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ウクライナの希望を紡ぐ絵本『ゆめのつばさ ムリーヤの物語』を出版したい!

ウクライナにロシアが侵攻した2022年2月。次々と報じられる衝撃的な惨状の中に世界最大の飛行機「ムリーヤ(Ан-225 Мрія)」の焼け落ちた姿がありました。ムリーヤとはウクライナ語で「夢」。ムリーヤはどんな夢を抱いて飛んだのか、絵本で伝えたい。いずれはその絵本をウクライナに届けたいのです。

現在の支援総額

509,000

63%

目標金額は800,000円

支援者数

26

募集終了まで残り

55

ウクライナの希望を紡ぐ絵本『ゆめのつばさ ムリーヤの物語』を出版したい!

現在の支援総額

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63%達成

あと 55

目標金額800,000

支援者数26

ウクライナにロシアが侵攻した2022年2月。次々と報じられる衝撃的な惨状の中に世界最大の飛行機「ムリーヤ(Ан-225 Мрія)」の焼け落ちた姿がありました。ムリーヤとはウクライナ語で「夢」。ムリーヤはどんな夢を抱いて飛んだのか、絵本で伝えたい。いずれはその絵本をウクライナに届けたいのです。

 ロシアのウクライナ侵攻が始まり、焼け落ちた「ムリーヤ」の映像を見た福地周子が『ゆめのつばさ』という物語を書きました。それを目にした坂元希美は、かなしいけれども希望ある未来を描くこの物語を絵本にしたいと企画を開始。旧知の版画家・高橋キョウシロウに作画を依頼しました。

 An-225 ムリーヤ(ウクライナ語: Ан-225 Мрія)は、旧ソ連のアントノフ設計局(現・ウクライナのANTK アントーノウ社)が開発した、6発エンジンの大型輸送機で、夢という意味の名前です。大きな荷物やたいへん重い貨物を運送し、東日本大震災の救援物資を運んできたこともあります。

photo by Larske

ムリーヤに荷物を積み込むところ photo by Miroslav.vajdic

 けれども、2022年にロシアがウクライナに侵攻したとき、アントノフ国際空港の戦闘でムリーヤは破壊されてしまいました。

 2000年以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に続いて、ウクライナが国連の常任理事であるロシアに攻撃されているというニュースに、恐怖に続いて無力感を覚えた福地はムリーヤの物語が絵本になればいいのに、とSNSに投稿しました。すると、小説家の村山早紀さんが福地の文章で読みたいと背中を押してくださったのです。

 そのリクエストに応えて、一日で書き上げたのが『ゆめのつばさ』という短編です。

Photo by KCSA, Oleksii Samsonov


 ムリーヤは、ウクライナ語で「夢」「理想」「願い」を表す言葉。この夢の翼に託された福地の夢を、高橋キョウシロウが絵で表現したのがこの絵本です。 

 ウクライナの人たちの「夢」、世界中の誰かの「夢」、そしてムリーヤの「夢」……。絵本『ゆめのつばさ ムリーヤの物語』をテイクオフしたい。坂元は古い友人が営む“ひとり出版社”の悠人書院に協力をもとめ、制作を開始しました。

 大人から子どもまで、世界中の人たちに手に取っていただける絵本を目指して、作者・画家・編集者・出版社がチームとなって取り組んでいます。


福地 周子:原作者、文・担当。
〈こころの相談室ねこのて〉代表、公認心理師(登録番号5849)、臨床心理士(登録番号14927)。橿日会かしい心療クリニック勤務。著書に『心理支援のための書く技術 心理職必携!事例に学ぶ記録の書き方と実践(共著)』(翔泳社、2026)がある。

高橋 キョウシロウ:絵・担当。
着物デザイナーを経て2002年より版画を始める。日産・童話と絵本のグランプリ優秀賞、大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ池田満寿夫奨励賞、西会津国際芸術村公募展西会津町長賞、イルフビエンナーレ・日本童画大賞で武井武雄生誕記念賞、南島原市セミナリヨ現代版画展南島原文化協会賞などを受賞。自費出版の絵本『ビビ・デ・ダンス』がある。

福岡貴善:出版担当。
中央公論新社にて雑誌・書籍編集・営業として勤務。退職後にフリーランスのライター、エディターに。長野県松本市で書籍編集・販売/自費出版を扱う悠人書院を営む。著書に『叛逆少女小説・金子文子の生』『キモいおじさんの文学史①ドストエフスキー』(ともに悠人書院)など。

