出してから、いろいろな方から声をいただきました。「武井さんとのオンラインが聞きたい!」「クラファンの最後の流れはどうやって持っていくの?」「こういうことをしてみたらいいんじゃないの?」「もっとクラファン期間中はチラシを持って、ちゃんと話せるようにした方がいいよ」「ちょっと分からないから、改めて説明してほしい」「支援したいけど、どの返礼品がいいの」いろいろな声をいただきました。その一つひとつを受け取りながら、最初は正直、少し戸惑いもありました。自分の中でまだ整理できていないことを聞かれると、うまく答えられない。「もっとこうした方がいい」と言われると、たしかにそうだと思う一方で、自分のやりたい空気とズレてしまうようにも感じる。でも、1日経って思いました。これこそ、僕がYOHAKU食堂でやりたいことなのかもしれない、と。誰かが声を出してくれる。それを僕が受け取る。そのまますぐに正解を出すのではなく、一度自分の中で感じてみる。違和感も含めて受け止める。そして、「じゃあ、何ならできるか?」を考える。そこから小さな一歩が見えてくる。これはまさに、YOHAKU食堂でつくりたい流れそのものだと思いました。そして実は、外からいただいた声だけではなく、チームの中でも少しずつ動きが生まれてきました。「これをやってみよう」「こうしたらいいんじゃないか」「自分はこれをやってみる」そんなふうに、誰かに言われて動くのではなく、それぞれが自分の中から動き出すような感覚が出てきています。これは僕にとって、本当に大きな実感でした。クラウドファンディング期間中だから、無理やり動いているというより、声が出て、それを誰かが受け取り、そこから次の小さな行動が生まれている。まさに、挑戦が巡り始めているように感じました。そして僕たち自身が、「ああ、これがYOHAKU食堂の日常なんだなぁ」と感じています。ごはんを囲む中で声が出る。その声を誰かが受け取る。そこから小さな行動が生まれる。また誰かが関わる。そんな循環が、開業前の今から少しずつ起き始めていることに、僕たち自身もワクワクしています。YOHAKU食堂でやりたいのは、誰かの声を集めて、こちらが一方的に活用することではありません。日常の中でこぼれた声が、そのまま消えていかず、誰かに受け取られ、人や場所とつながり、小さな一歩になっていくことです。今回、クラウドファンディングを通じて、僕自身がその流れを体験している気がします。支援してくださる人がいる。心配して声をかけてくれる人がいる。もっとこうしたらいいと伝えてくれる人がいる。分からないから説明してほしいと言ってくれる人がいる。一緒に考えてくれる人がいる。その声があることで、僕自身の中にも新しい問いが生まれています。どうしたら、支援のお願いではなく、YOHAKU食堂の未来を一緒に感じてもらえるのか。どうしたら、クラウドファンディングの最後を「追い込み」ではなく、「場がひらかれていく時間」にできるのか。どうしたら、開業前からすでにYOHAKU食堂らしい風景をつくれるのか。今、そのことを考えています。たとえば、クラウドファンディングの最終日に、YOHAKU食堂を1日だけ開いてみること。まだ完成前の場所ですが、未来の食堂を少しだけ先に味わう日。ごはんがあり、人が集まり、声が出て、音楽があり、桑畑なんとかできないかみんなで考えて、写真が残る。遠くから応援してくれている方ともオンラインでつながる。そんな時間をつくれないかと考えています。支援をお願いするためだけの場ではなく、「YOHAKU食堂ができたら、こんな時間が生まれるんだ」と、一緒に感じてもらう場にしたい。まだ具体的な詳細はこれから詰めていきます。でも、今回いろいろな声をいただいたことで、僕の中で少しずつ見えてきたことがあります。YOHAKU食堂は、僕たちだけで完成させるものではない。誰かの声を受け取りながら、少しずつ形になっていくものなのだと思います。クラウドファンディングは資金を集める期間でもあります。でも同時に、YOHAKU食堂がどんな日常をつくっていくのかを、僕たち自身が先に体感している期間でもあるのだと思います。数字だけを見ていると、不安になることもあります。でも、その裏側で、確かに声が届いている。その声によって、自分自身の考えも、チームの動きも、少しずつ変わってきている。これが、僕にとってのYOHAKUの実感です。誰かの声が届く。それを受け取る。そこから小さな一歩を考える。その積み重ねで、場が育っていく。YOHAKU食堂は、そんな場所にしていきたいです。まずはこのクラウドファンディング期間中も、焦りではなく、いただいた声を受け取りながら、一つずつ形にしていきます。 もっと見る
  • ローカルベンチャーラボの中で、特に大きな学びになったのが、南相馬・小高と秋田・五城目の事例でした。南相馬・小高については、ローカルベンチャーラボでメンターとして伴走してくださった和田さんから、震災後の地域でどのように挑戦が生まれ、事業が立ち上がってきたのかを学ばせていただきました。和田さんから伺った南相馬・小高の実践で印象的だったのは、震災という大きな出来事がありながらも、そこから地域の課題に向き合い、挑戦し続けてきた人たちがいたことです。特に印象に残っているのは、「100の課題から100のビジネスを生み出す」という考え方です。地域にある困りごとや違和感を、ただ問題として終わらせるのではなく、事業や挑戦のきっかけに変えていく。そして、それを一人の力で全部やるのではなく、地域おこし協力隊や移住者、若い挑戦者たちが、それぞれのやりたいことや得意なことを持ち寄りながら、地域の中で新しい仕事や活動をつくっていく。そこに強い学びがありました。南相馬・小高の話を聞いて、僕が特に印象に残っているのは、「飲食店をやりたいわけではなかった」という言葉です。