2018/11/30 00:46

こんにちは!
こども六法プロジェクトのプロデュースをしております、
小川凜一と申します。


先日も報告させていただきましたが、
改めまして、こども六法に1,796,000円ものご支援、
誠にありがとうございました。


今回CMを作らせていただくにあたって、
現状への問題意識を強く感じてもらいたいと、
あえて過激な表現を用いることにしました。
皆様に受け入れていただけるか
正直不安で不安で仕方なかったのですが、
こうして目標達成、出版まで決まり、
少しでもその助けになれたかなと
胸をなでおろすばかりです。
重ねて、感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて!
こども六法プロジェクトは、いよいよ出版のフェーズに入りました。
弘文堂様のバックアップのもと進めていますが、
『こども向けの法律書』というのは、前例のない挑戦。
毎週集まり、様々な本を参考にしながら
『法知識を学び、様々な場面で身を守る手段を知ること』
そして
『こどもが手に取りやすく、読み進めたくなること』
を軸に、本の構成を考えています。


その考えているメンバーというのも、また独特です。
中学生で六法全書と出会った法律オタクの著者、
出版社弘文堂の恐ろしく頭が切れる上に優しい敏腕編集者、
レイアウト作成のみならず出版全体の進行や調整までこなすデザイナー
そして僕、小中高の教員免許を持つ広告代理のプランナーです。


この四人を軸に、様々なプロフェッショナルと協力しながら
本の制作を進めているのですが、
面白いのは、この四人、2対2で、
きっちり法知識のあるなしが分かれているところです。


片方が、専門的な法知識をもとにこどもに関係の深い法を厳選していく中、
もう片方は、六法全書の
『六法』(憲法、民法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法)を
全てあげることも出来なかったのです。


しかし、これが逆に、功を奏しているのかもしれません。


法律って、僕らの身の回りを取り巻いているもので、
いつもその中で生活しているはずなのに、
意外と馴染みの薄いものです。


『ものを盗んではいけません』というのは知っていても
『形のない「電気」も盗んではいけない「もの」に含まれている』
なんて、「言われてみればそうかも・・・」とは思っても、
普段あまり意識をしていませんでした。


法に詳しい人と、普段意識しない人の間には、
意識にかなり大きなズレがあります。


こどもに限らず大人も含めて、
その意識のズレの橋渡しになるものが、
『こども六法』になるんじゃないかなと思っています。


六法全書というのは、大人が読んでもかなり難解です。


法に詳しくない人の目線で見てもわかりやすく、面白く、
かつ、法の知識をあらゆる人に届ける。


これを実現するためには、法に詳しい人の知識も、
法をあまり意識しない人の目線も必要です。


その意味で、現在の中心メンバーは、
日々お互いの意識のズレに驚きながらも、
それを埋める方法が、模索できる仲間です。

出版まで約一年。
お待たせはいたしますが、
精一杯良いものを作って参りますので、
引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。