自己紹介
はじめまして。Gather株式会社の高比良と申します。私はもともと、慶應義塾大学にて設計×AIの領域の研究を行っており、今はお出かけAIサービス「お出かけiino」を開発しているスタートアップを立ち上げています。2002年生まれです。
「お出かけiino」は、飲食店・観光地・体験施設など、一人ひとりに合ったお出かけ先をAIで提案する、パーソナライズAIアシスタントアプリです。SNSや検索で大量の情報に触れられる時代になった一方で、「自分に本当に合う場所」や「今の気分に合う体験」を見つけることは、まだ簡単ではありません。これを解消しよう、自分にぴったりのお出かけ先にワンタッチで出会えるようにしよう、そういった思いで作りました。
そして何より、日本中、世界中にある、隠れた地域の魅力を、もっと届きやすくしたい。その思いから、取り組んでいます。
私自身、福岡で生まれ育ちました。大学生になったときに上京して驚いたのは、東京の友人たちが福岡を訪れても、ソーシャルメディアで話題になっている定番の観光地ばかりを巡り、地元の人なら誰でも知っているような魅力に触れずに帰っていることでした。
めんたい重や糸島の海も、もちろん福岡の魅力です。ただ、私にとっての福岡には、水炊きやホルモン、長浜ラーメンのように、その土地で暮らす人の日常に根づいた魅力がたくさんあります。
そうした地域の魅力が、まだ本当に届いてほしい人に届いていない。いちばん届きやすい情報がソーシャルメディアだから、ソーシャルメディアで見かけたお出かけ先にしか行かない。それが結果として、地域に長く根付いた地域の魅力が、その地域の外の人に伝わらない。結果として、地域経済に取り残しが生まれてしまっている。私は、そのことをとてももったいないと、強く感じます。
私はこの事業を通じて、たくさんの実店舗を経営されている方のお話を伺ってきました。何度も現場に立ち、実店舗集客の実情を見てきました。そこには、たくさんの隠れた魅力が、情熱が、文化がありました。そんな一面を、もっと広めたい。国内外から訪れたたくさんの人に知ってほしい。
私たちは、AIを活用して、人とまち、人と場所のより良い出会いを増やすことを目指しています。
これまで日本国内で、観光・飲食・地域事業者の方々へのヒアリングや、プロダクト開発、ユーザー検証に取り組んできました。今回、事業をさらに前に進めるため、ニューヨークで開催されるTech Week 2026 (およびその前後: 1~2週間程度) に参加し、米国のスタートアップ最前線を直接学びに行きたいと考えています。また、現地の投資家や同様の起業家との交流を通じて、現地展開やグローバル志向への転換を視野に入れています。

このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、2026年6月1日〜7日にニューヨークで開催されるTech Week 2026に参加するための渡航費・滞在費・現地活動費を集めたいと考えています。Tech Weekは、ニューヨーク各地でスタートアップ、投資家、企業、起業家コミュニティによる多数のイベントが開催される一週間です。
今回の渡航で実現したいことは、大きく3つあります。
1つ目は、米国のAIスタートアップ、特にAIエージェントやtoC AIプロダクトの現地感を学ぶことです。日本から情報を追うだけではわからない、起業家の熱量、投資家の関心、ユーザー体験の作り方、グロースの考え方を現地で吸収したいと考えています。
2つ目は、スタートアップ支援の環境やネットワークに触れることです。NY Tech Weekには、創業者、VC、スタートアップ支援者、企業関係者が多く集まります。自分自身もその場に身を置き、日本発の若いスタートアップとして、どのように世界と接続できるのかを探りたいです。実際に現地ではピッチイベント等への登壇も行います。
画像は日本でピッチを行った際のもの
3つ目は、現地で得た学びを日本に持ち帰ることです。単なる渡航で終わらせるのではなく、帰国後にはレポートや活動報告を通じて、支援してくださった方々に学びを還元します。AIプロダクト、toCスタートアップ、米国の起業家コミュニティに関する知見を、今後の事業と日本のスタートアップコミュニティに活かしていきます。私自身、これまでにはUniversity of Californiaに留学した経験があり、現地のコミュニティに入り込む重要性について、深く実感しております。今回は、自分自身、そして今後同じようにグローバルに挑戦したいという仲間たちのためにも、信頼できる仲間を現地で見つけることを目的としています。