坂元希美:企画・編集・クラファン担当。
作家アシスタントや業界専門誌、紙を経て、フリーのライターとしておもにWebメディアで幅広く取材、執筆中。著書に『人はなぜ特攻に感動するのか(共著)』(光文社、2026)。

 高騰している印刷代を支援していただくことで、〈印刷クオリティ〉も〈手に取りやすい価格〉も実現したいのです。絵本のほとんどがフルカラー印刷です。作画は版画家・髙橋キョウシロウによるコラージュで制作しており、カラー印刷の技術が確かな会社に印刷工程をお願いすることにしました。

 しかし、昨今の世界情勢から印刷費用が高騰しています。2023年の見積もりでは1000部で100万円強でしたが、さらなる値上がりは確実です。作者や印刷会社に負担をかけないように事務作業の節約など工夫しつつ、一部2500円以下にしたい。

 そこで、印刷代を支援していただくと同時に、リターンとして絵本を手に取ってもらいたいと考えて、プロジェクトを立ち上げました。

ああ、やっと自由になったのね。
たくさんの鉄の雨が降ってきて、閉じ込められたまま燃えていくのはつらいことでした。
燃えるものがすべて燃えつきた時、ぷしゅーっとため息をつくような音がしました。

ムリーヤ。
彼女の名前は、ムリーヤと言います。
ウクライナという国の言葉で、夢という意味です。
素敵な名前でしょ?

 ******

 ムリーヤという飛行機のことを、絵本であるかのような小さな物語にしたのは、2022年の春のこと。飛行機と空港を愛する小説家である村山早紀さんがTwitterで、「どこかの国で、ムリーヤの生涯の絵本が出ないかなあ」とおっしゃったのをきっかけに、絵本をイメージしながら書いてみました。

 首都がいきなり空爆されているというニュース以降、ちっとも終わらない戦争がこんなにも長く続くなんて、あの時は予想もつきませんでした。その後も、ウクライナのみならず、ガザのジェノサイドやホルムズ海峡をめぐるイラン攻撃など、各地の「当たり前の日常」が壊され続けています。

 そんな悲しみに包まれた時に、ファンタジーの力をもう一度取り戻すことを、村山さんは私に教えてくれました。たとえ、現実のどうしようもないようなつらさに飲み込まれそうな時にも、一粒の想像の種から夢や喜びや希望を思い出すきっかけを作ることができます。

 このささやかな夢物語が、坂元さんの目に留まり、絵本にしようという話をいただいたときにはびっくりしました。キョウシロウさんが情感たっぷりで、想像を超える表現を見せてくれます。そして、福岡さんが本にしてくれることになりました。

 この本が傷ついたひとや悲しむひとのこころに光と風を届けることを願っています。どなたの魂も平安でありますように。地には平和がおとずれますように。祈りを込めて。

福地 周子

◆作画が完了しました!

◎現在、髙橋キョウシロウさんが全体のチェックと、表紙の文字を制作中。
◎9月中に印刷会社とミーティング、最終的な見積もりを出してもらいます。
◎11月中にクラウドファンディング終了。
◎12月上旬に印刷を完了して出版へ。
◎2027年1月から、リターンを発送いたします。

村山早紀さん(作家・児童文学作家) 

 なんだかうっかりして人里に迷いこんだ妖精のような、そんなひとだと思って います。賢くて優しくて、透明感のある笑みを浮かべるひとなのに、意外とおっちょこちょいで、何もないところで転んでしまいそうな。 

 最初にその存在に気づいたのは、ネット上のレビューでした。いつも拙著に知的でセンス良く、かつ愛情深い解釈をした上で、詩を綴るような美しい文体で、感想を寄せてくださる方がいたのです。 

 香桑、というその名前の漢字の並びにふと古の香の香りに触れたような錯覚がして、これはどういう方なのだろうかと想像し、思いを馳せたりしていました。 

 そのうちに、SNS上でふと巡り会いました。お名前が同じだったのと、ネット上で触れた言葉が、そうそうある知性とセンスではないので、おそるおそるもしかして、と訊ねてみたところ、まさに香桑の君でありました。 

 メッセージやリプライでやりとりするうちに、レビューからうかがえた知性と感性にプラスして、愛らしく優しい少女のようなキャラクターと、野生の猫のような強靱さを持ち合わせている女性なのだとわかってきて、面白いひとだなあ、と思っておりました。 

