「童心を取り戻せ！」をテーマに制作中の「マエボン」元・任天堂デザイナー前田高志率いるクリエイティブ集団「前田デザイン室」による初の雑誌です。

マエボン1冊＋前田デザイン室アパレルデザイナーakaneによる童心くんぬいぐるみキーホルダー制作をご支援いただいた皆さまへ

2018/11/24 22:07

マエボン1冊＋前田デザイン室アパレルデザイナーakaneによる童心くんぬいぐるみキーホルダー制作をご支援いただいた皆さまへ

マエボンクラウドファンディングにてご支援いただいた皆さまへ

マエボンの発送はすべて完了し、すでにお手元に届いているかと思いますが、楽しんでいただいていますでしょうか？

前田デザイン室のakane（あかね）と申します。
私は今回のマエボンクラウドファンディングで、リターンの１つである「童心くんキーホルダー」を作らせていただきました。

今回は、その「童心くんキーホルダー」が生まれることになった経緯と、制作の様子をお伝えしようと思います。

私、実はマエボン制作には、直接関わっていないんですよね。

それは、技術的な不安もあったし、自分のスケジュールとの兼ね合いもあったし、でも結局のところは手を挙げる勇気がなかったんだと思います。

マエボンの打ち合わせチャットであるDiscordには登録させてもらっていたので、各紙面が出来上がっていく様子はタイムリーに眺めていました。メンバーの面白おかしいコメントは、それも１つのコンテンツになるくらい盛り上がりましたし、紙面デザインはアップするたび良くなっていく一方、途中まで進んでいたのに企画ごと考え直しになることもあったり・・・。

初めこそ「手を挙げられなかった」悔しさと、とはいえ「やっぱりできなかったからこれでよかったんだ」という諦めと、複雑な想いを抱えていたのですが、メンバーの茶目っ気と頑張りと熱量を、Discord越しにビシビシと感じるうちに、そんな気持ちはどこへやら。

「そんな自分が自分に向ける卑屈な気持ち、この際もうどうでもよくない？」

気が付いたらメンバー間のコメントに一緒に参加して楽しんでましたし、デザインが上がって、ライターさんによる文字入れが始まったころには、出来上がりを心待ちにするファンの１人になっていました。

8月末、ついにマエボンは無事完成し、今度は「マエボン販促プロジェクト」が立ち上がりました。

（最初にして最大の難関、お顔の刺しゅうからスタート）

スレが立ち上がると同時に、続々と参加表明のコメントが書き込まれていく様子を見て、私の中にある思いが沸々と湧いてくるのを感じました。

「そうか、マエボンメンバーの熱量を、今度は私がお客さまに伝える番だ・・・！」

販促プロジェクトに上がっているスレは出来るだけ目を通し、何ができるか、できそうなことがあったら、躊躇せず手を挙げるぞ！と使命感に似た何かをメラメラと内に秘めておりました。

そんな中、関戸さんの擬人化童心くんが生まれ、その可愛さに前田さんが「ぬいぐるみ欲しい」とコメントしたのを、私は見逃さなかった！「小さいのであれば、ぬいぐるみ作れますよ」とドキドキしながらコメントし、その晩すぐさま仮縫い。そうして童心くんぬいぐるみが誕生しました。

https://twitter.com/DESIGN_NASU/status/1051634348103847936

その経験を生かして、マエボンをご購入いただいた方へのリターン品として、「童心くんキーホルダー」を制作させていただくことになったのです。

（それからハートに裁断。すでにかなり童心くん）

（この日は前田さんのFacebook Liveを聞きながら縫ってた。実は縫う作業なんてあっという間。）

（ひっくり返すと、もうほぼ童心くん）

（綿を詰めます。専用の器具がないので、箸の太い側使ってます・・・笑）

私の本職はアパレルデザイナーなのですが、元々は自分でモノを作るのが好き。家族や友人に向けて洋服やバックなどを作っていたのですが、最近は日々の忙しさに負けて、あまりモノ作りができていませんでした。こんなかわいいキャラクターを縫う機会を与えてくれた前田デザイン室とメンバー、そして購入していただいたお客さまには心から感謝しております。これらのモノ作りの日々は、私に「やっぱり針と糸が好きだ！」という気持ちを思い出させてくれました。あー、楽しかったー！