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社会問題と向き合う人のクラウドファンディング

メンヘラ.jp サポーターズクラブ

パトロン数
16人

このプロジェクトは、コミュニティ方式(定額課金制)です。
選択した金額で毎月パトロンになり、毎月集まった金額がファンディングされます。

メンタルヘルスの問題は、ひとを孤独にする。孤独は苦しみに、そして死に結びついている。そんな「メンヘラの孤立」と向き合うためのつながり作りメディア「メンヘラ.jp」を一緒に創っていく仲間を募集しています。

苦痛の日々/鬼子

※以下の文章は2019年12月3日に書かれたものです。現在はもう少し回復しています。回復したからこそ公開できたみたいな感じです…。


サポーターのみなさま。メンヘラ.jp編集長の小山晃弘です。

最後の「活動報告」から5ヵ月もの時間が流れてしまいました。

本来、隔週で更新する予定だった活動報告がこんなに滞ってしまったのは、ひとえに本稿の主筆である私小山の責任です。パトロンのみなさまに、この場を借りて、心よりお詫び申し上げます。

この5ヵ月。

メンヘラ.jpには本当に色々なことがありました。

本稿は、メンヘラ.jpの現状、それと深く関係する小山の健康問題について、みなさまにご報告させて頂ければと思います…。


【炎症性腸疾患の再燃】

簡単に言うと、小山の持病である潰瘍性大腸炎が再燃しました。

元々何年も前から患っている病気であり、薬によるコントロールにギリギリ成功していたのですが、今年3月ごろから少しずつ病状が悪化し始めました。

それまで鳴りを潜めていた諸症状…。大腸からの大量出血、激しい腹痛、大量出血による貧血、食欲の減退、排便困難。それらの症状が3月から再燃しはじめ、6月からはさらに悪化し、8月以降は日常生活を維持することも難しいレベルにまで悪化しました。

十分に食事を採ることすら難しい状況で、体重は今年3月から12月までの9ヵ月で約20kg減少しました。基本的に食べるのが好きな性格なので「腹が減っているのに食べたくない」という状況が連日続く状況は極めてきついものがあります。

固形物を口にする気力が湧かず、最低限必要な栄養素を採るためにウィダーインゼリーやプロテイン粉末や野菜ジュースに頼り続けました。体調の良い日は努力してまともな食事を採るのですが、「まともな食事」を採れる機会は8月以降少しずつ減っていきました。

また連日の大量出血は貧血を引き起こし、双極性障害の抑うつ状態と合わさって、ベットから一歩も出られない日々が続きました。この時期は動かない身体を丸めつつ、ひたすらスマホに依存していました。スクリーンタイムによれば、1日の平均スマホ利用時間は12時間を越えていました。完全に中毒です。しかし、布団の中ではスマホ以外にできることがない。スマホすらできない時もあります。自分が無価値で、何の役にも立たない、社会のゴミだと感じてしまうときは、スマホを手に取ることすらできなくなりました。そういう時はひたすら目をつぶって、頭の中に流れる雑音を聞いていました。雑音にうんざりすると、ゆっくりと呼吸をして、自分の呼吸に全ての意識を集中することを繰り返していました。他に何もやれることがないからです。


【苦痛の日々】

大腸からの出血と腹部の激痛、それに日に日に悪化し続ける精神疾患の諸症状に悩まされながら、その日その日をなんとか生き延びているというのが正直な現状です。主に障害年金と木っ端仕事によって生活を支えています。
現在、自分は潰瘍性大腸炎において選択可能なほぼ全ての治療オプションを使い切っており、このまま症状が悪化し続けるようだと、大腸全摘出という治療オプションを選択する必要があるようです。

これは大腸を全て切除しストーマ(人工肛門)を取り付けるという極めて侵襲性の高い選択肢で、自分としては現在服用している免疫抑制剤が寛解導入を果たしてくれればと期待しています。

とにかく、毎日感じるのは、痛みです。痛い。その感覚に日常が支配されています。なぜこんなに痛いのか。急な腹痛が生じてトイレで突如神に祈る。そんな経験がみなさんにもおありかなと思うのですが、あのような痛みが毎日繰り返し繰り返し起こるというのが自分の現状です。

たまに身体が軽いときは、少し多めに鎮痛剤を飲み、外に出たり、人と会います。一昨日、昨日、今日と奇跡的に体調が良い日々が続いています。今の力を振り絞れば、ずっと気にかけ続けていたサポーターのみなさまへの現状のご報告ができるのではないかと考え、今回筆を取りました。

淡々としたご報告にしようと考えていたのですが、どうも読み返すとかなりどろどろとした文章になってしまったようです。すいません…。


【メンヘラ.jp】

このような闘病生活の中で「自分はメンヘラ.jpを手放すべきではないか」と考えたことが幾度もありました。今の自分では、ユーザーのみなさまの期待に十分に応えられません。「送られた読者投稿をしっかりと読み、編集し、掲載する」という最低限のことすらできていないのが現状です。

友人で、本会のサポーターでもあるYさんが心配してお見舞いに来てくれたとき、自分はそんな思いのたけを感情に任せて吐き出しました。夜の公園で、自分はかなりみっともなく感情をまき散らしたと思います。メンタルヘルスの当事者であり、また同時に専門職でもある彼は、静かに自分の感情を受け止めてくれました。そして静かに、彼の考えていることを伝えてくれました。

Yさんが何を伝えてくれたのかは、自分の胸の中だけにそっとしまっておこうと思います。彼は本当に色々なことを伝えてくれました。そして僕も、色々なことを考えました。そうして幾日かが過ぎた今日、この日、少なくとも今は、メンヘラ.jpというプロジェクトを、誰かの手に任せることなく、自分の手で続けていこうと考えています。

しかしそれは、自分ひとりの力ではできない、誰かに助けてもらわなければ出来ないことだとも痛感しています。何もかもを背負おうとして、潰れてしまった。誰かに助けを求めることが、なかなかできなかった。

どうすれば適切にSOSを出せるのか。どんなSOSを出せばいいのか。最近は、そんなことをずっと考えています。

メンヘラ.jpのことは、好きです。いや、嫌いです。いや、どっちでもない。なんだろう。すごく複雑な気持ちを抱いています。我が子のようだと思います。しかし自分の子ではなく、他人様の子供を預かっているような気もします。

それは自分が世に生み出してしまった、鬼子のようなものなのかもしれません。鬼子とは、親と全く似ていない子供を指す日本の古い言葉です。

メンヘラ.jpを通じて得た、楽しい思い出もあります。感動した思い出も、喜んだ思い出も、感謝した思い出も、たくさんあります。それと同じくらい、悲しんだ思い出や、怒りを抱いた思い出や、絶望を抱いた思い出もあります。

しかしどうやら、このわんぱく坊主は、僕ひとりで扶養するには少々大きくなりすぎてしまったようです。

この子を生かすために、自分はどうすればいいんだろうか。

心身の健康を養いつつ、そんなことを少しずつ考えていければと考えています。