 猫やお茶や飛行機や、植物にアニメに漫画に、と好きなものがいくつも重なって、近所にいたらいくらでも話し込んだろうなあと思ったりしました。たぶん出会うべくして出会った年下の友人なのだろうと思います。――友人、という言葉で片付けるには、少し違う、もっと近く、もっと深い関係なのだと思いますが。 

 ムリーヤの物語について、彼女に書くことを勧めたのは、一度きちんと、彼女の文章とセンスで描かれた物語を読んでみたかったからです。間違いなく美しい童話ができあがってくるだろうとわかっていましたので。  

 完成した物語を見て、ほらやっぱり、と思いました。

 白い鳥のような大きな翼を持つ飛行機の魂は、絵本の中で再び蘇ります。優しく柔らかく羽ばたいて、世界を巡り、戦争で命を失ったひとびとや動物たちの魂をすくい上げながら、天空を駆けてゆきます。無残な死を遂げた魂たちは、彼女に抱かれて空を行くうちに傷が癒え、痛みから解放されてゆきます。 

 ムリーヤは、世界に優しいまなざしを向ける、香桑さん自身の魂なのだと思います。 

 ひとの身では、地上を離れることは出来ず、どんなに手を伸ばし広げても、世界中の傷や痛みを癒やすことは出来ない。けれどこの絵本の中で、彼女の想いはムリーヤとともに、世界を抱き、はるばるとはばたいているのです。

 物語は、いつもどこかで、書いたひとの祈りや歌となってゆきます。いつか未来に、地上からうたったひとがいなくなり、名前が忘れられる日が来ても、一度活字になった物語は、長く長く世界に残ってゆくのです。魂になった飛行機が、永遠に空を駆けるように。 


井上義和さん(教育社会学者)

 超大型長距離輸送機ムリーヤは崩壊直前の旧ソ連に生まれ、ウクライナを拠点に世界中で活躍してきました。本名An-225の「225」は当初の最大運搬能力225トンを表しています(その後250トン)。こんな飛行機はムリーヤの前にも後にも存在したことがありません。唯一無二の夢の輸送機でした。


 しかし2022年2月25日のロシア軍の攻撃により、この数字は奇しくもムリーヤの退役の日付になりました。だから「225」はウクライナの誇りと悲しみの数字なのです。世界から愛されたムリーヤが戦争で死んだ。私は大変やるせない思いでいましたが、本書『ゆめのつばさ』がムリーヤに命を吹き込んでくれました。

 超大型長距離輸送機ムリーヤは、戦闘で命を奪われた人びとはもちろん、戦車やミサイルで蹂躙された美しい自然や動物たちまでも一緒に乗せて飛び立ちます。でも、いったいどこに向けて? この先は読者に委ねられます。

 ムリーヤは祖国ウクライナに必ず戻って来る。私はそう思いたい。ムリーヤが運ぶ無数の命をつないでウクライナは再び立ち上がる。その帰還の日付は2月25日。「225」は誇りと悲しみに加えて再起の数字になります。

広野 真嗣さん(ノンフィクション作家)

 世界でいちばん大きな輸送機ムリーヤが破壊されたというニュースを見たのは、4年前のウクライナ侵攻が始まって間もないころです。

 国民の希望や誇りの象徴をひねりつぶしておくといった目的だったのでしょうか。国民の生存の急所を狙う原子力発電所への攻撃とは違って、キエフ制圧のついでにひねりつぶされたような感じを受けたように記憶しています。

 戦争を前に、人の暮らしも誇りも無力です。そんな現実に胸を痛め、ファンタジーの力で希望を描き残す試み――『ゆめのつばさ ムリーヤの物語』のクラファンが始めると聞いて、面白いと思いました。

 戦場に残された動物たちや傷ついた人たちも載せて空へ舞うムリーヤはノアの方舟? いやいや、ジブリの『天空の城ラピュタ』のイメージが浮かんだのは、日本人の優れたクリエーターの作品だからでしょうか。

 ラピュタの映画のロボット兵も、ムリーヤも、地上の生き物を愛でる優しさを備え、子供たちの未来を優しく見守ってくれます。軍事とも結びつく文明の結晶でありながら、平和への願いを体現しています。戦争の時代に希望を灯す福地さん、高橋さんのプロジェクトの成功が楽しみです。


大津秀一さん(緩和医療専門医)