University of California留学時の様子
プロジェクト立ち上げの背景
私はもともと、理系の大学生としてエンジニアリングを学びつつ、立ち上げ期のベンチャーでエンジニアとして働いてきました。普通の大学生として過ごしていた。
大学3年のとき、シリコンバレーに行きました。そこで目にしたのは、自分と同世代の学生たちが、次のGoogleになるような会社を本気で立ち上げようとしている姿でした。学んでいるテクノロジーを、すぐに社会に実装しようとする姿勢に、そのスケールの大きさに、当時の自分はひどく感銘を受けた。
日本の大学生は、遊ぶもの、就活を頑張るもの。自分にもそういうイメージがあった。でもシリコンバレーには、テクノロジーで社会を変えることに全力で向き合っている同世代がいた。技術と社会の距離が、日本とは全く違っていました。
日本には「経営は経営者がやるもの、技術者は技術だけやるもの」という空気がどこかにある。でもシリコンバレーでは、技術者自身が課題を見つけ、プロダクトを作り、事業を立ち上げていた。ここ10〜20年、そうしたボトムアップの文化から、世界を変えるエコシステムが生まれてきたことを、現地で肌で感じました。
自分もやりたい。そう思って、大学時代にインドネシアでAIプロダクトをリリースした。現地の新聞に載るところまではいけた。シリコンバレーの世界一のアクセラレーター・Y Combinatorにも3回出した(そして落ちた)。でも、正直に言えば、事業づくりの基礎が全くできていなかった。技術でプロダクトを作ることはできても、本当にニーズに合うものを作る力が足りなかった。
だから、まずは日本国内で、顧客と徹底的に向き合うことに決めました。
卒業してからの2年間、実店舗の魅力を発見する支援に取り組んできました。飲食店や観光地、体験施設。一つひとつの現場に足を運び、事業者の方々が何に困っているのか、どんな情報の届け方をすれば届くのかを、地道に学んできました。その中で生まれたのが、お出かけAI「お出かけiino」です。
そして今、LLMの急速な進化とともに、AIプロダクトの領域では次々と新しい事業機会が生まれています。特に米国では、AIエージェント、コンシューマーAI、パーソナライズといった領域で、日本からニュースを読むだけでは掴みきれない変化が起きているのだと思います。
インドネシアで学んだことがあります。現地に行かないと見えないものがある。シリコンバレーで学んだことがあります。世界の温度感に触れないと、自分の視野が閉じていく。
だから今回、NY Tech Weekに飛び込みます。
最近の物価高もあり、目標額が小さくないことも分かっています。それでも、生きている間に、グローバルに通用するTech Startupを作りたい。また日本から、世界に誇れる「ものづくり」をやりたい。でも、それは一人ではやることができない。そんな思いから、クラウドファンディングを立ち上げました。
インドネシアでサービスをローンチした時のチーム。シリコンバレーに憧れて、多様なバックグラウンドを持ったメンバーで取り組んだ。
現在の準備状況
現在、Tech Week 2026への参加に向けて、以下の準備を進めています。
まず、Tech Week期間中に開催されるイベント情報を確認し、AI、toCスタートアップ、VC、スタートアップ支援、コミュニティ形成に関係するイベントを中心に参加候補を整理しています。現地にいらっしゃる先輩の方々、友人の方々に、すでにたくさんご支援を頂いております。本当にありがとうございます。
また、現地で会いたい起業家、投資家、スタートアップ関係者への連絡準備も進めています。単にイベントに参加するだけでなく、事前に関心テーマを整理し、現地でできるだけ多くの学びと接点を得られるように準備しています。
あわせて、帰国後に支援者の皆さまへ共有するレポートの構成も検討しています。現地で見たこと、聞いたこと、感じたことを、単なる感想ではなく、日本のスタートアップやAIプロダクト開発に活かせる示唆としてまとめる予定です。
リターンについて
大前提、今回のご支援に繋がらなかった方々も、いつもご応援頂き有難うございます。コメントだけでも励みになります。
今回ご支援いただいた方々には、ささやかながら、以下のようなリターンをご用意させて頂きました。自分の力が及ぶ範囲にはなりますが、真摯にお返しさせて頂こうと思っております。
🙌 5,000円|お礼のメッセージ
お礼のメッセージ + 軽く現地の様子のご報告をさせて頂きます。
📝 10,000円|支援者さまのお名前を掲載させて頂きます
上記に加えて、
- - CAMPFIREプロジェクトページ
- - 活動報告レポート