お店をつくること自体が目的ではなく、帰ってくる人や、地域で暮らす人たちの選択肢をつくるために、必要な場や仕事を生み出していた。つまり、事業は単なる売上づくりではなく、人がその地域で生きていくための選択肢を増やすものでもあるのだと感じました。震災によって一度バラバラになったコミュニティが、課題を事業に変え、挑戦する人を受け入れ、また新しい人を呼び込んでいく。実際に南相馬を見た時、僕はとても活発な街だと感じました。震災があったから終わりではなく、震災があった場所だからこそ、そこから立ち上がり、挑戦を続ける人たちがいて、その挑戦が街の空気を少しずつ変えている。和田さんがよく話されている「3.5%が変われば社会は変わる」という言葉も、僕の中に強く残っています。全員を一気に変える必要はない。でも、地域の中で本気で動く人たちが少しずつ増えていけば、街の空気は変わっていく。南相馬・小高の実践から、そのことを学ばせてもらいました。もう一つ、大きな学びになったのが秋田・五城目の事例です。五城目で印象的だったのは、最初から大きな事業計画を立てて、上からプロジェクトを動かしていたわけではないということでした。朝市、廃校を活用したコワーキング、古民家の再生、温泉宿、教育、子どもの居場所。そうした一つひとつの動きは、暮らしの延長線上にあり、誰かの「やってみよう」や「面白そう」から少しずつ形になっていました。特に印象に残っているのは、遊び場を開くことで仲間が増え、その仲間が結果的に事業の仲間になっていったという話です。最初から「地域を変えよう」「大きな事業をつくろう」と構えるのではなく、まずは遊びや出会いの場をつくる。そこに人が集まり、関係性が生まれ、誰かが言い出しっぺになり、別の誰かが乗っかる。その積み重ねの中から、小さなプロジェクトが立ち上がっていく。この流れに、僕はとても惹かれました。ただ、五城目の学びで大切だったのは、「遊びだけで何となくうまくいっている」という話ではなかったことです。遊びから始まっているように見えて、その裏側には、ちゃんとお金の流れや運営の仕組み、地域の人たちとの関係性、役割分担がありました。みんなでお金を出し合い、売上を再投資する。会費で小さくお金を回す。宿のように事業として収益をつくる。必要なところでは出資や金融機関との関係も組み立てる。教育や子どもの居場所のように、すぐにはお金になりにくいけれど、地域の未来に欠かせないものも大切にする。つまり、五城目で起きていたのは、単なるイベントづくりではなく、関係性を起点に、暮らし・学び・仕事・お金の流れを少しずつ編み直していくような実践でした。僕が特に学びになったのは、偶発性をただ待つのではなく、偶発性が生まれやすい状態を意図的にデザインしていたことです。人が出会う余白をつくる。話しやすい雰囲気をつくる。遊びながら関係性を育てる。暮らしの延長線上に、挑戦の入口を置いておく。小さく始まった動きを、必要に応じて事業や仕組みにしていく。この考え方は、YOHAKU食堂にもそのままつながっています。南相馬・小高から学んだのは、地域の課題や違和感を、事業や挑戦の種に変えていくこと。五城目から学んだのは、遊びや関係性の中から小さなプロジェクトが生まれ、それを暮らしやお金の流れにつなげていくこと。そしてローカルベンチャーラボで整理されたのは、外から地域に何かを持ち込むのではなく、地域の中にすでにある声や可能性を見えるようにし、それを人や場所や仕組みにつなげていくことでした。この学びを通じて感じたのは、これからの地域には、行政だけでも、民間事業者だけでも拾いきれない小さな声を受け止め、地域の中で小さな実践につなげていく現場機能が必要だということです。YOHAKU食堂でやりたいことは、まさにその機能を、田村の現場で実装していくことです。田村にも、すでにたくさんの声があります。何かやってみたい。地域に関わりたい。でも、どう動けばいいか分からない。一人では踏み出せない。誰に相談したらいいか分からない。自分の小さな違和感やアイデアが、仕事や活動になるとは思えていない。そうした声が、日常の中で消えていかず、ちゃんと誰かに受け取られ、人や場所とつながり、小さな一歩になっていく。その流れを、食堂という日常の場所からつくっていきたいと思っています。だからYOHAKU食堂は、飲食店としての売上も大切にしながら、同時に、地域の人、移住者、関係人口、事業者が自然に交わり、小さなプロジェクトが生まれる入口として育てていきたい場所です。食堂という日常の場だからこそ、構えずに人が集まり、声が出て、つながり、小さな動きが生まれていく。その流れを田村でつくっていきたいと思っています。これは、僕個人がやりたいことを地域に押し込むためのものではありません。田村の中にすでにある声や可能性を、日常の中で拾い、必要な人や場所につなぎ、小さな実践に変えていくための現場づくりです。市の中長期的な課題である人口減少、移住定住、関係人口づくり、地域の担い手づくりに対しても、行政だけでは拾いきれない日常の声を、民間の現場から拾い、地域プロジェクトにつなげていくことで貢献できる部分があるのではないかと考えています。ローカルベンチャーラボで学んだこと。南相馬・小高の実践をもとに、メンターの和田さんから受け取った視点。秋田・五城目の事例から学んだ、遊びと関係性からプロジェクトが生まれる流れ。そして田村で日々感じている現場のリアル。それらを、学びのままで終わらせず、田村の中で形にしていく。YOHAKU食堂は、そのための一歩です。地域の課題や小さな声を、諦めではなく挑戦の種に変えていく。その実践を、田村の食堂から始めていきます。 もっと見る

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