 An-225ムリーヤはソビエト連邦が宇宙往還機「ブラン」を輸送するために開発された飛行機です。完成したのは一機のみ。成り立ちからして唯一無二の飛行機でした。ソ連が崩壊し一度はその存在意義を失いましたが、250トンも積載して飛べるという輸送能力から新たな役割を得ました。日本にもたびたび来ており、2011年にフランス政府のチャーターにより東日本大震災に際しての救援物資運搬のために飛来しています。

 そして2022年2月・・。絵本を通して私たちは、この航空機が辿った数奇な運命と、いま、そしてこれから乗せる「夢」を知ることができます。

 私たちは築くのには長い年月がかかるのに、失うのは一瞬です。その最たるものの一つが戦争です。破壊は一瞬ですが、再生には長い長い時間がかかります。

 絶望は容易に私たちの心を覆いつくしますが、希望を胸に歩み続けることは簡単なことではありません。しかしこの絵本は、読む人や次代を担う存在に、心の中にある翼は誰も奪うことができないこと、夢や希望はいつか再生につながりうることを、伝えてくれるものだと思います。

 この絵本が、喪失や絶望から再び人は歩き出せることについて考えるきっかけとなることを願っています。


ツキシンさん(配信音楽家 )

 戦争について、私は多くを語れるほどの知識を持っているわけではありません。

 ただ、世界最大の輸送機として多くの人に知られた「ムリーヤ」が、戦争によって失われたこと。そして、その存在や記憶を一冊の絵本として未来へ残そうとされていることには、大きな意味があると感じています。

 ニュースとして流れていく出来事も、絵本という形で残ることで、いつかそれを手にした子どもたちが「こんな飛行機があったんだ」「なぜ失われたんだろう」と考えるきっかけになるかもしれません。

 一冊の絵本から、知ること、感じること、そして平和について考えることへ。

 長い時間をかけて形になろうとしているこの作品が、多くの方の手に届くことを願っています。


佐藤さくらさん(ファンタジー小説家)

 災害や病気に苦しむ人々を助けるために何度も空を駆けた飛行機が、人の手によって無残にも破壊されたという事実は、何年経っても胸をえぐるようです。

 人の思いやりも、希望も、結局はすべて打ち砕かれて踏みにじられるのだ……最近のニュースを見ていると、日々、絶望感と無力感に苛まれます。

『ゆめのつばさ ムリーヤの物語』は、それでも思いやりや希望を持ちたいと思わせてくれる物語です。

 この思いやりにあふれる物語が、あたたかみのある絵と共に、紙の本という形となって、ひとりでも多くの人の手に届くことは、希望になると、平和への祈りになると思うのです。


上西充子さん(労働問題研究者)

愛された記憶を、愛した記憶を、絵本にまとめることによって、新たな人にその記憶がまた、手渡されていく。

その繋がりに、私も加わりたいと思いました。


 なるべく絵本を手に取っていただけるように、絵本付きのリターンを各種用意しました。

 絵本の中で使用された髙橋キョウシロウのコラージュ作品を使ったポストカード(2種)を、支援してくださった皆さまにお届けします。

ポストカードはこんなイメージ

 その他には数量限定のオリジナル版画作品絵本中の作品を原寸大でジークレー印刷(吹きつけによる高品質な印刷)したものなど、特別なリターンもご用意しております。

 クラファンの目標額を超えた場合は、その一部をNPO法人KRAIANYによる「ウクライナ負傷兵リハビリ支援」に寄付します。

 世界各地で戦争、紛争が続いています。その中で失われた人や生きもの、建築、芸術、文化……それらは、元に戻すことはできません。けれども、在りし日に思いを寄せ、喪ったかなしみを分かち、あたらしい明日をねがうことはできます。

絵本より(絵:高橋キョウシロウ)

 ウクライナの〈世界でいちばん、大きくて、重たくて、立派な飛行機〉ムリーヤの絵本で、そんな願いを届けたいと思っています。ぜひ、ご支援よろしくお願いいたします

2014年、ホストーメリ空港(アントノフ国際空港)に着陸するムリーヤ
(photo by Vasiliy Koba)


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 絵本の印刷および画材などの諸経費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • かつて東京国際空港(羽田空港)にのすぐ近くにある穴守稲荷神社は、航空安全を願う神社として有名です。そこで、 8/22(土)・23(日)に開催された〈献灯祭〉に行灯一基(3,000円)を献じて航空安全と世界の平和を祈念しました。 もっと見る

コメント

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  1. 2026/08/19 08:00

    初日から、20%達成したこと。驚きとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。


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