- - 私個人のX
にて、支援者さまのお名前を掲載させていただきます。ご希望に応じて、ご支援額・ご所属の公開も可能です。
📖 30,000円|米国スタートアップの現地レポートプランをご提供させて頂きます
NY Tech Week 2026で得た一次情報をまとめた現地レポート(A4 10ページ程度・PDFを想定)をお届けします。
レポートに含まれる内容:
- 現地で参加したイベントの記録
- 出会った起業家・投資家・スタートアップ関係者との会話
- 米国 AI / toC スタートアップの空気感
- 日本発スタートアップに持ち帰れる学び
- 現地写真・活動ログ
活動報告ページにお名前・ご所属も掲載させていただきます。2026年7月末までにメールにてお届け予定です。
AIやスタートアップに関心があり、現地の一次情報に触れたい方でも、この業界とは関わりがない方でも楽しめるような内容になるよう心がけますので、ご支援頂けますと嬉しいです。
🎯 150,000円|(スタートアップ関係者様向け) 現地の状況をしっかり知られたい方へ
VC、先輩起業家、スタートアップ支援者の方向けのプランです。渡航前 / 途中にオンラインでヒアリングをさせて頂き、そのテーマに合わせて現地の情報(あくまで期間内にリーチ可能であった範囲になりますが)を後日ご提供させて下さい。ネットワークへのリーチなどの確約は出来かねますが、今回機会を頂いたご縁として、最大限柔軟にご対応させて頂ければと思います。バリューが出やすい一次情報(現地起業家などから伺ったお話ベース etc.)を元にお話しできればなと思います。
含まれるもの:
- 渡航前オンラインヒアリング(60分)
- 関心テーマに基づく調査論点の整理
- 帰国後オンラインブリーフィング(90分)
- 支援者さま向け個別メモ(PDF 2ページ程度)
- 現地滞在中のチャット共有(LINE / Facebook・必要に応じて)
- 共通レポート・現地写真・活動ログ・お名前掲載
想定テーマ例:
- - toC AIプロダクトのグロース・課金・継続の考え方
- - 現地スタートアップ実務におけるAI活用の実態
- - 現地スタートアップの中で話題のコミュニティ、話題の情報ソース
- - 現地のスタートアップ支援のエコシステム
2026年7〜8月に、個別日程調整のうえ実施します。万が一、アウトプットの品質の期待値にズレがありそうだな、と感じた場合は、事前ヒアリングの際にお話しさせて頂きますのでご安心下さい(募集期間内ですとキャンセルも可能ですので、早めに事前のお話しさせて頂けますと助かります)。
スケジュール
- 2026年5月 クラウドファンディング開始
- 2026年5月下旬 NY Tech Week参加イベント・スケジュールの整理
- 2026年5月下旬 渡航前ヒアリング実施
- 2026年6月1日〜7日 NY Tech Week 2026参加
- 2026年6月中旬 帰国後の活動報告作成開始
- 2026年6月下旬〜7月 現地レポート作成・共有
- 2026年7月 VC・起業家向けブリーフィング実施
- 2026年7月末まで 各リターンの履行完了予定
最後に
私はまだ未熟な起業家です。足りないものだらけです。それでも、どうしても手放せない思いがあります。
日本から、世界に届くものづくりがしたい。
40年前、日本はものづくり大国でした。ウォークマンが世界の音楽の聴き方を変え、自動車が世界中の道を走り、家電が世界の暮らしを支えていた。セガや任天堂が、世界中の子どもたちを夢中にさせていた。日本のものづくりには、確かに希望があった。
でも、この20年で何が起きたか。家電メーカーは縮小し、自動車メーカーも苦しい局面に立たされている。コンピューターとインターネットの時代に、日本から世界を変えるプロダクトはどれだけ生まれただろうか。世界の棚から、日本のものが少しずつ消えている。
ものづくりを再び、盛り上げること。これは、資源のないこの国が、縮小する経済の中で前進する一つの大きな手段だと思います。
私がやっていることは、その巨大な課題に比べればあまりに小さい。私たちが今やっている、お出かけAI「iino」は、まだ小さなプロダクトです。もしかしたら、大間違いを犯しているかもしれない。
それでも、信じて前に進みたい。福岡で育ち、インドネシアで挫折し、東京で顧客と向き合い、ここまで来ました。次はニューヨークで、世界の最前線に自分をぶつけてきます。
この挑戦を、一緒に見届けてもらえたら嬉しいです!




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